NKiD-05 アビシニアン
無名騎士藩国で開発された大型I=D。同国の初めての宇宙戦対応機。
開発コードはXNK-05。
開発
ターン1前にアースから逃れた多くの藩国の中の一つである無名騎士藩国では、宇宙戦力の再配備プロジェクトがターン5から密かに進められていた。かつて主戦力であった流星号は失われ設計資料も散逸している中、改めて基礎技術から再開発が行われた。
開発要求性能は以下の通り。
| 活動領域 |
宇宙空間,地上 |
| 全高 |
38 m以内 |
| 全備重量 |
1,000 t以内 |
| 座席数 |
10名以下 |
| 搭載武装 |
レーザー砲 |
| 射程 |
10,000 km以上 |
| 特記 |
宇宙空間において相応の機動性を有すること |
まず重要なのがジェネレータである。大エネルギーかつ長射程のレーザー砲を運用し、なおかつ宇宙空間で機動性を維持するためには相応の発電能力が必要とされるため、候補は当初からかなり絞られていた。
対消滅反応炉を使用するのは早くから決定されていたが、流星号で用いられていた絶対物理防壁によるγ線シールドが使えないために鉛を用いて遮蔽せざるを得ず、これによってかなりの重量が食われている。
メインスラスターは効率重視でジェネレータ直結型とされた。
ここまで決定した段階で2種の異なるプランが提出され、並行して検討された。
XNK-04
- 人型
- ノーマルマニピュレータを持ち、手持ちで実体剣、大口径レーザー砲を装備
- 固定武装として小口径レーザーを複数搭載
- オプション武装として宙対地ミサイルポッドを装備可能
XNK-05
- 人型
- 固定武装として小・中口径レーザーを搭載
- 腕自体をレーザー砲とし、武装汎用性を切り捨てる。
- 外付け武装は一部オプションのみ
頭部をカメラヘッドとレーダーヘッドの2つ持つ。
超長距離観測用。大型カメラを搭載するせいで前後に長い。装備位置が正中線上でないために近距離での視界が制限されるが、砲戦を旨とする特性上あまり問題視されなかった。
両腕はかつて使用された義勇号と同じく丸ごと大口径レーザー砲になっており、手・指はない。
脚部、特に膝関節は前後90°以上の可動範囲を持ち、ジャンプを行わずに8mまでの段差を越えることが出来た。
近~中距離では胸部レーザー砲塔が主武装として使用される。肩・胸・太股・背中にはデブリを自動迎撃する小口径レーザー砲塔を装備し、ミサイル迎撃や対地掃射にも転用された。これらの砲塔は全て独自のセンサ・カメラ系を備えており、近距離戦時はそれを用いて視界を確保する。
メイン光学・熱系センサはレーザー砲との干渉を避けるために頭部及び股間部に集約された。
レーザー大量装備のために放熱能力は最大限に高められている。これは熱探知による発見率が上がるということも意味するが、そもそも機体サイズの問題で隠蔽性は最初から考慮されていないため、問題ないとされた。
コンペティション
通常タイプの腕を装備して剣や大口径砲などを持たせる案もあったものの、製造コストや部材強度、慣性モーメントの問題が噴出し却下された。
運用
地上戦では軽量化のため脚部推進剤タンクから推進剤を抜いて運用されるが、負担のかかる跳躍行動は基本的に禁止されている(緊急時はこの限りではない)。そこまでしても重力の影響は大きく、基本的には移動要塞/移動砲台として運用された。回避性能はもとより期待できないため、アップリケアーマーが追加装備されることもある。
諸元
| 全高 |
31.20 m |
| 全幅 |
9.45 m |
| 自重 |
250.05 t |
| 地上歩行速度 |
48 km/h |
| 地上滑走速度 |
130 km/h |
| 地上行動距離 |
500 km |
| 最大加速度 |
2 G |
| 主砲 |
NLL-101A 大口径レーザー砲 ×2 |
| 副武装 |
小口径レーザー砲×22 中口径レーザー砲×2(胸部) |
| 推力 |
メインスラスター 600,000 kg ×1 姿勢制御用スラスター 1,200 kg×18 |
| 装甲 |
対レーザー処理 軽量複合装甲 |
| ジェネレータ |
対消滅反応炉 セレナイトMk-Ⅴ-b |
| ステーション |
st1(腹部)、st2a,2b(脛部) |
| st1オプション |
宙対地ミサイルセット |
| st2オプション |
対地・対水中センサーパック |
| 乗員 |
7 名 |
搭載装備
NLL-101A 大口径レーザー
アビシニアンの主武装。左右の腕に1基ずつ装備されている。
NLM-101B 中口径レーザー
NLS-102D 連装小口径レーザー
オプション装備
NSGM-201 地対宙ミサイルセット
腹部ウェポンベイには、爆撃ミッションに対応した宙対地ミサイルを搭載できる。とはいえ機体には誘導機材等は装備しておらず、あくまでミサイル付属のシステムだけで誘導を行う。このため精度はあまり良くなかった。
対地・対潜センサーパック
渡河及び浅海での移動も考慮し、地上戦時には脚部ステーションに対地・対水中センサーパックを装備する。
アップリケアーマー
最終更新:2008年03月31日 16:23