前回のあらすじ
  • 黒髪ロングストレート
  • いつまで経っても会えないアウイナイトとメリエル
  • サカロスは有!



大講堂に集められ、いよいよチーム分け。

GM/エイベック:「昨夜は盛り上がっていたようだが、うむ、遅れることもなく問題なさそうだな。キュリー先生ぐらいか」
メナ:いないのか……w
GM/エイベック:「チーム分けの方法は極めて単純。数時間後、我々が再びやってくるまでに、同じテーブルに6人が着くこと。それを以てひとつのチームとする」
メリエル:これ生徒が6の倍数じゃない時どうすんの?w
タルタリク:はーい6人組作ってーw
GM:年によっては5人だったり7人のチームがあるよw

昨日までのやり取りで、生徒同士である程度はチームが固まっている。
それら3~4人で仮結成したチームが、目的のぼっち勢を引き込めるかが焦点になるだろう。

メナ:ぼっち勢っすw
GM:メナは貴重な前衛だし名無しのモブチームからも結構狙われてるかも。
ミサ:私かばうファイター。
GM:ミサは引かれてるw
メリエル:相部屋のよしみで声をかけようw 「メナさん、一緒にどうかしら? タルタリクさん、アウイナイトさんからお誘いを受けているの」
メナ:「ふーむあの二人っすか。いいやつそうだしいいっすねー、やるっすか」
GM/ミリアーナ:「へー、そっちのチームに行くの? じゃあせっかくだし私たち3人別チームで行きますか!」との言葉にソニアも同意し、マギテックぼっち勢は別チームになるようです。
メリエル:「これで4人。フェアリーテイマーかデーモンルーラーが欲しいところね」
GM:そういえばメナって相部屋のメリエルにはセクハラしないんだ。
メナ:相手は選ぶ。昨日のキュリー先生へのダイスも振りなおした結果だしw

生徒が続々とチームを結成していく。
そんな中、行き場なく大講堂をぶらつく2人組がいた。ミサとノエである。

メリエル:取れない技能の授業をメインで受けてる2人が同室なんだよなw
アウイナイト:「なんだ見つかってねーのかよ」とノエの頭にキャンディをぶつけるw
ノエ:いたっw
アウイナイト:「余ってるんだったら入れてやってもいいぞー?」
ノエ:えーこいつとー?w
ミサ:「でもこのままじゃあぶれるね」
ノエ:「うーん。まあしゃあないかー」
タルタリク:「ようこそ、歓迎するよ。これで6人そろった」
アウイナイト:「……ほんとはいやだけど。お前たちと組みたいとかそういうんじゃねーからな!」w 「リードに捨てられただけだし」
ノエ:「え、捨てられたの? ぷぷぷ」w
アウイナイト:「やっぱお前ー!」

というわけでチーム結成。リーダーを決める必要がある。
明らかにリーダーに向いてなさそうなメンバーを外し、残りの3人からダイス勝負。結果、2d6で12を出したメリエルに決定。

タルタリク:いやーミサがリーダーとか面白いと思ったんだけどなーw
GM/エイベック:「ふむ。何年かに1回はこの段階で席に着けていない者もいるが、今年は皆大丈夫のようだな」
メリエル:ちらっと出てきてた留年先輩(モブ)とかちゃんと組めたんだなw
GM/エイベック:「では、各チームのリーダーに挨拶をしてもらおう」ダイスの結果PCのチームからになった。
メリエル:えーと……。

「このチームのリーダーを務めることになった、メリエルです。本当は外にもうひとり仲間がいて、紹介できないのだけれど」
壇上においても、メリエルはいつもの調子で話す。
「皆楽しい方だもの、きっと素敵なチームになるわ」

ミサ:楽しい方じゃないよ、信仰に生きてるだけでw
GM:では続いてのチーム。メンバーはミーナ・ニーナ・ドレッド・ビビ・ウール・ソニアです。リーダーはビビ。
ノエ:マジで?w
GM/ビビ:壇上で震えていたビビでしたが、ドレッドに物理的に背中を押され、前に出ます。「チームのリーダーをします、ビビです。私がリーダーをするからには、このチームが1番だと、すぐに証明してやるわ」
メリエル:……あれっ、ジェリアとウール別チームなのか。
GM:そうですね。残りのメンバーはウィリアム・ヴィーヌ・リード・ジェリア・ミリアーナ・アマンテ。リードがリーダーです。
タルタリク:まとまらなさそうw
GM/リード:「このチームのリーダーを務めるリードだ。他のチームの皆とは、競い合う面も高め合う面もあるが、負けるつもりはない」
アウイナイト:「オレだって負けないからな」

ここからはオリエンテーション。各チームごとに分かれ、用意された謎を解きながらゴールを目指す。
しかし、今回のシナリオではオリエンテーションがメインではない。



謎を解きながら進んでいると、困った様子のビビチームと遭遇するPCたち。
話を聞くと、ウールの騎獣が突然森の中へと飛んでいってしまったとのこと。
騎獣を探すのに協力することになり、森の入り口にやってきた。
確かにメリエルの騎獣も興奮し、抑えるのがやっとの状態だ。

メリエル:サニティかけてみるけど。
GM:効果はないようですね。
タルタリク:「とにかく、手分けして探してみるしかないか」
アウイナイト:「じゃあ先生にはオレから連絡取ってみよう」とファミリアを森の外へ。これで保険はOK。

チームごとに分かれ、探索を開始。
メリエルが騎獣を抑えながら先へ進んでいると、いつの間にか石でできた通路に迷い込んでいた。

メリエル:森の中なのに?
GM:そうです、足元も石畳。少し広めの通路になっていて、壁には何やら文字が彫り込まれています。
アウイナイト:何語? 読める?
GM:魔法文明語の文字なので読めますが、特に意味のある単語というわけではなさそうです。文字としては魔法文明語。

騎獣の痕跡がなさそうなので引き返すことに決めたPCだが、明らかに来た以上の時間をかけて歩いても周囲の光景が変わらない。
それどころか、前に少し進んだだけで、引き返す前に壁に付けていた印を発見した。

ノエ:「すげー超移動したー」w
メリエル:お気楽か!w
アウイナイト:ともかく異常事態だし、先生に連絡を取ってみよう。
GM:それなんですが、ファミリアとのリンクまで切れているようです。
タルタリク:マジで? そうそう起きないぞそんなこと。
GM:あと騎獣の興奮はすっかり収まっています。

メナのマナサーチによると、壁や床一体に魔法の反応があるのはもちろん、すぐ後ろにも魔法の反応がある。実はほんの数メートル後ろに壁があるらしい。
つまり、後ろに戻ろうとするとベルトコンベアーのように前に戻されるという仕組みだ。

ミサ:「まあ前にしか進めないなら行くしかないんじゃない?」
メリエル:「それしかないみたいね」

留まっていてもどうにもならないので前進開始。
しばらく歩いていると、広間に出た。

GM:探索の結果、広間から別の通路に繋がる扉に、魔法文明語で文字が書かれていることがわかりました。『汝らの意志を定めよ』『富』『力』『知恵』『安全』
ミサ:5000兆円ほしい!w
メリエル:円とは?w
タルタリク:この場から脱出する方法だと、知恵かなあ。

『知恵』の文字が書かれた扉をくぐる。
またしばらく進むと、今度は横道を発見。
通路の奥には3つの宝箱がある。

ノエ:「宝箱だ―」と言って即ダッシュ!w
メナ:「やっほー」w

なおこの宝箱はデックチェストトラップであり、不意打ちを受けたノエがいきなり死にかけた状態で戦闘がスタートする羽目になった。
というかレベル5×3からの不意打ちとか殺意たけえ。

ノエに食らいついたデックチェストに無理矢理ブラントウェポンを通し、残り2体をメナ&ミサとメリエル&ヒポグリフで止めることでどうにか持ち直す。
ノエのもとへはタゲ分散のためにタルタリクが突っ込み、フォースやファイアボルトを連射してどうにか勝利。

アウイナイト:いきなり指輪とかMPとか空っけつになった。
GM:ちなみに消費したアイテムやHPMPは戦闘後戻ってきます。
ノエ:魔晶石も? やったー。

罠だったこと以外よくわからなかったが、リソースは戻ってきたのでそのまま進行。
さらに先へ進むと再び横道を発見。先にはコロッセウムがある。

メリエル:あーなるほど、これが『力』か。
タルタリク:じゃあスルーだな。
アウイナイト:ようやくわかったけど、最初に宝箱があるのは絶対引っかかるわw

その後新たな横道にパズル調の床を見つけ、『知恵』と判断しそちらへ。
チェスのコマの動きで床を動かしていく謎解きを軽く突破し、無事先へ進むことができた。

ノエ:うーん、パズル調って知恵っぽい!
GM:その発言がバカっぽいw

周囲に声が響く。
「知恵を発揮した者らに加護を」
声と共に、PCの目の前に光る玉が現れた。

GM:突破ボーナスとして、PC誰かひとりからGMへの質問権1回を得ます。ぶっちゃけると試練によって報酬は違うので、シナリオ上必須というわけではないです。ていうか面倒なのでさっさと使ってほしいw
タルタリク:まあリーダーが丸いんじゃね?
ミサ:ルーンフォークがプリースト技能を得る方法とか聞きたいんですがw
メリエル:ボス戦で使わなかったらそれでいいよw

そんなこんなで遺跡の大広間にたどり着いた。
大広間の隅には、いかにもガーゴイルっぽい石像が8体。

GM:皆さんが大広間に入ると、扉が自動的に閉まります。
アウイナイト:「なにーっ!」
タルタリク:「む、ボス部屋か」w
GM:で、声がします。「汝らの総合力を――」
タルタリク:もっといい言葉ないの?w
GM:まあ、なんかそれっぽいことを言った。で、部屋の中央に2体の魔神が出現します。
ノエ:魔神……つまり今回の事件の犯人は!
メナ:イーサン先生!w

戦闘開始。敵はヴァルブレバーズと石っぽい魔神。(識別失敗。ザルバード)
部屋の奥にあるスイッチを押すと剣の欠片がなくなるが、回り込むには部屋の隅のガーゴイルが危険。

ミサ:魔神語持ってるから話しかけます。「魔神さん魔神さん、あなた方の信仰するラーリス様について伺いたいのですが!」w
GM/石っぽい魔神:「ほう、我らの神について知っているとは殊勝なことよ。だが手加減はせん」

まずは魔法を連射した後、前衛が突撃。
ひとりでヴァルブレバーズを止めに行ったミサが思いっきりぶん殴られ、2ラウンド表に石魔神を落とすもライトニングがクリティカルしミサが落ちる。
石魔神を片付けたメナとメリエルとヒポグリフが突っ込んだところへヴァルブレバーズの薙ぎ払い。

GM:命中14。
メリエル:薙ぎ払いで命中下がってそれかー。メリエルクリティカルチェック失敗、ヒポグリフさんも1足りない。
タルタリク:いや、それヴァイスウェポン込みの命中でしょ? ヒポグリフは人族じゃないからw
GM:なんで人族じゃないんだよ!w
メリエル:「ヒポグリフさんは幻獣だけどお友達よ!」

その後もライトニングが暴れまくり、メナやミサがまた気絶したりしたが、MP変換したアウイナイトの攻撃が抵抗を抜いてとどめ。
なお剣の欠片は各部位に3個ずつ積まれていた模様。レベルの1.5倍、だと……。

GM:戦闘後、何やら偉そうな少年がその場に現れます。
アウイナイト:キャラかぶりの予感。
GM/少年:見た目はアウイナイトの1個下ぐらいで、金髪。「おめでとう、エイブリーの子供たちよ」
タルタリク:「何者だ」
GM/少年:「このエイブリーの守り神と言ったところかな」
ミサ:「ほう、守り神様!」
GM/少年:「ああ、ミサだろう? お前のことはよく知ってるよ。お前に興味があったんだ」
ミサ:即座に五体投地!w 「恐縮であります!」
GM/少年:「いや待て勘違いするな、いわば守り神ってだけで神じゃねえ」
ミサ:「またまた御冗談を」w

少年の名はルーン。
その正体は魔剣であり、PC達が通ってきたのは魔剣の迷宮だった。
ファミリアにも繋がらない結界型の魔剣で、普段は学園近くの森に隠れている。
ミサ級に面白い生徒がやってきたとき、興味をもって生徒を呼び寄せるらしい。

アウイナイト:「何やってんだよお前」w
メリエル:「そもそも私たち、ウールさんのドラゴンインファントさんを探しに来たのよ。それで命を落としかけるんだもの」
GM/ルーン:「ああ、そいつなら適当に帰しといた。それにここの試練は死なねーし、何より生きてたんだからいいだろ?」
アウイナイト:「魔神使いのどこを信用しろってんだよ」 主人がアレだったし。
GM/ルーン:「いや勝手に住み着いてた」w

若干もめるが、ルーン本人がウィザード11レベル以上の魔法を使えることもあり、黙るしかない。
まあ黙らないんだが。

メナ:「ていうか何がしたいんすか」
GM/ルーン:「え、ほら。仲良くなりたかったんだよ」
メリエル:暇か!w
ノエ:「それより試練突破したんだけど何か賞品とかないの?」
GM/ルーン:「賞品はないが、もっといいのが手に入っただろ? ――俺とのコネだよ」
ミサ:「光栄であります!」w
GM/ルーン:「いいやつだな―お前」w 「俺様にわかることなら教えてやってもいいぞ」
ミサ:じゃあルーンフォークが神の声を聞く方法かなw
メリエル:光の玉使うかw
GM:あ、使うの。メリエルさん6d6振って。
メリエル:え?

ダイスによりランダムにキーワードがメリエルにもたらされる。
正確には、『原初の魔剣』『全能の力』『代償』『犠牲』『三振りの魔剣』『ケテル』から選ばれた言葉のみ伝えられ、その他はなんとなく頭に残るという形。
ダイスの熱い全能の力推しにより、重要そうなケテルはスルー。

タルタリク:ていうかこれ始まりの魔剣にしか聞こえないw
GM:一応言っとくとそれらじゃないです。
メリエル:「まず全能の力。そして三振りの魔剣。さらに全能の力」w
GM/ルーン:「ま、せっかく魔法学校に来たんだ。いろいろ調べてみるといいさ。俺にきたけりゃ森に来な」

部屋の奥に刺さった魔剣本体についてわちゃわちゃしたものの特に何もせず脱出。
脱出地点にはビビチームがいた。
即座に質問責めにされ、送ったファミリアから異常を感じ取った先生たちも合流し、事情聴取されることになる。

GM/ブルックリン:皆さんは学長室に呼ばれます。「さて、説明してくれるかしら?」
メリエル:まあ素直に話そう。別に口止めはされてないし。

先生達を引き連れて森へ。
早速迷宮に呼ばれ、先生達とルーンが対峙する。

GM/ルーン:「いきなり呼びやがったなお前ら! 仲間だけの秘密の部屋とか持ちたいお年頃じゃねーのかよ!」
アウイナイト:いやあ、これはちょっと事情を説明する以外できないw
メリエル:ファミリアを飛ばした時点でそのルートは消えたw

話し合いでは結局解決せず、学長によるOHANASHIが執行。
ルーンも強力だが、先生は皆11レベル以上でありさすがに多勢に無勢。
自称学園の守り神、刻印の剣:ルーンは宝物庫に厳重に保管されることになった。

GM:以降はディージィー先生の付き添いの下、宝物庫に行くことでルーンに会えるようになります。ディージィー先生が授業をしてない時間帯で。
ミサ:守り神様だもの、もうずっと会いに行くw
GM:それと、ルーンフォークが神の声を聞く方法についても調べられます。

キャンペーンの目標っぽいものが見えたところで次回へ続く。次回はチーム対抗戦。


なお、オリエンテーション自体はトラブルに見舞われなかったリードチームが勝利した。
最終更新:2018年02月21日 19:22