記事作成に満たない短文での作品解説はこちらへお寄せ下さい。
書式としては、

作品名

+ ...
内容
という形式で、五十音順の並びに追記して頂くようお願いします。

アクスレイ

+ ...
コナミから発売されたSFC用シューティングゲーム。
同社作品「沙羅曼蛇」に近い縦横混成のステージに加えて、
疑似俯瞰視点や回転機能などの性能を生かした演出が特徴。
武器はステージ開始時に三種の武装を選んで出撃し、道中で装備中の三種を任意に切り替える方式。
ステージ中にアイテムは登場せず、ステージクリアで選択できる武装の種類が増える。
残機が増えやすく、ボス撃破で一度に二機増える事もある。
被弾しても装備中の武器が壊れるだけでミスまで猶予があるが、体当たりに属する攻撃は一発でミスとなる。
コンフィグには難易度やキー設定に加え、連射速度や画面の明るさ調節という珍しい項目がある。
ボス戦BGMはステージBGMをアレンジしたそのボスの専用曲になっている。
疑似俯瞰ステージは背景グラフィックの縦のラスター伸縮で表現しているため、
パースが不自然になる物や当たり判定が表示と一致しない状況がある。
高次周のエンディングでは続編がアナウンスされたが、発売されなかった。

超魔界村

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カプコンから発売されたSFC用横スクロールアクションゲーム。
魔界村シリーズの三作目であり、初の家庭用オリジナルタイトル。
前作から上下撃ちが削除され、代わりに二段ジャンプができるようになっている。
装備品には武器を強化する青銅の鎧と飛び道具の防御及び魔法詠唱短縮効果のある盾が追加された。
前作同様、最終ボスとエンディングに到達するためには道中ステージを二周する必要がある。
魔法詠唱後に長い無敵時間が追加されたため、装備を丁寧に整えながら進むプレイをする分には従来作より難易度は低め。
ただし魔法を使えない「女神の腕輪」が必須となる最終ステージ手前だけ格段に難易度が高い。
ステージの長さや速射力の低い武器の増加などからゲームテンポは前作より低下している。
売上は109万本*1

伝説のオウガバトル

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クエストから発売されたSFC用セミリアルタイムSRPG。
「半熟英雄」にやや類似した操作形態の俯瞰型マップシーンでユニットを操作し、
敵と接触するとクラスや作戦ごとに設定された行動を取る事で半自動で戦闘が進む。
シナリオはやや政治色が強く、民衆の支持率を示す「カオスフレーム」によって
シナリオやイベントに分岐が発生する方式になっている。
グラフィックや音楽の美麗さの一方で稼ぎにペナルティが設定されているシステムや
隠し要素の多さから攻略知識なしでベストエンドを目指すのはかなり難しい。
メーカー作品ともにほぼ無名であったがそのクオリティを任天堂から認められ*2
ゲームメディアでの取り扱いも大きかったため初作から注目を集め、
後にオウガバトルシリーズを構成する作品群の一作目となった。

ビヨンド ザ ビヨンド 〜遥かなるカナーンへ〜

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1995年11月3日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたプレイステーション用ロールプレイングゲーム。略称は「ビヨビヨ」。
当時移植作品が中心となりまだRPGが出揃っていなかった次世代機戦争において、初の正当派RPGとして登場した。
キャラクターデザインに「南国少年パプワ君」などのヒット作を持つ漫画家の柴田亜美を採用。
制作にはシャイニングフォースシリーズの開発関係者が携わっていたため、UIや演出などに共通点が見られる。
次世代機の機能を活かした俯瞰型のフィールドマップや滑らかに視点移動する戦闘シーン、
曲目の多彩なBGM群など、スペック上は順当に進化した正当派RPGと呼べる内容であったものの、
戦闘シーンに「ボタンを連打すると判定が有利になる(=しないと不利になる)」
というリアルに肉体を酷使するシステムを採用した事や、システムと食い合わせの悪い難易度やエンカウント率の高さ、戦闘の長さなどから
同機種一周年記念として力を入れた事前広告と裏腹に「プレイヤーの指を破壊するクソゲー」として知られる事になってしまった。
またイベントもプレイヤーに忍耐を要求するパワーダウンの呪いイベントや
エンカウントの高い中で謎解きを要求されるダンジョン、
知らないと取り返しの付かない仲間の救出イベントがあり、総じて忍耐を試される物が多かった。
シナリオ途中にレベルが初期化されるクラスチェンジイベントがあるが、
能力値や次レベルへの経験値といった内部的なレベルは引き継ぐため、
実質的な現在レベルが分からなくなってしまうという分かりにくい要素もあった。
ラストでは続編に引き続くような展開となるが、発売されなかった。

ファイナルファイト タフ

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1995年にカプコンから発売されたSFC用ベルトスクロールアクションゲーム。
開発名称や海外名はファイナルファイト3。SFC末期作品のため前二作より知名度は低め。
末期作品共通の傾向として中古価格は比較的早期からプレミアが付いていた。
プレイヤーキャラクターは初代作から引き続き登場のハガー、ガイに加えて新規キャラクターのルシアとディーンを加えた四名。
今作ではダッシュやバックステップ、後ろ歩きが追加されたほか、対戦格闘ゲームから逆輸入したコマンド技やゲージ消費技が導入。
ハガー市長の見た目が長髪短パンのレスリングスタイルになるなど、
見た目の雰囲気やゲームシステム共に従来作から大幅に変更が加えられた。
「2」から引き続いて二人同時プレイ可能なほか、一方の操作をCPUに任せて
疑似的に一人で二人同時プレイもできるようになった。
他の新要素としてはステージに分岐ルートが存在している。

ワードナの森

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東亜プラン開発、タイトー販売のアーケードアクションゲーム。
少々ふとましい主人公のアラモード王子が魔法使いワードナに水晶にされて攫われたプリン姫を助けに行く物語*3
最終ボスの名前がなぜか他社作品であるはずの某有名RPGと同じである事でも知られている*4
難易度はやや初見殺しの仕掛けがある他はパターン化やアイテムによる保険が効きやすいため、
同社アーケード作品の中では比較的易しめとも言われる。
ディスクシステムにライフ制に変更して移植。ステージBGMは恐らく容量の都合で原作の3面と最終面の物のみになった。
メガドライブにはワードナの森SPECIALとして、BGMのテンポアップやボスの追加といったアレンジを施して移植された。
PCエンジンでは初期から移植予定があったが、人員や品質の確保ができなかった事から延期を繰り返した後に発売中止になった。

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最終更新:2023年03月07日 23:17

*1 恐らく世界売り上げ。https://www.capcom.co.jp/ir/business/million.html#tab6

*2 https://news.denfaminicogamer.jp/interview/180522/2

*3 キャラクター名はディスクシステム版の物。機種によって異なる。

*4 2022年発売の復刻移植『飛翔鮫!鮫!鮫!』付属資料でやはり参考にしていた事が明かされている。