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第4.5話 - (2010/11/23 (火) 00:04:44) の編集履歴(バックアップ)
ゲーム進行
プロローグ
「頼みがある。君たち野球部に、こいつを預かって欲しい」
またしても顔をボコボコに腫らして生徒達の前に現れたド正義。
彼が引き連れてきたのは、無骨でぎこちない動きの二足歩行ロボット。
実動テストの為に希望崎学園に託された試作型戦闘試験機、XTA-73D。
本来は知能回路の学習を目的として試験を行っていたXTA-73Dだが……
その無秩序さで知られる希望崎の野球部員達はそんな事情を当然のように無視し、
『球人(キュート)』と名付けたこの兵器に野球を教え込み、
来るべきインターハイに向けた殺人野球使いとして養成する事を決定したのだ。
だが、計画実行への道のりは彼らが予想した以上に遠いものだった。
球人の未完成の人工知能はあまりに愚かだったのだ。
バッティングを教えれば、飛来する球体を認識しただけで隣の生徒の頭をぶん殴り、
ピッチングを教えれば、最初に目に入ったミットに向かって全力でボールを投げつける。
塁を逆走し、ピッチャーに背を向け、時には味方すら犠牲に巻き込む愚かな球人。
……彼は悪くない。彼はただ、指示された命令を忠実に実行しているだけなのだ。
しかし、殺人野球しか能のない野球部では彼のスペックを持て余すのもまた事実だった。
どうにかして、この球人をインターハイまでに仕上げなければならない……!
そこで希望崎学園野球部は、部外の希望崎の生徒達に救援を要請する事になる。
元々その目立つ容貌と暴力性から、構内に広く存在を知られていた球人。
彼に野球のルールを教え込み、同時に戦闘能力の特訓を行うべく……
呼びかけに応え、多くの魔人が球人の教育のために集う事になった。
果たして球人の運命は。そして立ちはだかる、意外な障害とは……?
プレイヤー初期ステータス