「青い方がバキシムで、黒い方がベロクロンだ」
「聞いてませんし、黒い方の名前が少しややこしいです」
お義母様はこの成りで居酒屋を営んでいて
先程からあれよあれよと注がれる客用のビールにすっかり酔ってしまった私マーメイ
「聞いてませんし、黒い方の名前が少しややこしいです」
お義母様はこの成りで居酒屋を営んでいて
先程からあれよあれよと注がれる客用のビールにすっかり酔ってしまった私マーメイ
「やや強気なのがベロクロンで、やや低姿勢なのがバキシムだ」
「王様なのに低姿勢なんて雇われ社長みたいですよ?」
ちなみにお義母様も、深夜の通販番組で驚きの吸水力を誇る布っぽい何かのように
だばだばお酒をあおっています…あのお義母様、一応見た目が幼女なんですから…
「王様なのに低姿勢なんて雇われ社長みたいですよ?」
ちなみにお義母様も、深夜の通販番組で驚きの吸水力を誇る布っぽい何かのように
だばだばお酒をあおっています…あのお義母様、一応見た目が幼女なんですから…
「口からミサイル出すのがベロクロンで、鼻から鼻水出すのがバキシムだ」
「王様そのミサイルで魔王倒せば良いじゃないですか…鼻水はかんで下さい」
さっきから洗い物を終えた小鳥さんが、このやり取りを眺めてにこにこしてるのが可愛くて困ります
「王様そのミサイルで魔王倒せば良いじゃないですか…鼻水はかんで下さい」
さっきから洗い物を終えた小鳥さんが、このやり取りを眺めてにこにこしてるのが可愛くて困ります
「何かしら被害にあうのがベロクロンで、案外運が良いのがバキシムだ」
「何かしらの被害って…」
「何かしらの被害って…」
「喰われたりさらわれたり解雇されたり」
「解雇!?王様なのに!?」
「所詮成果が上がらないと切り捨てられる世の中だしな…」
「厳しいですねぇ…」
「解雇!?王様なのに!?」
「所詮成果が上がらないと切り捨てられる世の中だしな…」
「厳しいですねぇ…」
「ところでチチ魔人…」
「はいお義母様」
「はいお義母様」
「3杯目以降はツケておくから」
まさに外道
まさに外道