『6!6!6!どいつもこいつも6!』

魔法学校エイブリー3話目。
お互いどんな成長をしているのかもはや把握していない。



エイブリーでは、チーム対抗戦後に1週間の休暇がある。
PC達はジェリアの提案により、休暇の間ジェリアの別荘を訪れることになった。

メリエル:実家のフェンディルは帰るにしてもちょっと遠いし。
GM:NPCからはジェリアとミーナニーナ、リード、ウールにビビ。6人に収めるためにドレッドには犠牲になってもらった。
メナ:あれ、ミリアーナいるとか言ってなかったっけ?
GM:……ミリアーナはGMの犠牲になったのだ。

エイブリー魔法学校は自由都市同盟の近くにあり、普段はフットランドやエイラスから川伝いに物資を取り寄せている。
ジェリアの別荘は、その川を上った先、フットランド近郊のとある村だ。

GM/ジェリア:「私の家の領地みたいなもので、数年に一度顔を見せに行くの」
アウイナイト:村に着くと『お待ちしておりましたぜお嬢ー!』って迎えてくれるのかw
メリエル:だいたいあってそう。
ミサ:私はサモンスモールアニマルでも歌って鳥を呼び寄せてます。
ノエ:船の上でもふよふよしてる。
アウイナイト:「そういえばお前水の上でも浮くの?」ってノエを突き飛ばすw
ノエ:えっ。
ミサ:と、鳥がー!
タルタリク:ちなみにフィーは水の上でも浮きます。
ノエ:「何してくれてんの!」
アウイナイト:「うん信じてた。信じてなければやってない」
メナ:ほんまか?w
アウイナイト:「タルタリクもどうなるか気になるな」
タルタリク:「沈むだけだがいいのかね」w
ノエ:ていうかウィリアムと思考が似て来てない?w
アウイナイト:えっ……いや! もっとオレは脳みそ介してるから!

アウイナイト:それはそれとして、リードに飲み物をあげなきゃ。
GM/リード:「俺のことばかり気遣って貰わなくても大丈夫なんだが」
アウイナイト:「え、なにリード、お前この前の戦いで負けたくせにオレの趣味を取り上げようってのか?」w
GM/リード:「まさかあの1回の負けでこんなことにまでなるとは……じゃあアウイナイト、ゆっくり飲めるものを頼む」
アウイナイト:船の上で何かあったかな。
GM/ミーナ:「ホットワインでも出してあげたら? 冷たい飲み物ばっかりだったでしょ」
アウイナイト:温める方法がないなー。
メナ:そういう時はマギテックの出番っすー。ワインをうまい具合に温められる器具にできるか判定ー。失敗。
GM:失敗したので爆発しました。
メリエル:また爆発かw
GM:巻き込まれ判定の結果、メナとニーナにワインがぶっかかりました。
タルタリク:「メナ君、自分が何をしたのかわかっているのかね? 君は酒を粗末にしたね?」
メナ:「う、うちはよかれと思ってー!」
メリエル:「お酒じゃなくても食べ物を粗末にしてはいけないわ」パイ投げしてて言えたことでもないけどw
アウイナイト:「はいリード、少しはあったまったぞ」と上部がはじけ飛んだワインを持っていく。
GM:うん、ぬるい!w

そんなこんなで村へ到着。
村の住民がジェリアを出迎える。

GM:「あらお嬢様、お久しぶりです」「おじょー! お待ちしてましたぜー!」と大歓迎状態だった。
メナ:本格的に舎弟になってきた。
ノエ:そこんとこ、従者として何か言うことはないんですか。
アウイナイト:舎弟と従者は違うから。(マジトーン)

メリエルとウールが騎獣を放すと、せいぜい馬ぐらいが出てくると思っていた村人は大騒ぎ。
子供たちが寄ってきてはヒポグリフとドラゴンインファントを触り、注意される一幕も。
ところでさらに珍しいものが近くにいる。

ノエ:ぬいぐるみ扱いをやめろー!
タルタリク:私とか完全に石だからな。しゃべる石。
GM:世界観的には実はルンフォも相当珍しいんですよね。村人は少なくとも初めて見ました。「ロボットー!?」
メリエル:他はまあエルフとか、見た目は人間とかかな。
ミサ:「がしゃんがしゃん」と口で言ってるw
GM:さすがにリードがやってきてこういう種族だと説明します。子供たちも「なーんだ嘘かよー」といった感じ。
ミサ:「嘘? 嘘はよくないよ、ティダン様も言ってる」
メナ:そこに反応すんのw
GM/子供たち:そもそもルンフォが神の声を聞けないなんて子供たちは知らないので。「ロボット物知りだな!」「俺はライフォス様の言葉とか知ってるぜー」「もっと聞かせてー」とミサの話を聞く態勢に入った。
タルタリク:まさかミサが受け入れられる場所があるなんてw
ミサ:あったけえ……w

アウイナイトは自称ジェリアの舎弟に舎弟としての極意を尋ねられる。
何やら今夜、子供たちがジェリアのために何かを企画しているらしいが……。

アウイナイト:ま、子供のことだから変なことはしないだろ!
タルタリク:フラグですねわかります。
メナ:ところでニーナ、ワインがぶっかかったままなの?
GM:確かにそうだ。
メナ:じゃあお風呂に入るべきっす!w
アウイナイト:これは、サービス回!

そんなわけで6人ぐらいでジェリアの別荘にあるお風呂に入ることに。
ラクシアのお風呂事情がどうなっているかはわからないがヴァンニクがいるし温泉は知られてるんだろう。

メナ:「お風呂といえば! 水鉄砲っす!」そういうわけでビビと勝負だ。
GM:冒険者+器用……はい勝ち。ビビは水鉄砲をひょいひょいかわしながら反撃していきます。ところで1d6振って。
メナ:えっ? ……3。
GM:じゃあメナの水鉄砲は遠くの壁まで飛んでいった。ちなみにミーナとニーナが体を洗ってる場所のすぐそばです。「当てたら承知しないからね」
メナ:「いやーそういうつもりでは」w

メリエル:「私、みんなでお風呂って初めてだわ」
GM/ウール:「私も湯舟は家にいた時以来かしら」
ノエ:寮ってお風呂事情どうなってんの?
GM:部屋ごとにシャワー室みたいなのがあることにしよう。
メリエル:「寮の部屋でメナさんを誘ったこともあったのだけれど、一緒に入ってくれないの」
タルタリク:なんでやろなあ。
メナ:なんでやろなあ。
メリエル:「私、やってみたいことがあったの。背中の流しっこって憧れていたのよ」
GM/ウール:「だったらお先にどうぞ」

促されてメリエルが湯舟を出ると、その背中には大きな紋様が。

GM/ウール:「そうか、ヴァルキリーだから」
メリエル:「ええ。背中と踝に。私からは見えないけれど、私はこの紋様が大好きよ」
GM/ニーナ:「…………」

6人が風呂を上がると、ジェリアを含めた残りの女子組と交代。

アウイナイト:だいたいこういうのは男勢が優先権低いんだw
GM/舎弟A:じゃあ舎弟がやってきます。「うちのオジキから地酒が届きましたぜ! どうぞ!」
タルタリク:「おおすまないね。せっかくだ、君も飲んでいくかい」
GM/舎弟A:「いえ、オジキから止められてるので遠慮します!」
アウイナイト:「そうかそうか、目上の者には逆らっちゃいけねえよなあ」
ノエ:キャラ変わってね?w
タルタリク:「そう言わずに一杯ぐらいは」
GM/舎弟A:「遠慮しておきます! ていうか普通においしくないので!」w
アウイナイト:……この男連中だと、誰も風呂場を覗きに行かないな。
GM:やはりウィリアムを連れてくるべきだったかw



夜は恒例らしい肝試しが行われる。
というか、子供たちがコスプレしてくるので驚いてあげるフェイズ。

ランダムで組み分けした結果、ジェリア&ニーナ&ウールのNPC組から。
山賊の頭のコスプレがあったりしたが、特に何事もなく終わる。

  • ミサ&ミーナ&リード

ミサ:魔物知識判定が録にできないんですが。
GM:紙を全身に付けてひらひらさせた子供が目の前に飛び出してきます。これは-4ペナかかるな。
ミサ:……あ、クリティカル。
GM:じゃあわかった。子供がしているのは風の妖精シルフのコスプレ……ってルーンフォークじゃねーか!w
ミサ:……わからん! 見たことがないから6ゾロだけどわかんない!w
メリエル:というか魔神率高いし、魔神って全体的に知名度高いしペナもあるしでw
GM:名前だけならってことで知名度半分にしてるんですけどね。

  • メナ&メリエル&アウイナイト

メルビズだったりダルクブーリーだったりを(名前だけは)見抜き先へ進んでいく3人。

メナ:「毒の魔神だからって、唾かけられたのはひどかったっす」
アウイナイト:「あとで洗ってやるから」
メナ:「ノエに飽き足らずこんなレディーの服も洗う気っすかー?」
アウイナイト:「え? オレルーンフォークだけど?」
メナ:「……そうっすか」

だが、子供にしては妙に大きな人影を見つける。

アウイナイト:「ゆゆ幽霊とか違うし。さっきだってほら、子供の仮装だったし」w
メリエル:「私も見かけたわ。確かに変ね」
アウイナイト:「だよな! なんだか知らないが驚かせやがって―」
GM:と、そこへノエがやってきます。
ノエ:後ろの茂みからどーん!
アウイナイト:「ぎゃあああああああ!!」もうなんか適当に抱き着くw
メナ:どっちに?w
メリエル:「ノエさん? どうしたの?」
ノエ:「うん、ちょっとトラブルがあって――」

  • タルタリク&ノエ&ビビ(ほんとは2組目)

タルタリク:2回目のランダムチェック……また6。
GM:またかよw さっき見かけた妙に大きい影をまた見つけます。
ノエ:怪しいな。捕まえられる?
GM:冒険者+敏捷でこっちの隠密と対決かな。
ノエ:ダメでした。
GM:逃げる怪しい影に驚いた子供が飛び出してきます。そっちに構っている間に怪しい影を見失ってしまいました。
タルタリク:「なかなか面白い催しのようだな」
GM/子供:「あんなの知らないよ」
ノエ:「ほんとにお化けがいるのかもー」w
GM/ビビ:「驚かせてる場合じゃないでしょ」というわけで3回目どうぞ。
ノエ:あ、6w
GM:またかよ!w さすがに想定してないわ!w
ノエ:今度は指輪割って捉えた!
GM:汎用蛮族語が聞こえます。タルタリクがわかるな。「ちくしょう! くそ! こいつら! 6ばっかり!」w
タルタリク:「こんなところに蛮族だと?」

ボガードソーズマンと戦闘になる。
後ろに子供をかばった状態だったが、ノエが先制を取り、ビビにバフされたタルタリクが移動を抑えて封殺。

タルタリク:「我々はこのボガードを背負って肝試しの集合場所に行く。ノエ君は他の皆に伝えて来てくれ」
ノエ:「りょーかい」


ノエ:「――ということがあったのだ。ミサたちにはもう声をかけてきたよ」
GM:この段階で捕まるのは想定してないんだよなあw
アウイナイト:「さっきオレたちも見かけたな。他にもいるかも」

そんなわけで全員集合し、NPC組+騎獣を呼んでおきたいメリエルが子供を連れて村へ帰還。
その間にボガードソーズマンをたたき起こし尋問。
親分が砦風の洞窟の中にいるらしいという情報を得て、さっくりお亡くなりになった。
その後、村長の家で情報を共有する。

アウイナイト:今さらだけど、一学生なのにすごい冒険者ムーブをしてしまった。
GM/リード:「近くに蛮族の拠点があるようだ。放っておくわけにはいかないな」
タルタリク:「とはいえ今は夜だ。暗視持ちがほとんどいない状態では危険じゃないか」
メリエル:確かにNPC組人間ばっかりだなw
GM/村長:「でしたら、村の若者に寝ずの番をさせましょう。我々では戦えないので、今夜は皆さんは休んでくだされ」



翌朝、学生12人による探索が開始。
例によって6人ずつにわかれ、例によってPC組が遺跡を発見する。

メリエル:あっちの6人もビビチームからドレッドとソニアが抜けてリードとジェリアが入ってるし心配なさそうw
タルタリク:リードとビビがいる時点でもうなんでもいいよw

前日ボガードを1体帰さなかったことで、警戒されていると判断できる。
各フロアである程度ばれずに行動するには、詰めている蛮族と代表者2人が隠密対決で勝利しなければならない。
もっとも詳細な探索を行おうと思うと話は別。

結局ノエとメナが隠密し、タルタリクが先んじてドランクすることでフロアを安全に探索していく方法で進める。
この遺跡は魔動機文明時代のもので、様々な資料が残されているようだ。

タルタリク:文献判定はいいんだけど、私魔動機文明語読めないw
メナ:じゃあ通訳するっす。
GM:-2ペナでどうぞ。
タルタリク:まあ全然足りないんですけどw

そうしてやってきた3フロア目。

アウイナイト:クリティカル。
タルタリク:クリティカル。
ミサ:クリティカル。
GM:オイオイオイオイオイオイw
メナ:平目勢だろー!?w
タルタリク:0.002%だそうですw

クリティカルボーナスにより1万ガメル以上のボーナスを得つつ情報を抜いていくPC。
ボガードソーズマンやボガードトルーパー相手に必死で隠密やドランクを成功させ先へ進む。
4フロア目、アウイナイトがまたしても探索クリティカル。

GM:これもうこの施設のこと知ってんだろw
メリエル:そういえばアウイナイトの設定って……。

アウイナイトは奇妙な違和感を覚えた。
以前、自分はここに来たことがある。その時は、この部屋の壁にある隠し通路からやってきたのだった。
御主人様の命令で、本部から必要な資料を支部まで持ってきたことを覚えている。
……いや、ここは確かに、初めてきた場所だ。

アウイナイト:「……オレ、ここ知ってる。確か、ここに通路があったんだ」
ミサ:「わ、ほんとだ。来たことあったんだ」
アウイナイト:「オレじゃなくて、前の『アウイナイト』がだけど」とキャラ設定の部分について話します。

こうしてこの施設についての情報が出揃う。

この施設は魔剣の模倣、人造魔剣の製造をやっていた研究所の支部。
強力な力を持つ魔剣と、その魔剣を模して造られた魔法文明時代の人造魔剣について研究していたらしい。
魔動機文明の技術では魔剣を模倣できないため、この2つの魔剣のデータをもとに模倣までたどり着こうとしていたようだ。
簡単なプロトタイプではあるが、製造に成功したことが記録されている。
ちなみに本部とも地続きであり、あくまで支部は人里との玄関口という位置づけらしい。

メリエル:ミサとアウイナイトが話の中心だし、ここはルンフォ卓だったのかw
ノエ:これもうアウイナイト、キャンペーンボスの取り巻きとかじゃね?w
メリエル:その場合、キャンペーンボスはリードになるわけだが。
アウイナイト:リードならしゃーないわーw
GM:ていうかこの後のシナリオ考えるのが圧倒的に楽になったw

そんなこんなで最奥部。
ボガードコマンダーのネームド、ザットとのバトル。

GM:判定に成功したならわかりますが、彼は引き際を弁えている指揮官です。周囲の取り巻きを全て倒せば撤退するであろうと推測できます。
タルタリク:その取り巻き決定ダイスできっちりボガトル3体引くんだもんなw
GM:ついでに、探索しなかったフロアのボガードたちが毎ラウンド後ろからやってきます。

戦闘開始。
命中12とかからカウンターをしてくるボガコマ相手に物理で殴る意味が感じられないため、ミサが抑えてその間に残りで取り巻きを倒す作戦。
後ろはタルタリクが抑え、ボガトルの攻撃もセイクリッドシールドで軽減。
3ラウンド目には最初のボガトル3体を撃破し、相手は逃げの姿勢に入る。

タルタリク:といっても全員で囲んで魔法で削れば倒せるんじゃないかと思うけど。
GM:そこで壁までたどり着いたザットが壁を押し込むと、隠し扉が開きます。前のラウンド乱戦離脱は宣言してるので、そのまま全力ダッシュ。
メナ:あ、逃げられた。
GM:ネームドスキルの枠潰さなくて済んだぜw
メリエル:ところで後ろから来てるボガード結構数が多いんだけど。
GM:じゃあここで別行動してたNPCが合流しましょう。ミーナニーナが魔法でだいたい焼き払いました。

PC達が剥ぎ取り他で休んでいる間、リードを中心に遺跡の探索が行われる。
コマンダーは逃がしたものの、逃げた先の通路は大きく崩れており、もうここを通っては来れないだろうとわかった。
アウイナイトが見つけた(思い出した)、本部へ通じるもうひとつの道はこれまで使われた形跡がない。
大型の魔動機械も動いており蛮族にとっても危険な道なので、ここから攻め込まれる心配もないだろう。

アウイナイト:さすがリードだ!w
GM/リード:「まあこれ以上近づくと危なそうだったから、何の機械かまでは確認できてないが。後は、この通路の扱いをどうするかだ」
メナ:村人が間違えて入っても危ないし、無駄に不安を煽るし、見つけられないように隠すのがいいんじゃない?
ノエ:じゃあ隠蔽判定か。
GM:そこそこいい感じに隠せました。まあ一般人が見つけることはないでしょう。

結局村長には、蛮族を追い払い、あの遺跡から現れる心配はないということを伝えた。
冒険者のような1週間を終え、学生たちはまた学業へと戻っていく……。



……え? これでまだシナリオの3分の1なの?
第3話はまだまだ続く。
最終更新:2018年02月21日 19:26