【魔術と魔法/Magic and Magic】
オールグリーンの世界に存在するエネルギー物質
マナによって、人為的に発生する自然的神秘のことを指す。
それまで
小人が使用していた
力をera2、
エルフに伝え、改良されたものが現在広く知られる魔術・魔法の起源とされている。
魔術
七大元素(光・闇・火・水・風・土・雷)のいずれか一つの属性を突出して吸収し、
術者のイメージにより具現化、発動される『人の手で実現可能な事象の再現』の総称。
その時代の文明で実現できる事象を再現するにあたって、過程を省略し、
結果的にそれらが再現できた場合、魔術と位置付けられる。
基本的には、体内に蓄積された(もしくは周囲に浮遊する)マナを励起させ、
魔術回路に循環させることで必要な属性を選別・精錬し、
自身のイメージを基に魔術として構築、外界へと放出するというプロセスを経て起動・発現する。
魔術は魔力の発生源に近ければ近いほどその威力を増し、
個人の素養によってはその相乗効果は飛躍的に上昇する。
なお、体内への蓄積や励起といった現象は、マナ自体の特性によるものであり、
エルフ以外の人類種も、相応の修行や鍛錬を積めばマナを精錬し、ある程度操作する事が可能である。
ただし、それらは魔術回路を持たないが故に、小人やエルフが行う魔術と比べると粗雑で非効率なものであったため、
《魔導陣》や《魔術礼装》といった技術の開発、普及によって『エルフ式の魔術』が広まるに連れ、
徐々に廃れていき、現在では一部の地域や門派に細々と受け継がれるばかりとなっている。
また、
超能力者の用いる超能力も魔術に該当するが、中には魔術で再現出来無い能力も存在するため、
こちらは
超能力にカテゴリーされる。
魔法
魔術によってのみ具現化、発動できる『その時代で実現できない事象』の総称。
現在の科学力では実現不可能な魂の物質化や時間旅行が該当する。
完全なる
次元科学が存在したera1の頃なら空間移動は魔術だったが、現在では魔法に格上げされている。
魔法の域への到達は、そこへ至るに値する高すぎる思考と
魔術の素養がなければ不可能といわれるように個人の力に依るところが大きい。
その為、現存する魔法使いは5人と居らず、その特異性から一代限りの超能力とも呼ばれている。
関連項目
エルフ種にのみ備わっている魔術を扱う為の擬似神経、
あるいは体内に取り込んだマナを循環させる為の擬似血管網。
この器官を通してマナを励起・精錬し、イメージ通りに組み上げることで
エルフは魔術を行使することができる。
魔術が発動・具現化する際に観測される光であり、空間上に投影される魔術回路の虚像。
大規模・大威力の魔術を行使する際、その準備段階として術者の周囲に構成・展開される補助魔術。
結界内のマナを励起させ、体外での魔術構築を可能とする魔術回路を拡張する術。
《干渉光》によって描かれる"魔術回路の虚像"を模写し、定型化することで開発された
特定の現象(=魔術)を組み上げるための設計図。
複数の《陣》を連結することで、より複雑かつ大規模な魔術を構築することができる。
エルフが魔術回路を通して行っている魔術の構築過程を補助、あるいは自動化する機能を持つ道具の総称。
霊晶石や特定の
魔物の部位といった
マナと親和性の高い物質を素材とし、
そこに《
魔導陣》を封入、または刻印することで造り出される。
この《魔術礼装》の普及によって、エルフ以外の種族も容易に魔術を行使できるようになり、
ユグドラシルを中心とした『魔法文明圏』という一つの世界が形成されることとなった。
《魔導陣》や《魔術礼装》を"部品"として造られるマナを動力源とした機械の総称。
魔術行使の際に唱えられる特定の文言。
または、《魔術礼装》を起動するための言葉、
旋律や音律も定められたものは、特に『呪歌』と呼ばれる。
その他
最終更新:2022年08月31日 19:03