※エンゼルギア2ndのネタバレを含むため、キャンペーン未プレイ者はプレイしてから読むことを強くオススメします
GM:店主の名前ですが、「クァトリシングォ」にしましたw
祝:なんでSMAPw
カナン:砂浜を裸足でゴーナウしそうw
祝達は、早速ビーチバレーを計画する。
2対2をするにはひとり足りない。
カナン:「あれ、何かやるんですかー?」
やってきたカナンを捕まえた。
祝・サラVSツバサ・カナンは、抜群のコンビネーションを見せた祝チームに軍配が上がる。
祝:まあ肉体のステータスは3なんですがw
カナン:肉体6w
為真:一般人たくましいなw
祝:「なんか飲み物買ってくる」
カナン:「フローズンでお願いしまーす」
かき氷の看板をくぐって店内へ。
店主がバナナを皮ごとミキサーにかけている間に、横からアクシアとズィーガーの会話が聞こえてきた。
「たまにはこういうのもいいわね」
「ああ」
アクシア:「しかし少将もさすがね。引率でついてきてるトップがしかめっ面のままじゃリラックスできないだろうと、自らあのパフォーマンスをするなんて」
ズィーガー:「うむ。まさか泳いで島の裏まで行ってそのまま基地へ帰り仕事をこなすなんて、あの子たちは思ってもみないだろう」
祝:え、まじで?
アクシア:「私もちょっと泳いでこようかしら」
アクシアが出ていき、ズィーガーが残る。
祝:貰った飲み物持って話しかけよう。「先生と仲いいんですね」
ズィーガー:「そう見えるか。……ところで月代祝」
ズィーガーからいきなりの質問。
ズィーガー:「同じギアドライバーの似栄為真とは仲良くしてるのか」
祝:絡みが少ないw「あいつとは…戦闘行動中以外はあんまり話したことないかな。でも面白い奴ですよ。ああみえて器用ですし」
ズィーガー:「彼とは仲良くしてやってくれ」
為真の過去についての説明。
姉と二人に基地で連れてこられ、姉が天使化してアクシアに処理された話。
アクシアは姉を撃ったことに責任を感じてギアドライバーからも退き、為真の教育係を買って出ている。
ズィーガー:「だがどうも、仲がうまくいっていないようでな」
祝:「あいつ普通に見えますけどね」
為真:こんなアグレッシブなつもりじゃなかったんだよ。佐世保君事件がだいたい悪いw
ズィーガー:「俺なんかじゃ話は聞いてやれないし、相談にも乗れない。年の近いお前ならばと思ってな」
ズィーガーと別れ、祝は3人の元へ。
すると4人でビーチバレーが行われていた。祝の代わりにアクシアがサラと組んでいる。
カナン:「アクシアさんとトゥアレタさんは反則ですってー!」
祝:それはひどいw 「買ってきたぞー」
アクシア:「私のは?」
祝:は?w
アクシア:「ま、いいわ。あとは若い子に任せて私は去っていくわ」
祝にはその背中が少し寂しそうに見えたのであった。
カナン:「そういえばサラってあだ名ですか?」
サラ:「まあそうね、できればサラって呼んで」
カナン:「へー。委員長って役職があだ名みたいな人があだ名で呼ばれるなんてなー」
そのころ、為真は雛子とかき氷を食べていた。
「任務だと思ってたから拍子抜けだけど、こういうのも悪くないのかな」
「そうですね、為真さん。あ、かき氷おいしい」
「いまだになんで海の家があるのか疑問だけど」
「えっ、海があるから海の家があるんじゃないですか?」
「あっ、そっち側の人間だった!」
「雛子は海に来たのが初めてなので。海辺には海の家があって、かき氷を食べるとおいしいって聞きました」
「想像通りでよかったってところかな」
為真:でもかき氷とか食べるのは何年ぶりだろう。とブルーハワイを食べながら思っている。
雛子:「……何味ですか?」
為真:「ブルー八丈島らしいよ。ブルーハワイだけど」
雛子:「ブルー……ハワイ?」
店主:「あるよ」
突然店主が青いかき氷を持って現れる。
為真:「……それブルーハワイ? 僕が今食べてるのは?」
店主:「ブルー八丈島」
為真:「同じじゃないですか?」
店主:「フッ、坊や。出直してこい」w
雛子:「もぐもぐ……こっちがブルーハワイで、こっちがブルー八丈島」
違いの分かる雛子。
店主:「わかってんじゃねえか、嬢ちゃん」
為真:「え、いや? うん?」w
そんな時、海の家のカウンターに、その光景を見つめている子供がいた。
為真たちの方をじっと見ていたその子供は、立ち上がって歩いてきた。
為真が食べていたブルー八丈島をひっくり返す。
子供:「こんなん全く同じじゃねえか!」
為真:それは同感だけどw
店主:「こらユウキ!」
子供は建物の奥へと引っ込んでしまう。
為真:「……親子?」
店主:「ああ、すいませんね。親戚の子でねえ。天使に親をやられたんですよ」
為真:「それで、ここに?」
店主:「それでうちで引き取ってるんですけどね。こんな辺鄙な島じゃないですか。ストレス溜めこんでるみたいで」
GM:ブルーハワイと八丈島の違いもわかんないぐらいにはストレスなんですよw
為真:関係ないんだよなあw
店主:「ああ、すぐ代わりだしますよ。どっちがいいですか?」
為真:「どっち……って、どの?」
雛子:「ブルー八丈島の方がおいしいです」
為真:「えぇ…!?」
砂浜では、ボルシチが大きなスイカを抱えていた。
ボルシチ:「おいしそうだと思って買ってきたんだけど、どうやって食べればいいかなーって」
セラピア:「スイカの食べ方なんて決まってるんだよ。……切らないと食べられないんだよ」
ボルシチ:あれっ。「割るって言葉を聞いたんだよ」
セラピア:「あぁ……スイカ割りか。それも悪くはないんだよ」
ボルシチ:むむ……!
GM:そう、明らかにおかしい。元気がない。
そこへカナンと祝がやってくる。
ボルシチ:「あれ、どうしたんですか」
カナン:「ビーチバレー終わって次何やろっかなってなって、1回戻ってきたんですよ」
祝:「あれ、スイカあんじゃん」
ボルシチ:「皆さんも割りませんかすいか!」
祝:「スイカかー、割るかー」w
セラピア:「ボルシチちゃんがやるならやるんだよー」
ボルシチ:「……お母さん元気ない? 大丈夫?」
セラピア:「いやー、そういうわけではないんだよ。大丈夫なんだよ」
ボルシチ:おでこに手を当ててみます。
別になんてことはないが、元気がないのは相変わらずだ。
ハンドアウトを読み上げるGM。
セラピア:「エーテル感知は禁止なんだよ」w
祝:「昔は無双したもんだ」w
ボルシチ:「がんばるよー」目隠し装着!
セラピア:「指示に従うんだよー」
と言いつつ海へ沈んでいくセラピア。
カナン:「あれ? セラピアさーん?」
祝:救出。「休んでた方がいいんじゃないのか?」
セラピア:「さすが医者の卵なんだよー」
ボルシチ:「あれー? どうすればいいのー?」
カナン:はっ、指示待ちの状態になってる!
祝:「じゃ、これを持ってほしい」根性叩き込め棒w
セラピアが帰ったあと、3人でスイカを割り出す。
スイカはつつがなく割れ、祝が買ってきたブルー八丈島と一緒に食べることにした。
……そうして、護衛任務初日は終わった。
GM:しまった、結局アバンオープニングできなかったw
カナン:つまりエンディングかw
GM:そんなわけで2日目です。皆さんはリゾート施設でのんびりしてました。
為真:なんでリゾート施設が八丈島にあるんだよw
GM:実はですね、八丈島は実は将校のリゾート施設としても使われてるんですね。「八丈島の視察」といえばひそかなバカンスというのは上層部では有名です。
為真:兵器開発の横のリゾート施設行きたくないでしょw
ボルシチがセラピアの部屋に来ると、セラピアはまだ寝ていた。
やっぱり元気がない。
ボルシチ:「おはようお母さん。大丈夫?」
セラピア:「最近あんまり…いや大丈夫なんだよ」
ボルシチ:ばればれだよー。
セラピア:「とりあえず朝ごはんを食べに行くんだよ~」
朝食はバイキング形式。
為真と雛子がバイキングに行くとズィーガーとアクシアが食べていた。
為真:って待って、バイキング形式に疑問を持つ前に状況がセッティングされたぞ?w
為真:「おはようございます」
アクシア:「あらおはよう為真くん」
ズィーガー:(無言の挙手)
アクシアは結構テンションが高そうだ。
食べ物を取って戻ってくると、楽しそうにアクシアとズィーガーが話している。珍しく笑みを見せるズィーガー。
為真と雛子は特に会話もなく食べ続ける。
雛子:「為真さん。雛子たち、こんなところでこんな風にご飯食べてていいんでしょうか」
為真:えっ。
雛子:「天使との戦いの最中なのに」
為真:びっくりしたーw アクシアさんとの間を取り持てってことかと思ったw
雛子:「え、なんでですか」
カナン:地味にひどいw
話はリゾート施設に移る。
為真:「軍の上層部が決めたことだし。この施設はおかしいと思うけど」
雛子:「軍の偉い人になると、こんないいところに泊まれるんですね。あの人もこういうところで……」
為真:「……あの人って?」言葉を詰まらせ、躊躇した感じで聞きます。
GM:地の分で躊躇した感を出していったw
為真:そっちが言うことか!w
雛子:「あ、ごめんなさい。……でも為真さんにだったら」
雛子は一呼吸おいて、改めて告げた。
「雛子のお父様は、ヤシマ陸軍大将の維馬篭代胤という人なんです」
為真:「た、大将の」今回出てこない人w 「まあでも父親の話だったんだね。ほっとした」
雛子:「……?」
為真:「父親が陸軍大将か。なんかすごいね」
雛子:「すごい、のですか。雛子もあまり話したこともないので」
為真:「あー、偉い人が親だとそういうこともあるよね」
雛子:「あ、でも。瑞穂基地に行ってくるようにと言われたときに、少しお話ができたんです。その時に、為真さんにもよろしくといってました」
為真:「僕にだけ? 他のギアドライバーも?」
雛子:「……為真さん、お父様にお会いしたことありますよね」
為真:えっ。
グランドオープニングを思い返してみてほしい。
オニの軍人が2人に話しかけていた。
為真:それが大将だったの!? 「全然思い出せない」
GM:まあ当時の君たちにとっては軍人の中のひとりでしかなかったでしょう。
為真:「じゃあ頑張らないといけないね。……この休暇が終わったぐらいから」w
雛子:「だめですよ。今だって護衛任務です、もしも天使が襲ってきたら対応しないといけません」
そんな会話をしている裏で、ボルシチとセラピアがやってきた。
ボルシチ:「おいしそうだねお母さん!」 ちらっ。
セラピア:「おおー、色々あるんだよー」
手前から順番に取っていくセラピア。
ボルシチ:「お母さんあそこにボルシチがあるよ!」
為真:ていうかなんでボルシチがバイキングにあるの?w
セラピア:「はっ、このボクとしたことが」
セラピアはボルシチを鍋ごと持ってきた。
「とりあえずボルシチを食べるんだよ」
ボルシチ:「そうだね、ありがとうお母さん! ちょっと元気になった?」
セラピア:「ボルシチちゃんはおかしなことを聞くんだよ。ボクはいつだって元気なんだよ」
ボルシチ:「ねえ、お母さん聞いて」真面目な顔をします。
セラピア:「改まってどうしたんだよ、ボルシチちゃん」
ボルシチ:「お母さんこの島に来てから元気がないと思うんだけど、何かあった?」
セラピア:「ぎくっ」
ぎくっという擬音が背景にでかでかと書かれるほどに、セラピアはぎくっとした。
祝:今日のセッション地の文強いですねw
セラピア:「そんなことないんだよーボルシチおいしいし」
ボルシチ:ほっぺたをむにってし目線をぐいっと。「ごまかしても無駄だよっ」
セラピア:「やめるんだよ、ボルシチちゃん。ボルシチが冷めちゃうんだよ」
ボルシチ:「今のお母さん、前みたいにおいしそうにボルシチ食べてないよ」
それを聞いたセラピアは愕然とした表情になる。
スプーンを手から皿に落とし、カランと乾いた音を立てながら、地面に手を付いた。
祝:地の文w
セラピア:「このボクが……おいしそうにボルシチを食べてない……」
為真:結局ギャグでごまかそうとしてない?w
セラピア:「ボルシチちゃんには隠し事はできないんだよ
ボルシチ:「話してくれる?」
セラピア:「……実は」
その時、けたたましい警報音が食堂に響いた。
「敵襲よ! 基地に集まって頂戴!」
カナン:アラートで飛び起きたーっ!
為真:基地って海の家?w
雛子:「任務中ですよ任務中!」w
為真:地の文でまっすぐ基地に向かいます。地の文は強いためw
雛子:「そっちは海の家ですよどうしたんですか!」
為真:セリフには勝てないためw
ボルシチ:「お母さん、あとできかせてねー!」
セラピア:「この出撃が終わったら話すんだよ」
ボルシチ:「フラグたてないでー!」w
そんなこんなでブリーフィングルーム。
構造はどこの基地でも共通らしく、代り映えのしない光景。
違いと言えば、ギアドライバー達の目の前にいるのが流月とアクシアだけということ。
「敵襲よ!」
そして、ギアドライバー達の恰好が何かおかしいこと。
祝:麦わら帽子を隠しますけど。
カナン:寝起きのぼさぼさ頭を直してますけど。
ツバサ:水着ですけど。
祝:ビーチボールの空気を抜いてますけど。
為真:これ完全に朝から泳いでたやつですよねw 我々は真面目だというのにw
八丈島基地のデータ移設はまだ終わっていないため、施設を守らなければならない。
確認されたのは天使艦隊。うち天使戦艦2隻が接近中。
カナン:え、天使戦艦? マジ?
GM:マジでーす。権能はないから余裕w
各々準備に移る。
カナンは初めての自分がメインとなる戦闘だ。
「大丈夫です、一人でも……」
そこへ声をかける人物がいた。
ズィーガー:「大丈夫かカナン」
カナン:「ズィーガーさん、偵察に出てたんじゃ? 帰ってきたんですか」
ズィーガー:「俺は外に出ていない。うちの部隊の奴だ。俺も直接迎撃に出たいところだが、他に奇襲がないとも限らん」
カナン:「……それなら私は全力で、迎撃します」
ズィーガー:「頼りにしてるぞ」
ズィーガーはカナンの頭に手を置いた。
カナン:「……はい!」
ズィーガー:「おっと。カナン、その様子じゃ朝飯も食ってないだろう」
カナン:「あ、はい。実は下パジャマなんですよ」
ズィーガー:「ウィダーインゼリーだ。腹に入ってるのとないのとでは違う」
カナン:「ありがとうございます、気にかけてくれて。頂きます」
ズィーガー:「ああ」
ズィーガーは警戒のためその場を離れた。
残されたのはカナン1人。
カナン:「そうだよね、1人じゃないもんね!」
為真が格納庫へ向かう途中、子供が軍人ともめているのを見つけた。
海の家で引き取られている子供だ。
GM:名前はキムラユウキ君です。
為真:キムタクの息子か?w
「僕に天使をぶっ殺させろ!」
「まあまあまあ」
ゲートキーパーをしている軍人に突っかかっている。
祝:妥当な対応すぎるw
為真:「ユウキ君、だっけ」
ユウキ:「あんたはあの時の……なんでこんなところにいるんだよ! あんたも軍人だったのかよ!」
為真:やっぱりあの海の家軍人専門かw
GM:学生も来るらしいよ。学ラン背負った3人組とかw
カナン:佐世保君じゃねーか!
為真はユウキを説得しようとするが、聞く耳を持たない。
ゲートキーパーに抑えてもらっている間にその場を離脱する。
祝とトゥアレタ――サラの入れ替わり、エーテルリンクはしばらく起こっていない。
ではサラとツバサで機体に乗るのかというとそんなことはなく。
アクシア:「3人乗りに改造しといたわ」バーンw
カナン:1人じゃ操作できないとは書かれてるが3人以上で操作してはいけないとは言われてない、なるほどなw
サラ:「祝が一緒にいてくれれば私は戦える」
祝:「正式に肩を並べて戦うのは初めてだな」
サラ:「あなたと一緒なら、もう何も怖くない」w
為真:死にそうw
祝:「ダメそうなら支えてやる」
ツバサ:「はーつまんね」w
祝:まあ根性叩き込め棒で気合でも注入すれば……あ、そういえばボルシチに渡したままだw
ボルシチ:部屋においてある……w
セラピアとボルシチがボルシチを10秒チャージしてミドル戦闘へ。
敵は天使戦艦×2と取り巻きの戦闘機×20。
ミドルとは一体。
戦艦2体が先制攻撃し、ギアドライバー3人に範囲攻撃を飛ばしてくる。
しかし3人は呪詛返し・見切り・ハードシールドで余裕の回避。
GM:やっぱり権能あっていいんじゃない? ハードシールドとか奇跡1個分じゃんw
祝:これがエーテルの力だ! すかさず盾の乙女。
ボルシチ:頂いたのでシーン攻撃、成功数63です。
GM:確かそれ飛行状態にしか当たらないやつでしょ? だったら戦艦は……戦艦飛行能力持ってんじゃねえか!w
カナン:飛んでるのかよw
戦闘機は当然のように全滅。
ボルシチ:お母さんの方を心配そうに見てみますが。
セラピア:「そうか、あの天使はボクを迎えに…」
ボルシチ:わあ。
為真:「おっけーこれで飛び込める。バフはないけど」w
カナン:戦艦に基地を狙われたら大変なのでメジャーで隠密しておきます。結界の端に1番近い基地だし、そういうジャミング設備も充実してるはず!
カナンが見てるだけ状態になるものの、敵の攻撃はギアドライバー達には当たらない。
しかし相手のHPが300点近くあるため、アガペーがかつかつに。
倒すころには全員のアガペーが630近くになっていた。祝に至ってはダーザインをひとつ切っている。
流月:「皆ご苦労だった」
祝:「久しぶりの戦闘は応えたぜ」登場ダイスで12出るし。もう寝てるわw
カナン:根性叩き込め棒がないからw
戦闘中にズィーガーが行った偵察によると、まだ太平洋上に多数待機しているらしい。
少なくとも戦艦が10。
ズィーガー:「この島に向けてこれだけの戦力を回すこと……まさかこちらの動きが読まれている可能性はないと思うが」
流月:「こんな時に気を休めてくれというのもなんだが、せっかくの夏の海だ、楽しんでくれ」
為真:警戒しろって話じゃないの!?
GM:アクシアもさすがね流月少将みたいな顔をしてる。
為真:なんで? どうして?w
ひとまずお弁当でアガペーを下げる。
カナン:「朝のバイキングの残りを持ってきてもらいました」
サラ:「つい食べ過ぎちゃうのよね」
祝:「体重は帰ってから考えればいい」w
サラ:「祝、さすが天才ね」w
カナン:あーアガペーきつすぎて反則弁当した方がいい気がしてきたw
セラピア:「ボルシチがない…だと……」
ボルシチ:「お母さんボルシチはここにいるよー」w
祝:そうだ、為真と話すんだった。
為真:「……なに」
祝:「何か困ったことはない? アクシアさん今は楽しそうだけど、基地だと思いつめた表情をするし」
GM:雛子はあっ、という表情。
為真:「別に。同じ家で暮らしてるだけだし」
祝:事情は聞いてるんだよな。「何か困ったことが合ったら相談しろよ」
為真:「もっと困ってるのはこの司令部の状態かな」w
祝:被ろうとしてた麦わら帽をしまうw
為真:「そうだ、困ったことじゃないけど。天使に復讐しようとしてた島の子供どうなったんだろう」
祝:その話知ってんのかな。
為真:「今後天使がまた来るかもしれないし、話はつけとかないと。身寄りのない子供みたいでかわいそうな気持ちもあるし」
祝たちは3人で海へ。
ボルシチ:「カナンちゃんも1人でがんばったねー」
カナン:「1人かっていうとそうじゃなかったけど」
ボルシチ:「カナンちゃんはすごく頑張ったんだよー」
カナン:「そういうこと言われると、セラピアさんみたいな。あれ、セラピアさんは?」
周りを見るとセラピアが机でぐでっていた。
「ボルシチ…ボクのボルシチ……」
カナン:「なんだ、いつものボルシチ切れか」
ボルシチ:「カナンちゃんにはいつも通りに見える?」
カナン:「え、セラピアさんいっつもボルシチの話しかしてないというか。いつも通りじゃないんですか?」
ボルシチ:「んー、そっかー。いつも通りだよ」
GM:そういうムーブすんのw
カナン:「セラピアさーん閉店ですよーもうボルシチはないですよー」
セラピア:「うぅ……みんなは?」
カナン:「祝さん達は海へ行きました。ていうかあの3人朝も泳いでませんでしたか?」
セラピア:「うーん、そこまでの元気はないし……ボクたちもいったん部屋に帰るんだよ。ね、ボルシチちゃん」
ボルシチ:「一緒にもどろっか、お母さん」
カナンは部屋に帰っていく2人を見送った。
「あー私も外いこっかなー。……あの3人のこと何も言えない」
セラピア:「つかれたねーボルシチちゃん」
ボルシチ:「で、さっきの続きなんだけど」にっこりw
セラピア:「そ、そうだったんだよ。ボルシチちゃんにはいつまでも黙っているわけにはいかないんだよ」
セラピアは一通の手紙を取り出す。クリスからの手紙。
『お父さんが君に会いたがっている。
そう遠くない内に迎えが来る。
それまでに心を決めておいてね』
ボルシチ:「これはどういう意味?」
セラピア:「実は、ボルシチちゃんには黙っていたんだけど。この『お父さん』――ボクのパパちゃんは『ラルフ・マスケンヴァル』。ママちゃんは『エクリシア』なんだよ」
ボルシチ:「……誰?」w
セラピア:「そっか、ボルシチちゃんにはわからないよね。ラルフ・マスケンヴァルは、現合衆国の総統。天使兵を率いているトップなんだよ」
ボルシチ:「つまり、わたしたちが今戦ってる相手、ってこと?」
「そもそもこの戦争は、ラルフ・マスケンヴァルから始まったんだよ」
50年ほど前、統一帝国の天使核研究所に、ラルフ・マスケンヴァルは中尉として派遣されていた。
あれやこれやがあり、ラルフは研究所を離れ、当時の合衆国の総統フューラーと戦うことになる。
しかしそうして合衆国と敵対していたラルフは、50年前以来合衆国の総統として君臨し続けている。
セラピア:「まあ聞いた話で詳しくは知らないんだよ。直接会ったこともないし。でもラルフ・マスケンヴァルの子供がボクなことは間違いないんだよ」
そしてエクリシアは、合衆国に対するレジスタンスのトップ。数年前に死亡している。
幼少期からレジスタンスの中で育ったセラピアは、ゲリラ戦を身に着けている。
銃の腕は壊滅的だが、なんでもありの勝負ならばセラピアはこの基地で最強だろう。
ボルシチ:うーん複雑。「お母さんは、お母さんのお父さんに会いたいの?」
カナン:おじいちゃんではなかったw
セラピア:「正直に言えば、一度会って話をしてみたいんだよ。ママちゃんから話を聞いていたけど、あったこともないし」
ボルシチ:「でも今は戦争中だし、行ったら戻ってこれないよね」
セラピア:「そうだね、会って話してさようならなんてきっとないんだよ。でもパパちゃんは、なんで今になって手紙を送ってきたんだろう」
セラピアは、天使戦艦はセラピアを迎えるためのものだという。
為真:出迎えが壮大w
GM:世界のトップの娘ですからね。
「もちろんボクは、この場で天使と戦うことが正しいと信じてる。
でももし話をできるなら、これがこの戦争を終わらせる近道になるかもしれないと思ってるんだ」
ボルシチ:「……」
GM:まあこの場で結論は出ないと思うので、後でまた話をする機会は設けています。
ボルシチ:「お母さん。わたしは、気付いたら瑞穂にいて、お母さんとかいろんな人と会って、みんなを守るためにここにいようって思ったけど」
セラピア:「うん」
ボルシチ:「お母さんは、どうしてヤシマで戦ってるの?」
セラピア:「それがママちゃんの、最後の言葉だったから」
最終更新:2018年11月10日 10:46