※エンゼルギア2ndのネタバレを含むため、キャンペーン未プレイ者はプレイしてから読むことを強くオススメします














































実はグランドオープニングに続けてオープニングまでやってた。
ノリで区切っているので実際のセッションと進行は結構違う。


GM:1話は今回予告とかハンドアウトとかないです。
カナン:シナリオタイトルも?
GM:それは確か、キャンペーンのタイトルが「エンドレスサマー」で、1話のタイトルもそれ。


[オープニング]

カナンは基地の中で暮らしている。
いつも通り、朝は学校へ行く前に食堂のお手伝い。
12歳だが小学生か中学生かを相談した結果、小学校を出すのが面倒という理由で中学生になった。

カナン:「じゃあ行ってきまーす」
食堂のおばちゃん:「はーいいってらっしゃい」

しかし基地が騒がしい。
そういえば休校だったことを思い出した。
前日にミサイルが落ちて結界が破られたことは、瑞穂基地の人間なら噂が聞こえてくる。
そこへ桂さんがやってくる。

桂:「あれ、その恰好」
カナン:「あ、そっか…そりゃ休みですよね」
桂:「あ、私緊急ブリーフィングなの。またね」

桂さんは急いで去っていく。
「今日、何しよう……」
朝ごはんを食べて無さそう。
カナンは食堂の食事をお弁当にして届けることに。

カナン:というわけで《みんなでお弁当》使いまーす。
GM:ひとりですがw
カナン:使えるから一応w


そのころ、祝は朝の座禅中に寝ていた。
夢の中で、子供の頃の祝と出会う。

子供:「僕は祝だよ」
祝:「祝は俺だよ」
子供:「君はいいの、そんなことで」
祝:「なんだよ、俺を説教すんじゃねえ。あといいか、祝は俺だ」
子供:「僕がいつから祝になったかはよく知ってるだろう」
祝:「……はあ? よくわからんが、なんだっていいだろ」
子供:「君は、普通の生活はできないってことだよ」
祝:「そっちはわかってるさ。何が言いたいんだよ」

いずれわかるさ、いずれなw

根性叩き込め棒で起こされる。

祝:「いってええ!」
神主:「何をやっとる祝」

神主から大事な話があるらしい。
なんでもこの神社を離れることになり、月代神社を祝に託すとのこと。

祝:「じゃあ修業しなくていいじゃん」w
GM:いつもならそれに根性叩き込め棒が飛んでくるところですが、それもありません。懐から紙を取り出します。

「帝都に召集された。ヤシマ陸軍大将直々の命令だ」
と見せられた紙には、維馬篭代胤による書状。月代徳之助に対する召集命令。
「もう戻ることはないかもしれん。わしからお前に言うことはない」

祝:「どうしたんだじいさん。悪いものでも食ったか」
神主:「これをお前に託そう」と根性叩き込め棒をw
祝:いらんw
神主:「これはな、この月代神社に先祖代々伝わる根性叩き込め棒じゃ」

そうこうやってる内に表に黒塗りの高級車が到着。
「もし生きて戻ることができたなら、6年前のことを話そう。任せたぞ」
意味深な言葉を残し、神主、月代徳之助は神社を去った。


為真は2年前からアクシアに養われている。
「朝ごはん、できたわよ」
「はい、アクシアさん 今行きます」
とはいえ、アクシアの顔は為真には見た目おぞましい天使に見える。

人が天使に見えることは、一時の錯乱ということにしてごまかした。
本当は何も治っていない。優しく話しかけてくるアクシアも、優しそうな顔をしているのかよくわからない。

アクシア:「そうそう為真くん、昨日のミサイルの件だけど、これから私緊急のブリーフィングなの」
為真:「僕の訓練は今日はないんでしょうか」
アクシア:「実戦の方が早いかも。簡単なものしか用意してないから、あとは適当にお願い。先行ってくるから」
為真:「はい、いってらっしゃい」

為真も遅れてブリーフィングに参加する。
桂やトゥアレタなど、他のギアドライバーも集合し、今後の対応を決定する。
それが終われば、自ら機体の整備。状態を万全にしていつでも出撃できるようにしておかなければいけない。
……そういえば、セラピアは?


基地の裏手。
彼女は突然目を覚ました。

GM:外傷は?
????:ない、かな。
GM:服装は?
カナン:状態が規定されていくw

金髪の統一帝国風の少女は、起き上がってあたりを見回した。
軍の基地にはおよそ似つかない私服。しかしそれ以外に目立った特徴はない、こんな場所でなければ普通の少女。

セラピア:「うにに? こんなところに人なんだよ?」
????:「えっ?」
セラピア:「キミ、お名前は?」
????:「えっと……わから、ない」
セラピア:「記憶喪失? これは不思議なんだよ。ボクの名前わかる?」
カナン:突っ込みどころかこれw
????:「…………おかあ、さん?」

貴重な驚くセラピア。しかしすぐに表情も戻った。

セラピア:「――そう! キミはボクの子供なんだよー!」w
????:「お母さんがいるならだいじょうぶだねー!」w

いきなりセラピアに手を引いて連れていかれる謎の少女。
「でも、いつまでもキミじゃ不便なんだよ」
「お母さんならあたしの名前知ってる?」
「ん〜……」

GM:……果たして本当にこれでいいんだろうか。良心が咎めるw
????:いや、結構気に入ってます、それ……w
GM:じゃあいいやーw
祝:あ、これは決定ですねw

「当然なんだよ! キミは…ボクの大事な子供なんだから……」

セラピア:「キミの名前はボルシチちゃんなんだよー!」
ボルシチ:「わたしボルシチー!」w

無敵のコンビ、爆誕。


[ミドル]

GM:祝はしばらく出てこないのでずっと裁定者ねw
祝:アッハイw

2時間後。セラピアに連行されたボルシチはG3の応接室っぽいところにやってきた。
ヴィヴリオとアクシアが出迎える。

「その子は何者だ?」
「基地の裏で拾ったんだよ〜」
「捨ててきなさい」w

ボルシチ:「お母さんこの人誰?」
アクシア:「おかあ……さん……?」
セラピア:「そうなんだよ〜。ボルシチちゃんは目覚めて初めて見た人を親と認識するんだよ。だからボクがお母さんなんだよ〜」
ボルシチ:「なんだよ〜」
セラピア:「性格もうつるんだよ〜」

無限にセラピア時空。
しかしここでヴィヴリオが動く。

ヴィヴリオ:「彼女の処遇は君に一任する」
アクシア:「えっ」w
ヴィヴリオ:「陸軍と情報の交換を行わねばならん。私はそちらに戻る」

すたすた出ていくヴィヴリオ。残された3人。
忙しい。仕方ない、帝都消滅したからw

ボルシチが無限にセラピア時空なので、話が進まない。
仕方ないのでセラピアがちゃんと説明することにする。

セラピア:「――というわけで、ボクが名前を付けてあげたんだよ。ね、ボルシチちゃん!」
ボルシチ:きょとんとするけど、「うん!」と答える。
アクシア:「あのねぇ……あなた、ここがどこだかわかってる?」
ボルシチ:「えーとさっきお母さんに聞いたような…みずほきち…みたいな感じですかね」
アクシア:「そう、瑞穂基地。ヤシマを護るための軍事拠点の一つ」

アクシアの表情は真剣そのもの。
「その軍の敷地内で倒れていた、なんて普通じゃない。わかるわよね?」

祝:わかるんですかねw
GM:わかってほしいなあw
ボルシチ:お母さんに聞く!w
セラピア:「そう、普通じゃないんだよ。ボルシチちゃんは特別!」
ボルシチ:じゃあアクシアさんに「はいわかりました!」って返すw
GM:何が?w

アクシアも匙を投げ始める。そもそも時間もない。
既にどれだけの機密を知られているかもわからないので、そのまま放すわけにもいかない。
セラピアの監視下に置くことにした。
丸投げである。

カナン:まあ、見張るか殺すかの二択しかなかったw
セラピア:「アクシアさんからもお墨付きをもらったんだよ。ボルシチちゃん、キミはここにずっといていいんだよ!」
ボルシチ:「やったー」w


休校で暇になった(なったとは言ってない)カナンは格納庫にやってきた。
ギアドライバー達が直接整備をしている。言及されてないけどおやっさんとかはいるはず。

カナン:「おはようございまーす。……ってこれは」
GM/桂:「カナンちゃん、ごめんちょっと今手が離せない」……桂って呼び方これであってるっけ?
祝:ルルブによると呼び捨て。でも年下にはちゃんとか付けそうな気がするw
カナン:「ですよね。あ、でも食堂のおばちゃんと話して、皆手が離せないだろうからお昼をこっちで用意しようって話になって」
トゥアレタ:「お昼か、確かにちょうどほしかったところね」
カナン:「というわけで皆で作ってきました! どどんと!」と重箱を取り出す。

格納庫で昼飯休憩を取る一同。
為真も整備を中断し、ひと箱だけ取ってシュネルギアの座席で食べようとする。人と食事はしたくない。
箱を開けると、一面の卵焼き。

為真:仕方ないので戻ってきた。「あの…これ全部卵焼きなんですけど…」
カナン:「急ぎだったし分けるのも手間だったから、一種類全部ひとつの箱にいれたんですよね」w
為真:……一緒に食べるしかないw

そこへセラピアとボルシチがやってきた。
ボルシチの検査のため格納庫横の医務室を目指していたついでだ。

GM/桂:「セラピア、その子は?」
祝/セラピア:「さっき基地の裏で拾ったボクの子どもなんだよー!」
GM:桂さん超速理解。「いろいろがんばってね」w
カナン:カナンも困惑してます。「……セラピアさんの、子ども?」
為真:新しい天使が増えた。「新顔? 名前は?」
ボルシチ:「ボルシチです!」w
為真:「さっきから何かと思ったらボルシチって、それが名前だったんだ…。僕は為真です、よろしく」と最低限の挨拶。
GM/トゥアレタ:「ボルシチ……本名?」
ボルシチ:「朝付けてもらったの。お母さんに」
GM/トゥアレタ:「そう(震え声)」w
為真:「…久々に、面白かった」w
カナン:「ほんとセラピアさんむちゃくちゃですよねー」w

とかやりつつお弁当で周囲のアガペーを下げるカナン。
ボルシチはそのまま検査へ。
……検査なのに飯食っていいのか?w
ばれへんやろ、へーきへーきw

セラピア:「ラムダさんに聞いてくるんだよ〜」
カナン:羽村さんは?w
GM:まあ、外傷がないかとかの身体的な検査は済ませたことにしよう。ラムダは天使系の話。
桂:「せっかくだしカナンちゃんも行ってきたら? ラムダさんってカナンちゃんのお母さんだよね?」
カナン:「――母は他にも仕事を抱えてるはずですし……別にいいです」
セラピア:「でも娘の顔を見たいと思うんだよ。ボクもボルシチちゃんの顔を見ると元気出るんだよ!」
カナン:「……さっきから思ってたんですけど、やっぱりボルシチって名前ひどくないですか。料理名ですよ」w
桂:「それ言う?」w
カナン:「例えばヤシマの料理名で、名前が焼肉だったとして」
セラピア:「ありえないんだよ!」w
ボルシチ:「でもボルシチはいい名前だと思うんだよ〜」w
セラピア:「ボルシチちゃんはわかってるんだよ〜」w
カナン:「……セラピアさんが増えた」

無敵か。


時は移りブリーフィングルーム。
ギアドライバーとオペレーターが集合していた。

GM:今の組み合わせはこんな感じかな。セラピア−桂・トゥアレタ−ツバサ・為真−伊音。まあ伊音はこれから出てこないけどw
カナン:悲しいなあw

それとは別に見慣れない人物が3人。
陸軍の20代後半の青年と、オニっぽい女の子、そしてボルシチ。

ヴィヴリオが説明を始める。
「聞き及んでいるとは思うが、13年この国を守ってきた結界が破られた」
帝都消滅の情報についても伝えられる。
「今後の対応のため派遣されてきた流月少将、挨拶を頼む」

流月 焔(ヤシマ陸軍少将)

「紹介に預かった陸軍少将 流月焔だ。
 結界が破られ合衆国との戦争に再び突入することになる。
 中でもギアドライバーを擁するこの瑞穂基地は最も重要な拠点だ。
 私は維馬篭対象閣下の代理として指揮を執る。
 ここにいる者の働きでヤシマの未来が決まるということを肝に銘じ軍務に励んでほしい」

GM:維馬篭が出てくるとひどいことになるから、代わりの陸軍サイドのNPCね。

流月は続ける。
「それと、草薙中尉。特命により、これよりヤシマ陸軍本部へ向かってもらう」

為真:「そしたら、僕のナビゲーターはどうなるんですか」
GM:ヴィヴリオも引き抜きは知らなかったようで困惑しているが、流月が続きを話す。「代わりといってはなんだが、新たなナビゲーター。雛子=クライス=ガイスト准尉だ」

横にいたオニの女の子が頭を一つ下げる。
彼女が雛子だ。

為真:「雛子=クライス=ガイスト……わかりました」と、挨拶はしない。会釈だけ返す。伊音とずっと組んでても全然コミュニケーション取らなかったしなw
GM:ついでにボルシチだけど、検査の結果ギアドラ適性があるとわかったので、ヴィヴリオが呼びました。
祝:あれ、桂さん余るのでは?w
GM:交代要員、だれとでも組めるリュンマくんがいることにしようw

これからの体制も決まったところで、ヴィヴリオが告げる。
「早速だが、瑞穂に向かって天使が接近していることが確認された。しかも帝都の中から出現しているようだ」

ヴィヴリオ:「これまでの戦闘訓練が十分に通じる相手かどうかもわからない。それでも君たち相手に対抗できるものはいない。あと1時間でこちらに到達する。急ぎ出撃の準備を」
祝:もうすぐ出番だーw
カナン:これまで戦闘訓練してた伊音がいないんですがw


戦闘準備。
セラピアと桂は格納庫へ。ついていくボルシチ。
パイロットスーツに着替える。予備のものを着るボルシチ。
機体にやってきた。ハッチを開ける。セラピアが自分の座席に座る。ついていくボルシチ。
ちょうど席があったので座る。閉まるハッチ。
「え? 私は?」という顔をする桂。

GM:よし、これで自然な流れでセラピアとボルシチが組めるな!
祝:ガバガバじゃねーか!w
GM:ちゃんとアクシアから通信が入って、「黒い天使核を持つ人間は貴重で、それを確かめておく必要がある」と。実戦だけどテストに過ぎない、ミドルだからw
カナン:それでいいのかw
GM:実際ボルシチはギアドラ適性がありながら明らかにセラピアとしか組めない。今後を考えてもこれが正しいw

ボルシチ:「お母さん、これなに?」
セラピア:「シュネルギアなんだよ〜」
ボルシチ:「すごーい」w
セラピア:「なんとボルシチちゃんはこれを動かせるんだよすご〜い」w

というわけで天使を迎撃するんだよー。

そんなゆるふわは置いておいて別の機体では。

為真:「あんた、僕のナビゲーター?」
カナン:ふーん、あんたが僕のナビゲーター?
雛子:「はい。よろしくお願いします」
為真:「ああ、よろしく。出撃前に調整しておきたいんだけど、格納庫に行こう」といった感じでやってきました。
GM:雛子は目の前の機体に圧倒されている様子です。「これが…シュネルギア」
為真:「実物を見たことはなかったの?」
雛子:「初めてです」
為真:「訓練は積んでるんだよね」
雛子:「シミュレーターでの訓練は受けています」
為真:「じゃあ大丈夫だ。ここがナビゲーター席」

為真は雛子の手が震えていることに気付く。

為真:気付いたけど…何かいうんだろうか。
GM:座席に座ってからは、ギアの起動はそつなくこなしています。

「問題はなさそうだね。心配したけど」
「ありがとうございます」と返すが、その顔も為真には天使にしか見えない。

GM:カナンはどうする?
カナン:指令室に潜り込んで同時に戦闘が始まればいいんじゃないですかねw
GM:じゃあそれでw 祝は?
祝:昼寝をしますw 渡された根性叩き込め棒をぽいーw

出撃。
為真機は飛ばすが、動きがガタついている。肉体が下がったからw
「あんた、制御は!」「今やっています……!」
スピードを下げて対応。

GM/雛子:「訓練ではこんなスピード……」
為真:為真はここで訓練じゃねえんだよとは言わないw
GM:遊びでギア乗ってんのかとか言わないw
為真:「仕方ないよ、十分さ」

一方ボルシチとセラピア。愛のランデブー。
「ボルシチちゃんすごいんだよ、機体の出力が桂ちゃんと載ってた時の比じゃないんだよ! こんなに自由自在に初めて乗って操れるなんてすごいんだよ!」
「お母さんに褒められるなら頑張るよー!」
どこで差がついたのか。登場人物の違い。

雛子:「天使が……来る」
為真:「え、レーダーには何も……」と言ってる内にレーダーに反応が現れ始める。

その数30。
天使としてこれまで想定していたのは、大型の天使1体を複数のシュネルギアで相手取る戦闘。最大でも2体。
「30なんて……どうすれば」
アクシアからの通信が入る。
「数は多いけれど、1体1体の反応はこれまで想定したどの天使よりも弱いわ。勝てない相手じゃない」
「なるほどそれなら……でも、この数は」

セラピア:「30体は訓練でもやったことがないんだよ」
ボルシチ:「でもお母さんと一緒ならなんでもできそうな気がするんだよ〜」
セラピア:「その通りなんだよ!」

変わらんなこの二人w

GM:まあ何体いようと変わりないと思うけど、やっぱりミドル戦闘やりたいでしょw
祝:ちょっとチットが足りないからトゥアレタのロールプレイしたいかなってw
カナン:そこはなw

「30…聞いてないわよそんな数! 訓練でやったこともないのに、本番でできるわけないじゃない!」
トゥアレタは取り乱す。ツバサは多少落ち着いてみえる。

ツバサ:「落ち着きなよいいんちょ」
祝/トゥアレタ:「ふざけないでツバサ、これは実践なのよ! 失敗すれば死ぬ!」
ツバサ:「予想できない事態が起こりうるってことはわかってたじゃん。普段道理にやるしかないじゃん」
祝/トゥアレタ:「でも…!」と焦るあまり、機体の制御もうまくいかない。
ツバサ:「いいんちょ、機体の高度下がってるよ!」
祝/トゥアレタ:「わかってるわよ!」といいつつも高度が下がる。

気が付けば、天使に接近を許していた。
恐怖から、至近にミサイルを撃ち込んでしまう。

祝:爆風をもろに食らって後ろに吹き飛ぶ感じで。
カナン:結果下がれたからよし!w

衝撃が大きすぎて衝撃吸収装置の上からトゥアレタは気を失ってしまう。
「っ……大丈夫!? しっかりして!」
ツバサの声も遠くへ消えていく。

一方どこかで昼寝しているだけの祝くん。
夢を見る。今のトゥアレタが向こうから歩いてくるのが見える。
お互いの体が振れようとしたとき、半透明になってすれ違う。
祝も、トゥアレタも、それが当然のように、そのまま歩き続けていき――

目が覚める。
最終更新:2018年07月15日 18:49