WIMA

WIMA(Willow International Magic Academia)


 WIMAは1964年に成立した魔法使いの学園だ。
 魔道の探求を最上位課題とし、知識の探求においては学園都市最高峰だ。
 研究も限りなくグレーのラインを走っていたりするが、
 今のところは致命的な問題は起こってはいない。

 作成者:GM陣


学園


特徴【ありとあらゆる魔道理論を収める知恵の箱庭】

 ウィローインターナショナルマジックアカデミア(Willow International Magic Academia)。
 通称「WIMA(ウィーマ)」、魔道の探求を最上位課題として日々試行錯誤を続けている学び舎である。
 魔法知識においてはトップクラスであり、この学園を卒業するということそのものが魔法社会におけるステータスとなる。

 生徒は日々魔法理論を学ぶと同時に、希望者はより専門的な『ゼミ』に参加することができる。
 このゼミにおいて培われた知識・人間関係は時として後の進路に大きく左右する。

立地・校舎【人里離れた地下に広がる無数の魔術工房】

 第十六学区に面した第七学区の土地、やや木々や山などの自然が多い場所にWIMAの敷地はある。
 立地が少々悪く、駅からもそこそこ歩かなければならない。
 また、道路整備も他の区域に比べると進んではいない。五大学園の中では最も交通の便が悪いと言える。
 これは後述する研究室スペースの確保や、空想術の指導による異界作成などで近隣住民に迷惑がかからないような配慮のためである。

 主な建築物は校舎、魔道図書館、星見の丘の3つであり、それぞれやや離れた位置に建っている。
 校舎の外観は一見すると木製の洋館。三階建て程度であり、敷地の広さに対してやや小さい。
 しかし校舎一階から地下に降りると、敷地いっぱいに広がっているのではと思わせるほど無数の実験室、研究室が設けられている。


魔道図書館
 市の図書館や総合学園にも存在しない魔道書が納められている図書館。
 世界各国のありとあらゆる魔道に関する出版物は無論のこと、名だたる魔道士が記した手記や、博士のレポートまで揃えられている。
 その希少性故に、立ち入るには必ず許可が必要となる。持ち出しも厳禁。
 なお、地下には禁書指定された書物が仕舞われており、ごく限られた生徒のみが立ち入りを許されている。


星見の丘
 占星術を学ぶ生徒たちのために設けられた学園の一角。丘の上には、古いものの性能の良い設備が整った天文台がある。
 この区画のみ、特定の光を常に遮断する魔術がかけられており、
 日中であっても人里離れた場所の夜空のような美しい星空を眺めることができるようになっている。
 幻想的な風景は占星術を学ぶ生徒以外にも好評であり、デートスポットやサボりポイント、お昼寝ポイントとして愛されている。


入試【知識欲を試す五大学園最難関入試】

 この学園はその特性上、どこよりも知力を必要とする。
 そのため、全ての入学希望者は五大学園最難関の筆記試験を受けなくてはならない。
 基礎教養に加えて魔法理論の知識を試す科目があるなど、入試範囲の幅広さもその難易度の一因である。

 しかし、筆記試験だけで落第することは基本的にない。
 筆記試験の後に実技試験があり、そこで魔法の実力を試すことになる。
 片方がたとえ0点であっても、もう片方の試験で結果を出せば合格することができる。
 両方で好成績を収めた受験者にはWIMAから特待生に希望するかどうかの連絡が届き、希望した場合は最後に面接を行う。
 特待生は研究費用が他生徒よりも多く与えられるなどの特典が与えられる。
 特待生で居続けるには一年ごとの審査を乗り越えなくてはならないが、落ちるような特待生は殆どいない。

対外【魔道理論の頂上に最も近き場所】

 学園都市の中で最大の知識量を誇る学校、それがWIMAである。
 戦闘系ではない学士系の魔法使いにとっての最高峰であり、よほど専門的な分野に特化しない限りはここを最高目標とする。
 一般的な生徒はWIMAを「よく分からないが凄い頭良さそうな高校」と「めっちゃマッドサイエンティストいそうだよな」の間くらいの感覚で見ているが、
 これはWIMAの生徒が表立って活動している姿をあまり見ないのが原因だろう。学校は遠いし、研究室は基本地下だし。

 この学校の卒業生はその後ほぼ必ずと言っていいほど魔法関係の職業につき、一学年に一人はその後大きな功績をあげているが、
 その功績をあげた人間が大概変人なことから「やっぱりWIMAって変なの多そう」という偏見が強まることもある。


内情【魔族と非魔族、倫理と好奇心の狭間】

 表向きは誰でも平等ということになっているものの、この学校は教員含めて五大学園で最も魔族の所属数が多い。
 そのため、魔族の生徒同士で派閥を組む、魔族の教員が魔族の生徒に対して贔屓を行うなどのケースがしばしば見られる。
 際立ったところでは“純血主義者”の魔族が他種族の生徒と乱闘を起こすこともあった。
 魔族と他種族の軋轢は目下のところ真面目な教師にとって悩みの種である。

 そしてそんな真面目な教師でもどうしようもないのが倫理面での問題である。
 知識をより強く求めるために行われる研究が時として倫理から外れることもあるが、
 無数にある研究室のどこで何が行われているかを完全に把握することができない、というものだ。
 研究を進めている教師すらも時としてその道を間違えることがある。
 これはこの学校の、より強く言えば知識欲の根本的な原理である。
 現在では研究の経過報告を義務付けられているが、これも対策としては非常に不安が残るものである。


教職員の例

 ”万象の杖”ハーロック・カルマ=シャルトス

生徒の例

 “WIMAの火薬庫”明石録郎


事件


WIMAパンデミック

 2018年。
 地下に張り巡らされた無数の部屋で行われた実験、研究がついうっかり奇跡の化学反応(魔法反応と言うべきか)を起こしてしまった事件。
 学校全域が異界と化し、また生徒も謎の力に目覚め始め、飼育小屋の鶏は光り輝き、ついでに駅前バス停高校が空港前新幹線口高校になった。
 ものすごい勢いでパニッシュメントやHFOが駆り出され、あわや学園都市存続の危機かと危ぶまれたその事変は、またもやよく分からない化学反応によって収まった。
 勝因はちくわ校のちくわだったがちくわ校はちくわ校なのでちくわ校含めてこの地球上に存在する誰もがそうは思っていない。
 この事件の最大の引き金になった生徒は「これを人為的に起こせれば神すら越えられるのでは?」と反省していないコメントを残している。


Q&A


Q.質問
A.回答


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最終更新:2017年04月06日 22:34