加藤・清正

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加藤・清正 - (2017/12/22 (金) 11:51:20) の編集履歴(バックアップ)


「果てろ」

【所属】 M.H.R.R.
【役職】 十本槍:SPEER-02
【名前】 加藤・清正
【読み方】 かとう・きよまさ
【種族】 精霊
【元ネタ】 加藤清正
ジェームズ一世
【字名】 不明
【HN】 巨 正
【登場巻】 第4巻上~

【人物】

羽柴・藤吉郎を補佐する十本槍の一人。「SPEER-02」。
金髪巨乳に大振りの制服、さらに巨大な烏帽子をかぶった少女。

精霊との混血であり、母親からの遺伝で感情が高ぶると流体で作られた蓮の花が周囲に出現する。
十本槍のうち竹中三成を除いた8人は運命を抽出して作られた武蔵関係者の子供であり、
彼女はメアリ点蔵・クロスユナイトの間に生まれた子供。
ダブルブラッディの娘としての襲名でエリザベスが後継に指名するジェームズ一世の二重襲名者。

見た目も傷のないメアリそのもので胸を中心になかなかのボリュームの身体を持つが、日々成長しているらしく装備を新調し、発注している間に胸とか尻のサイズが変わってしまうことが多いという。
自分で着るのも大変なので片桐・且元に着用を手伝ってもらっているが、彼は男なので色々大変らしい。生きろ。

カレトヴルッフという逆片鎌形の神格武装を持ち、全身に装着したリアクティブアーマーに防御を任せた力押しの白兵戦を得意とする。
このカレトヴルッフは二本一組の武器で、元ネタはアーサー王伝説成立以前の「エクスカリバー」のウェールズにおける古い呼び名、
もしくはアルスター伝説に登場する剣「カラドボルグ(Caladbolg)」。
清正達がいた未来の時代においてメアリが持ち帰った王賜剣一型とエリザベスの王賜剣二型を合成して作り上げた未来装備の一つ。

好物はタルトだが何故かは本人も曖昧で、母の手製ということは覚えている。
だがメアリは今のところタルトを作ったりお菓子関連が得意という描写が無い。
また母親のことは誇りに思っていても、あまり口にだすのははばかられるらしく、同じく父親に関しても良い感情を持っていない。理由は後述。

4巻上にて、水戸にいる武蔵勢に同じ十本槍の福島・正則と共に襲撃。
ネイト・ミトツダイラと戦い劣勢となった上、左手を負傷し撤退した。

4巻下ではノヴゴロド黎明の時代の遺産を破壊するためにやってくる。
カレトヴルッフの一撃で中枢を破壊しようとしたが、メアリ達に防御された。

5巻下では毛利攻めに向かう艦隊上で、襲撃してきた六護式仏蘭西の武神を相手に互角以上に戦うが、突如現れた加藤・段蔵に首をちぎられかける。
自信をなくした福島・正則の再起を手伝う。

6巻では備中高松城の戦いに巴里側で戦って参戦する。

作中、福島・正則と百合的な関係で両思いとなっていたのだが互いが気遣いすぎてすれ違いとなってしまい、8巻上でぼろ泣き。
すれ違ったまま別れてしまい、8巻中では真田の地で夏休みの合宿を行っている。一人で頑張ろうとしているようだが、福島のことを想い出して泣いてしまった。

10巻上では山崎の合戦歴史再現として武蔵に乗り込み、自身の両親であるメアリと点蔵と相対。
故意に自分が二重襲名者だと示唆し、点蔵のあやかり元を知る素振りを見せる。
しかし出自の関係上両親達に対し複雑な心境を抱きつつも基本的には「守りたい」「失わせない」という一心で行動している十本槍中核メンバーの中では、
唯一と言っていいほど両親、特に点蔵に対し「逃しませんよ」とあからさまな敵意を向けている。

これは点蔵が嘘をついたため。
娘である清正にではない、母親となるメアリに、である。
未来世界において運命の自害を止めるための創世計画が失敗し、力づくによる運命打倒をせざるを得なくなった。
しかしながら不運、幸運を操り確実に自軍戦力を上回る戦力を出せる運命に対し武蔵を始めとする各国の連合軍は壊滅。
メアリは点蔵に対し一緒に退避しようと呼びかけるも、「あとで必ず戻る」と死亡フラグ全開の言葉をかけてメアリを逃しそのまま戦死した。

残された点蔵の帽子を持ち、撤退後生まれた娘に対しメアリは点蔵の最期の言葉を信じていつまでも待っていた。
父親が既に死亡していたり母親達がシェルターに入れなかった者達と違い、
母親はそばにいたものの、彼女の頭を占めるのは点蔵のことであり清正にはあまり構っていなかったようだ。
ただひたすら最早いない点蔵を待ち続け、それを娘に語り続け、そして自分を置いて外の世界に出ていった母親はもとより、
メアリを奪った点蔵に対する不信感はかなり根深いもので、他の十本槍が親達のことを割りと前向きに捉えているのに対し、
彼女のみネガティブな印象を抱いている。

点蔵の帽子はメアリが外に出ていく際に残していったらしいが、過去に抽出された際に持ち出せたとは思えないのでおそらく未来に置き去りにされている可能性が高い。
コレに関して点蔵には罪は(あまり)なく、メアリも悪気があったわけではないだろう。
10巻中における十本槍メンバーの挿絵では清正の目の病みっぷりが読者の間で話題となった。

点蔵とメアリ、清正の間にある深い溝はいつか埋まる日が来るのだろうか。
点蔵の体術に素直に感心していたり完全に憎みきってはいないのだろうが。