設問175

職業として新しい職業2つめを作りたい。それは何? (アイドレスを作ろう)

  • 設問URL
  • 回答
大部品:復興政策 RD6 対応設問:165,167、168、162、178、ボーナス2つ、職業アイドレス、忍者強化

 部品:借り入れの返済猶予と物価監視
    わが国は現在債務超過の状態にある。この借り入れはいずれかならず返済するべきものであるが、今すぐに返す目途はないというのが実情である。先だって、わが国はアラタ氏とポー教授を帝国の大規模作戦に派遣した。この見返りとして、帝国友邦に借り入れの返済延期と、産業育成支援を依頼した。友邦の厚誼に応えるためにも、以下の手段で経済復興を成し遂げたい。なお、物不足から不当な商品価格つり上げが行われる可能性を鑑み、物価については随時調査を行い、必要があれば是正指導を行うものとする。

 部品:がれきの撤去と街の再建
    内戦によって多くの街にがれきの山ができてしまっている。まずはこれらを撤去し、街の機能を取り戻すための建設が必要である。新たに建設現場監督の職業アイドレスを作成し、彼らの指揮のもと街の復興を進めるものとする。なお、復興した街の治安維持には、街灯や監視カメラも適宜用いる。長らく治安維持に当たって頂いている僧兵諸氏は、段階的に本来の職務に戻って頂けるはずである。
 職業アイドレス:建設現場監督 http://kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_bbs/wforum.cgi?mode=read&no=85&reno=no&oya=85&page=0#85

 部品:食糧生産
    食糧生産についても、まだ充分とは言えない状態にある。とはいえ、輸出の可能性のあるバナナなど、産業育成の芽はすでに存在する。そこで、職業アイドレスとして農園経営者を新設する。まずは食糧の自給、そしてゆくゆくは外貨獲得につなげていきたいと考えている。がれきの撤去を含め、元兵士や飲む服排出に成功し懲役を終えた元捕虜などに、再就職の機会となればと思う。なお、安全性の確認が取れるまで、植物改良普及士の職業は停止とする。
職業アイドレス:農園経営者 http://kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_idressbbs/wforum.cgi?mode=read&no=25&reno=24&oya=19&page=0#25

 部品:コンベンション開催(ボーナス)
    内戦の終結と、新たな投資の呼び込みをアピールするため、湯城にて友邦の事業者を招いたコンベンションを開催したい。資金調達はもちろん、観光地としての温泉や猛虎の殿堂大神殿のアピールも兼ねたいと考える。来場者の当藩国内での消費にも期待したい。

 部品:汚染調査用忍者
    土場の工場跡地、そして首都・九江天啓府周辺は、現在なお汚染がひどい状況にある。これらの復興を睨んだ汚染源調査を行うため、内戦終結に多大な功績を挙げてくれた忍者諸氏向けの極地用装備を開発した。汚染の根本に世界の歪みが存在する可能性もあるため、忍者を中心とした調査チームを結成することとする。
 忍者アイドレス修正版:http://kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_bbs/wforum.cgi?mode=read&no=83&reno=78&oya=78&page=0#83

 部品:汚染原因特定後の対応(ボーナス)
    忍者による調査で汚染原因が特定できた場合、その対応を行いたい。当藩国の治癒僧侶、内戦時に協力くださった白魔法使い、また先日の儀式魔術で活躍した理力建築士、さらには帝国防疫研究所の力を借り、汚染源の封じ込め方法を協議し、可能な方法が見つかった場合はこれを実施することとする。

  • 関連質疑(敬称略)
はぐろ@蒼梧藩国
①新職業の適正評価値は9と考えてよろしいでしょうか
芝村裕吏
1 はい

  • 結果
※明確な回答結果がない設問は全文を載せています。

 さておき、蒼梧藩国である。
 そのころ平林藩王は、設定国民の有力者たちから笑顔で歓待を受けていた。独立回復パーティである。有力者たちは広く一般国民にも食料、酒を出し、国家行事として独立回復を喜んでいた。
有力者:「さすがは藩王様です。あんな解決法を思いつくとは……」
長老:「まったく、まったく。あの傭兵を保護するとか言い出した時は寿命が縮みましたが、さすが……」
有力者:「我が国最大の問題を共和国に押し付けてしまわれるとは、藩王様の助け合い精神は最高です。子供使いが居なくなったときはどれだけ痛快だったか」
 はははと有力者たちは笑顔になると、今度は自慢の娘たちを紹介し始めた。

設問177 上流域の人々が中流、下流域の人々を差別しはじめた。簡単には解消できそうもないがどうする?
 これに対して藩王は助け合い精神を呼びかけていた。国民たちはかつてさげすまれた恨みを忘れてはいなかったが、表面上は従った。
これにさかのぼること1年前、設問164 国の英雄となったアラタをどうしよう。政治的立場が強くなりすぎて危惧するものも多い。処刑すべきか。
に対して、断固たる口調でアラタを擁護した蒼梧藩国だが、その後うまくアラタを処分することに成功する。 国は一枚岩になった。
処分のやり方はこうである。船のない避難作戦にアラタを指揮官として送り込む。だけ。
 皆の予想する通りアラタは名前も知らぬ子を自分の代わりに船に置き、そのまま消息を絶った。国の英雄の英雄らしい最後に国民は悲しみ、そして誇らしげに業績をたたえた。
 共和国からも多大な感謝が寄せられ、蒼梧藩国は内政と外交、両方を成功させる。

 その後、戦後処理が続いた。
設問163 捕虜をどうしよう。すべて斬首してもいいが、生かしても犯罪しそう。
 超大量の捕虜を真面目に処理を始めているが、裁判官が足りずに解決は2000年かかるとされるが、国民はさすが助け合い精神だと藩王をたたえた。
ともあれ国民感情は落ち着き始め、一時収監されている臨時刑務所の話を聞くたびに、国民は勝利をかみしめた。

 一方カマキリたちは土場(第2FEG)経由でFEGに返還された。土場では内戦が発生した。
カマキリたちは土場の地を汚染し国民を変質させた。血で血を洗う展開が各所で繰り広げられ、シュワは因果応報ですなと笑いながら解説して後ろから撃たれたという。

 王犬お世話係は世界忍者国が引き取った。世界忍者国の国庫が10回ほどからになるだけの金が蒼梧藩国へ援助金として与えられ、表面上はなにごともないかのように処理された。
 蒼梧藩国は莫大な金を利用して解毒内科医師というアイドレスを作り上げた。大量の捕虜の武装解除として飲むスク水を排除させるのだが、飲むとほとんどが死んだ。汚染された環境に生身では耐えられなかったのである。事実上の大虐殺だが表面上は治療であった。
 下流域の国民は恐怖に陥り、逃げるものが激増した。しかしそんな国民を受け入れる国などなかった。王犬お世話係はまだましな方だったのである。
下流域の深刻な汚染をどうにかするために新たに強化された忍者たちが送られた。莫大な損害をだしつつもどうにか原因の究明に成功する。
 それは汚染種としてのカマキリ、そしておそらくもともと汚染源になっていたであろうエンジンの存在である。初期に世界忍者国経由で運ばれたエンジンがどうやら原因らしいのだが、それがどんなものかはついに分からなかった。国外に持ち出されたと推定された。
ともあれカマキリを追放した以上、汚染はすこしずつ回復するはずである。10年か20年か。いつかは……長い戦いははじまったばかりだ。

喜ばしいのは借金問題(設問165)がなくなったことだ。ついでに羅幻からいくばくかの船を賠償として受け取った。
 国庫が潤った蒼梧藩国はかつて、治安を捨てて軍をすすめた事を美談にし、豊富な資金で愛国教育を行った。
 テロで死んだ子供たちを愛国者とし、演劇やアニメが作られ、何度も放映する一方一大ページェントとして慰霊祭が行われた。
藩王平林はきらびやかな制服を着て両手を広げて居並ぶ愛国少年隊に呼びかけた。
「君たちこそが国の宝だ! 助け合い精神! ただそれのみ!」

 そしてその足で皇帝陛下の元へ向かった。恭しく挨拶する平林藩王は皇帝陛下の眼前で泣き、これでよかったのでしょうかと小さな声で言った。
 皇帝は表情も変えず、そう思うのなら一層働け。と言ったと言う。

 そして、設問上は本来土場のシュワが藩王に面会を求めていたのだが、これは実現しなかった。背中から撃たれて死んでいたからである。その後彼の姿を見たといううわさは沢山あるが、実際見た人はいない。

 英雄は死に、敵も死んだ。国は一つにまとまり、蒼梧藩国は恐るべき猛き国としてその後の歴史を歩み始める。

立国ゲーム 第2幕
 あれから五年の月日が流れた。
 復興は進み、高層ビルが建つ。昔のことなど覚えているものなのだれもいない。悲しい思い出が多すぎる。
最終更新:2017年07月25日 00:36