※エンゼルギア2ndのネタバレを含むため、キャンペーン未プレイ者はプレイしてから読むことを強くオススメします
2話ラスト。
[クライマックス]
敵はシュネルギアに乗ったクリス。
カナン:「桂さんは生きてるんですか!」
クリス:「難しい質問だねえ。機体を止めてみればわかるんじゃないか」
カナン:「えっ」
為真:「……下手に倒すと爆発しておじゃんってことは…?」
GM:君みたいな勘のいいガキは嫌いだよw
カナン:ちょっとー桂さーんw
クリス:「まあ、本気を出せないなんて死んでから言い訳されても嫌だし本当のことを言うと、基地に置いてきたよ」
カナン:はぁ?
回想。
祝と共にトゥアレタを追うため、格納庫に向かった時のこと。
それぞれのペアに分かれてシュネルギアに乗り込もうとした際、クリスは桂を手刀で気絶させていた。
「ごめんね、彼と幸せにね」
GM:というわけでミドルで頑張って佐世保君を貶めた結果、さすがに佐世保君がかわいそうになって桂を連れてくるのをやめましたw
カナン:草。
為真:「なるほど。でも本当に爆発するのか?」
祝:そこ重要なんw
為真:「僕は天使を倒して天使からこの国を守るために訓練をしてきたしその力を振るうつもりだった。友人を攻撃するためじゃない」
クリス:「爆発させたくないって? できもしないことを心配する必要はないんじゃないかな」w
為真:そういうクリスは僕にとって、天使でも姉でもないただのシュネルギアに見える。「でも……天使相手に槍を振るうより、戦いやすいよ。こんな戦いは初めてだ」
祝:「お前とこうするしかないなんてな。これが戦争をするってことなのか」
クリス:「そうさ、これが戦争のコマになるってことさ。僕も君も、隣の彼女も」
祝:「だったら、早く終わらせないといけないな」
クリス:「ああ、そのために僕はここに来たんだ」
そう言ってシュネルギアを動かし始めるクリス。
本体2人いないと操作できないそれを、フルスペックのまま1人で操っている。
通常そんなことをすれば、自身に過度の負荷がかかりあっという間に限界を超えてしまう。それ以前にまともに動かせないはずなのだ。
GM:具体的にはクリスのアガペーは既に666だw
カナン:計器を見て驚愕。「これじゃ戦闘中に天使化は免れないですよ!」
クリス:「僕を心配してくれるのかい? 優しいな。ても安心してくれよ、僕の体には黒い天使核が2つ埋め込まれている。調整は自在だよ」
そういうクリスのアガペーは、実際666から増減しない。
クリス:「君と同じだよトゥアレタ。実験に使われた黒い天使核の保有者。戦争のために死んでいきかえって、戦場に送り込まれているのさ」
カナン:これ聞いてていいやつなんですかね?
祝:「話は目の前のあいつを倒してからだ!」ばばーんw
ボルシチ:「こんなことになるなんて思ってませんでした」
クリス:「ああ、一昨日のアレなかなかすごかったね。まさかあんなセリフを言うことになるなんて思ってなかったよ。でもまあ、あの日は本当に楽しかったよ。ありがとう」
ボルシチ:「わたしも楽しかったです。だから……さっき友達だと思ってるって、言いましたね。わたしは友達として、あなたを止めないといけない」
クリス:「そうか。それだけでも、はるばる足を運んできた甲斐があったよ」
「ヤシマに来てよかった」
そう言い残し、クリスはギアの武装――銃と剣を構えた。
戦闘開始。クリスの行動値は20。
祝:まずはイェソドからw
ボルシチ:戦場の歌姫もケテルも使って勇気の歌、69。「為真さん、クリス君を止めてください」
GM:息の根が止まるーw とりあえずクリスの行動。マイナーで特技を使うけど、特技のアガペーは全部《パージシステム》で払う。
カナン:あーギアドライバー/ホムンクルスなのかw
GM:そういうこと。で、メジャーで単体攻撃を《エフライム》でシーン化。
《ダーザイン昇華/【カナン からの 悲哀】》
「私たちの敵は、天使だけだと思ってたのに」
「人間もいるさ。僕は完全機械化兵だけど」
「……あの夜にお母さんが見た天使が合衆国の全部だと思ってた」
クリスは手に持った剣に炎を纏わせる。あの炎を使って広範囲を攻撃する気だ。
「でも、笑いの仮面をかぶっても、みんなで過ごした日は楽しかったはずです。
言いましたよね、よかったって。
……それを終わりにするなんて、そんな悲しいこと言わないでください!」
カナン:エフライムに《ベニヤミン》でオーギュメント打ち消し。昇華しようとしているダーザインについての話で思いとどまらせる、みたいな演出で。ついでに全技能消去。
GM:うーん知ってたw 単体になったから為真を狙おう。
為真:射線に飛び込んで庇ったみたいな演出で。
GM:判定には接合・高速戦闘モード・ケテル全部使って、でも出目で1成功しかでないから56。
《ダーザイン昇華/【為真 からの 仲間】》
為真:「クリス、まずは君を止める」見切り・接合・ケテルとロゴスで回避。
GM/クリス:「君にできるかな?」《セカンドアクション》で行動値を10下げて未行動化。
ボルシチ:わたしの番。為真さんにはもう使ってるので、祝さんに勇気の歌で。
祝:そして俺の手番。「大丈夫? そもそも今回の、敵は…天使じゃないから。おびえることもないんだよ……そういう話じゃないか、ははー」w
ツバサ:「フォローになってない」w
トゥアレタ:「大丈夫よ、祝がいてくれるから」
祝:為真に盾の乙女、色々のっけて94!
GM:別の特技だからな、できるなw
カナン:バフロンダリングやめろw
GM:別の人を通すことでバフの名前が変わって綺麗になったーw
カナン:なお大いなる楽の音があるとこんなことをしなくても勝手にロンダリングされる模様。
為真:「君が助かるのかわからないけど……まずは自爆よりも早く倒す!」《奇襲》!
出目9+接合ケテル35+勇気の歌69+盾の乙女94=207!
カナン:ダブル福音起きてるーw
祝:行けたわw
GM:回避にケテル切りまーすw
《ダーザイン昇華/【ボルシチ からの 哀れみ】》
クリスは全力で回避を試みるが、チープトリックも乗って差分155。
為真:他からのバフも合わせて、666まで操気術してホド! 448点!
GM:は? ※経験点10点パーティー
「クリス、本当の戦いは機体を止めた後だ!」
為真の渾身の一撃は、たしかにシュネルギアを大きく削り取った。
しかしクリスはすんでのところでシュネルギアの核となる部分を守っている。
為真:「……まだ動くのか」
クリス「さすがだよ為真。友達相手にも本当に手加減が無い」
為真:「友達だからさ」
クリスのセカンドアクション、再びエフライム。
《ダーザイン昇華/【祝 からの 動揺】》
しかしカナンから再びのベニヤミンで打ち消し。
カナン:「もう動いているのだってやっとじゃないですか。勝負は見えてます、矛を収めてくれませんか」
クリス:「逆だよカナンちゃん。もうヤシマ以外に人間の生存域はない。僕からしてみれば君達を救うために戦ってるんだよ」
クリスは範囲攻撃に切り替えてケテル。
《ダーザイン昇華/【桂 からの 信頼】》
ボルシチ:「結局クリス君とはわかりあえないまんまなのかな」
祝:「わかりあえてもわかりあえなくても……銃を向けられれば戦うしかない。俺たちはただ生きたい、ただそれだけだ」《ミカエル》からの《呪詛返し》!
狙いの逸れた一撃に、祝がエーテルでカウンターを叩き込む。
クリスの機体はついに動かなくなった。
「終わりか……いや」
数日前のことを思い出す。
学校の屋上で歓迎会が開かれた。
桂と佐世保のデートを台無しにしようと走り回った。
《ダーザイン昇華/【佐世保からの 劣等感】》
GM:《アツィルト》で復活。
カナン:「無理しなくていいんです」《ベニヤミン》。
GM:残りダーザイン1個。ギアドラとホムンクルスの他のオーギュメントはアガペー消費があるから、一矢報いることもできないな。クリスは操縦桿から手を放す。
戦闘終了。
クリス:「こうなることはわかっていたよ」
為真:「で、爆発するのかい」
クリス:「僕自身も知らないよ。今でもその可能性を考えてる」
為真:「……今爆発してないから大丈夫かな」
クリス:「で、どこに連れ帰って処刑するんだい?」
為真:「処刑は……させない」
クリス:「そんなことを許してくれるほど君の軍は甘いのかい」
為真:「そうだと思ってるよ」w
「死ぬなら今でも後でも変わらないし、適当なことをいうのは君得意だろう? 友達じゃなくて仲間になろうよ」
為真はクリスに手を伸ばす。
「ああ、そうやって君達と戦うのも悪くないかもしれないな。だが……ごめんよ、迎えが来た」
GM:そういうクリスの頭上から光が差すと、クリスのギアが天に昇っていく。災厄《至高天の誘い》です。藍染のアレ。『私が天に立つ』w
「僕の役目はまだ終わらない」
そう言い残し、クリスはこの場から消え去った。
「……爆発して終わりじゃないなら、なんとでもなる。じゃああえてこういうよ。また会おう」
[エンディング]
帰還した一行を、いっぱいの上司が出迎える。アクシア、ヴィヴリオ、流月(元から一緒だったけど)、あと空軍のハルトマン。
ヴィヴリオがギアドライバー達を詰問しようとした矢先、流月が動く。
流月:「全ては私の指示に従っての行動でしかない」
ヴィヴリオ:「……何?」
流月:「我々はクリスがスパイだといち早く見抜いていた。しかし確証が得られていなかった。
これ以上接近し万一基地で戦闘になった場合、基地に被害が出る。そこでトゥアレタ君に動いてもらった」
ギアドライバーが単独ならばクリスはその命を狙うだろう。
その目論見通りにクリスは行動を起こし、それをギアドライバー達が止めた。
ということになった。ギアドライバー達も口裏を合わせる。
流月:「そもそもギアドライバーだからといってほいほい招き入れる方に問題があったのでは?」
為真:ド正論w
この説明にヴィヴリオも不承不承了承。トゥアレタは不問に付され、脱走事件は解決した。
夕食前、桂がカナンの部屋に遊びに来た。セラピアも湧いてきた。
桂:「ねーカナンちゃん聞いたよー。クリス君スパイだったんだってね」
カナン:「桂さんの方は大丈夫だったんですか?」
桂:「気絶させられただけだしなんとも。そうだ、クリス君あの時確か謝ってたんだよね。騙してること悪いと思ってたのかな」
カナン:ああ、それは、うんw
セラピア:「みんなの頑張りで桂ちゃんの死が回避されたんだよ」
話題は合衆国の完全機械化兵に移る。
今回、天使ではなくギアドライバーがヤシマを襲った。
カナン:「他にもああいう敵がいるのかな」
祝:これ次回別のギアドライバーが襲ってくる流れでは?w
GM:奴は四天王の中でも最弱w
カナン:「あ、でも合衆国が持ってる天使核が全部黒い天使核ってわけじゃないですもんね」
クリスと対峙した際の情報量が多すぎて、トゥアレタの話は忘れ去ったカナンだった。
カナン:「敵は天使だけじゃない、か」
桂:「何と戦うことになっても迷わずに戦わないといけない。私たちはね」
カナン:「……そう、ですよね」
しかしこの時、カナンは違うことを頭に思い浮かべていた。
あの夜以来、母が見つめ続けている天使。合衆国の力であり、人間にとっての死の象徴。
……クリスはそうではなかった。
カナン:(天使じゃない敵もいる。お母さんはきっと、そんなこと全く考えてないんだろうな)
研究者として戦いに全てを捧げたあの母が、見ていない世界。
私を―――たお母さんの、考えの及ばないところ。
母を思う度生まれる嫌な感情が、少し変わった気がする。
一つの優越感と共に、カナンは食堂へと駆けて行った。
――誰もいなくなった部屋の、ラムダの机の上。
カナンが以前見た時と同じく、トゥアレタの写真が載った「プロジェクトジェミニ」の資料が置かれている。
その時、風がトゥアレタのページを飛ばし、下のページが露になった。
「プロジェクトジェミニ」。月代祝の写真。
夜、いつものように(?)セラピアボルシチラムダの3人でお茶。
ラムダ:「今回も大変だったわね」
セラピア:「うんうん、でも今回もボルシチちゃんは大活躍だったんだよ~」
ボルシチ:「まさかクリス君がスパイだったなんて思っていなくて、でもそういうことも起こりえるんですよね」
ラムダ:「……そうね」
ラムダが顔を上げると狂気の眼。
ラムダ:「まさか精巧に人の形を模した天使がいたなんてね。私もすっかり騙されていたけど、合衆国に組しているということはアレも天使だったんだわ。どうして気付かなかったのかしら」
ボルシチ:あわわ。「お茶を飲んでください、落ち着いて」
ラムダ:「ああ、ごめんなさい、今はどうでもよかったわね。安心して、見分けられるようにするわ」
お茶会の帰り道。自室のドアの下に封筒が挟まっていた。
ボルシチが封筒を拾う。セラピアへの封筒だ。差出人はクリス。
ボルシチ:「これ、クリス君からってなってるんだけど」
セラピア:「クリスちゃんからボクへ手紙? これはうれしいお便り……という気はしないんだよ~」
とりあえず開けずに中を調べてみる。
セラピア:「これは……便箋、普通のお手紙」
祝:ラブレターか?w
セラピア:「まさか次回はボクの番……? ボルシチちゃん、ボクがいなくなっても強く生きていってほしいんだよ」w
ボルシチ:「そんな、お母さーん!」w
セラピア:「まあこの手紙を見るかどうかは次回のセッションまでに考えておくんだよ」ぽいーw
為真は雛子と共に機体の整備をしている。
「きょうもいいてんきー」
「格納庫だけどね」
「…雛子ふかく」
GM:よし、ぶりっ子度の低い雛子だw
カナン:ほんまか?w
為真:「そういえば、初めて天使以外の敵に武器を振って。敵の見た目はシュネルギアのまんまだったけど……一緒なんだって思ったんだ」
雛子:「一緒?」
為真:「それが天使でも、姉さんの顔をしてても、シュネルギアで友人が乗ってても。戦わなきゃいけなくて戦うなら、僕はちゃんと武器を振れる」
雛子:「為真さん、あなたの戦う理由は……」
為真:「そうなんだよね。姉さんが守りたかった人間を守るため。そう思ってたんだけど。PLが思ってたよりも積極的に助けたいと思った」w
メタいw
為真:「たぶん楽しかったんだと、PLもそう思ってる」w
雛子:「……雛子も、楽しかった思ってます。一緒に過ごした時間は長くなかったけれど」
カナン:そういうのでいいんだよそういうのでw
祝:口調なw
雛子:「また会えますよね」
為真:「会えるさきっと。敵として出会うことはあるかもしれないけど、そこで連れ帰ればいい。その時のために、強くならないと」
雛子:「はい。雛子は……できれば今度クリスさんと会う時には、戦争が終わってればいいのにって」
為真:「終わるといいね。そうしたら、またああやって笑いあえる日を……いや佐世保君みたいな人間を新しく出す必要はないけど」w
整備を続けながら、為真は考えていた。ふと機体の槍を見やる。
――友達を大切に思ってそのために武器を振る、なんて。
――周りが天使にしか見えない自分でもそんな気持ちになれたのは、いいことなんだと思う。
――でも僕の中で、姉さんが薄まっていくような気がする……。
祝のエンディング。
なんだかんだでトゥアレタもお咎め無しで戻ってきた。
全部、流月島さんのおかげ!
祝:「おかえり。っていうのも変だけど」w
トゥアレタ:「……ただいま」
祝:「流月……少将? に色々助けられたなー。何者なんだあの人」
陸軍少将、年齢は見た目通りの20代。
陸軍大将の懐刀。
GM:つまりホモねw
流月の話はともかく。
祝:「ふと思ったんだけど。トゥアレタって呼ぶのもおかしい……まあ、おかしいのかなって思ってさ」
トゥアレタ:「どういうこと?」
祝:「無理してトゥアレタを名乗る必要もないんじゃないか?」
トゥアレタ:「そうよね、偽物の私にトゥアレタを名乗る資格なんてないわよね」
祝:そんなことは言ってないw 「トゥアレタ、じゃなくてさ、お前だけの名前をつけたい」
トゥアレタ:「……なんて呼んでくれるの?」
祝:「そうだな。じゃあ――」
祝:次回までに考えておきます。
GM:はいw
最後にマスターシーン。
瑞穂中学の校門前。4人の男女がそこにいた。
桂。なぜか劇画タッチの佐世保君。その後ろに坂月四郎と加藤乃々香。
カナン:そこに加藤さんを混ぜるなw
GM:何かおかしいからね仕方ないねw
佐世保君は切り出す。
「あの男……クリスとか言ったっけ。もう転校していったらしいじゃん」
「え、ええ。彼とは本当になんでもなかったのよ」
「そんなことはわかってる。でもそういうことじゃないんだ」
GM/佐世保:「俺はシュネルギアに乗って戦っている桂さんに守られている一方だ。このままじゃ隣に立つ資格なんてない」
祝:一人称が変わってるんですがw
GM/佐世保:「だから俺はもっと強くなる。桂さんを守れるぐらいに。――待っててくれ」
佐世保はそういって学ランを翻す。
同じく学ランを着こなす坂月、頭に変な被りものをした加藤乃々香と共に、劇画タッチの3人が立ち去っていく。
カナン:その3人目いるー?w
残された桂の悲壮な顔が背景に大きく映る。
手前には振り返らない3人。
最後にでかでかと、劇画タッチの一枚絵――。
トゥアレタ編、完。完?
3話へ続く。
ベニヤミンはクソ!
GM「自分でやってて思うけどほんとトゥアレタ面倒くさい性格だなこれ」w
祝「俺面倒くさい女の方が好きだもん」w
GM「この中だと桂さん好きだなー」
為真「性格の話してたんですよね!?」
GM「かわいければ性格は付いてくる」w
祝「トゥアレタがかわいくないみたいな話やめよう!」w
祝「トゥアレタのDV夫になるしか解決策がない気がしてきた」
GM「『お前は俺がシュネルギアに乗るためにここにいろ!』」
為真「『ありがとう、今日もお前のおかげでシュネルギアで戦えたよ』」w
祝「『ぼーっとしてんじゃねえ早く入れ替わるんだよ!』」ばしーんw
為真「『ありがとな、お前のおかげで戦えたよ』」w
GM「1番身近な男性がDV夫って人間として終わってない?」
祝「なんでこっちに振るん!?」
最終更新:2018年09月30日 14:25