国産みを行い、日本国を生み出したとされる二柱の神。
神産みの途中、妻は火の神を産む時に全身に火傷を負い、妻は黄泉の国へと渡った。
娘には不具が見つかり、夫は彼女を川へ流した。
息子は母への想いを忘れきれず嘆き、夫は彼を現世から追放した。
黄泉の国で彼らは再会したが、変わり果てた姿の妻を見た夫は恐れ、黄泉の国と現世の間に壁を作った。
壁を挟んで、妻は「お前の国の生命を1日に1000殺してやる」と言い、闇に堕ちた。
その言葉に夫は「ならば私は1日に1500の命を作り出す」と言い返し、光に包まれた。
以降、二柱は離縁した。そして、離れ離れになった少女と少年も、また……