スーパーゲームボーイについて
スーパーゲームボーイ (SGB) は、ゲームボーイのゲームをスーパーファミコンで遊べるようにするアダプタです。
SGB の
カートリッジに、ゲームボーイのカートリッジを差し込み、 SGB をスーパーファミコンに接続します。
SGB を使うことで、スーパーファミコンのゲームパッドを使って、テレビ上でゲームボーイのゲームを遊ぶことができます。
技術的な説明
SGB のカートリッジには、ゲームボーイの
CPU とビデオ
コントローラが入っています。
通常、液晶画面に映像の信号が送られますが、 SGB では、カートリッジ内部にある
スーパーファミコン用の BIOS ROM 経由で、テレビに映像の信号が送られます。
サウンドも同様に、テレビに出力されます。
ゲームパッドは逆に、スーパーファミコン側からゲームボーイに信号が送られます。
モノクロのゲーム
モノクロのゲームボーイ用に作られたゲームは、 SGB でも動きます。
SGB で起動した時、 4 色の白黒のパレットの色を置き換えることができます。
160x144 ピクセルのゲーム画面が、スーパーファミコンの 256x224 の画面の中央に表示されます。
周囲の未使用の範囲には、画像が表示されます。
メニュー画面から、パレットデータの編集と、組み込みの枠画像が選択できます。
SGB 対応で作られたゲームの場合、追加の機能が使える場合があります。
ゲーム画面の着色
ゲーム画面を着色する機能には制限があります。
カスタムパレットは、 20x18 の範囲ごとにのみ設定可能になっているため、
この機能は主に、タイトルスクリーンやステータスバーのような静的な領域に使われます。
20x18 のカラー属性マップはスクロール不可能で、スプライトには個別の色が付けられません。
このため、アニメーションで表示される範囲には、通常、 4 色のみの着色に限られます。
スーパーファミコンのスプライト
8x8 または 16x16 サイズで、個数は 24 個まで、色は 16 色のスプライトが表示できます。
ゲームボーイのスプライトを、スーパーファミコンのスプライトに置き換えることで、
背景とは違う色を使って表示することができます。
この方法は簡単に実装できますが、あまり見かけることはありません。
また、スーパーファミコンに OAM データを転送する時に、キャラクタの一番下のラインが非表示になってしまいます。
スーパーゲームボーイの枠
一番有名かつ、印象的な機能で、ゲームカートリッジに内蔵されたビットマップを使って、
SGB の画面に表示される枠を置き換えることができます。
多人数プレイ
スーパーファミコンに接続された、 4 つまでのゲームパッドが使用できます。
それぞれ、別に読み込みできるため、同時に最大 4 人まで遊ぶことができます。
最終更新:2017年08月31日 03:07