第6話 ヘルメス、仲間になる
(村に着くと)
ニギに戻ると
「今日はもう遅いし宿で眠るといい」
「ヘルメスさんは?」
「俺は家があるからな。じゃおやすみ」
「ああ、おやすみ」
「ああ、また明日な」
ヘルメスはそう言って行ってしまった。
「明日って、もうこの村には用はないしな」
「何かあるんですかね」
俺たちは宿屋に向かう。
(朝になって)
宿屋を出るとそこには阿保錬金術師が立っていた。ヘルメスはこちらに気付くと声を掛けてきた。
「やっと、来たか」
「なんでお前がここにいるんだ」
「なんでって俺も旅に出るからだよ」
「は!?」
「俺も様々なホムンクルスを探しに旅すんだ。で、お前たちと一緒に行こうと思ってんだ」
「断る」
「そんなこと言うなよ。ティアちゃんはいいだろ?」
「ごめんなさい」
「ティアちゃんまで!?」
「いや、ヘルメスはなんて言うか…めんどくさい」
「えっと…ヘルメスさんは…ごめんなさい」
「そこは謝らないでいいから。折角良い事教えてやろうと思っていたのに」
「良い事?どんなものですか」
「それはもう夜の…ゲフッ!?」
とりあえず腹を殴ってみた。
「今度そんなこと言ったら穴をあける」
「ま、まあ冗談は置いといて、実際に役に立つ情報はあるぜ」
「じゃあ早く教えてくれ」
「俺も連れて行ってくれたらな」
「うーん」
(選択肢)連れていきますか?
はい→1
いいえ→2
→1
「わかった。一緒に来い」
「よっしゃ」
「少しは落ち着いて行動してくれよ」
「もちろんだ」
「爆発は嫌ですからね」
「わかっているさ。改めて、錬金術師のヘルメスだ。よろしくな」
面倒な男が仲間になったものだ。これも誰かの作った
シナリオ通りなのかもな。迷惑にも程がある。
→2
「駄目だ」
「そんなこと言って~。どこに行けばいいかわかってんの?」
「ぐ…、それは…」
「さあどうするよ?」
→選択肢
最終更新:2014年07月03日 17:04