大名鉄道ガリバー線
大名鉄道ガリバー線(だいみょうてつどうガリバーせん)は、かつて東京都小金井市に存在した5インチゲージの個人所有の庭園鉄道である。
概要
社名は「余は満足である・・」という殿様気分から、路線名はガリバー旅行記からそれぞれ由来する。
オーナー
大名鉄道社長の加塩千里氏は東京都出身。大学の専攻は心理学で、定年までの仕事は家庭裁判所の調査官だったという。鉄道模型のパイオニアとして著名。
- 1932年 東京都に生まれる
- 1956年 家庭裁判所に就職
- 1964年8月 大名鉄道・コロの毛線 - 鉄道模型趣味 #194
- 1965年7月 大名鉄道・花園線 - 鉄道模型趣味 #205
- 1970年10月 大名鉄道・窮屈線 - 鉄道模型趣味 #268
- 1980年代 大学の公開講座に通う
- 1994年 工業高校の公開講座に通う
- 1996年 大名鉄道・ガリバー線建設開始。
- 1999年1月31日 HP開設
- 2002年 定年退職
- 2004年9月1日 @niftyに移転・再編成
- 2006年1月 週刊新潮 2430号
- 2006年 山田五郎アワー出演
- 2008年6月 大名鉄道赤外線‐仮開通
- 2010年6月 デゥーパ2010年76号
- 2010年9月末 社長の転居に伴いガリバー線運行停止
- 2016年10月 湘南セカンドライフ12号
車両
1号機
中が空っぽのダミー機関車。センターピンで方向転換ができる構造となっており、車内には風鈴が吊るされている。
ラッセル機関車
レールの掃除や潤滑剤(呉工業5-56)の散布などをこなす保線用ダミー機関車。
2号機「ハイジ」
イギリスMaxiTrak社製のキット組み立て品。ガリバー線全通後に導入されたので、主に旅客列車担当。

3号機
予備部品を使い組み立てられた小型機関車。搭乗時は黄色、晩年は銀色に塗装さえれていた。
4号機
ガリバー線末期に導入された機関車。形状からして日本工業大学東京工業高校のEB型機関車(AEG E1 凸型機関車)の改造品と思われる。
駅一覧
えき
ガリバー線発祥の地。「歩くと疲れる」と敷地の門にある当駅から玄関へ2mの線路を開通させたのがガリバー線の始まり。ガリバー線全通当初は行き違いができる構造になっていたが、改修工事の結果1番線が行き止まり構造になった。

改修前(行き違い可)

改修後(行き違い不可)
こっち
一面二線構造の行き違い駅。台所の裏で、朝は、コーヒーの香り、夜は、味噌汁の香りがたなびく。
ごみ収集日に古新聞を輸送するための貨物ホームを併設。
ごみ収集日に古新聞を輸送するための貨物ホームを併設。
あっち
一面二線構造の行き違い駅。