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作者=猫野和錆@宰相府藩国
部品構造
- 大部品: 二次救命処置(技術) RD:17 評価値:6
- 部品: どんな技術か
- 大部品: 技術使用条件 RD:4 評価値:3
- 部品: 医療系の資格を持っている
- 部品: BLS資格を持っている
- 部品: ACLSコース合格
- 部品: 2年に一度の資格更新
- 大部品: 実際に行う処置 RD:9 評価値:5
- 部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
- 部品: 高度な気道確保
- 部品: モニター装着
- 部品: 酸素投与
- 部品: 除細動器を使用できる
- 部品: 除細動器を使うメリット
- 部品: ショック適応の可否判断
- 部品: 高品質のCPR
- 部品: 救急救命用の薬剤投与
- 大部品: ACLS技術を保持し続けるための努力 RD:3 評価値:2
- 部品: すぐになまる
- 部品: トレーニングサイトに通う
- 部品: フローチャートの持ち歩き
部品定義
部品: どんな技術か
二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。
部品: 医療系の資格を持っている
二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない
部品: BLS資格を持っている
二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。
部品: ACLSコース合格
BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。
部品: 2年に一度の資格更新
ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。
部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。
部品: 高度な気道確保
ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。
具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。
アナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。
部品: モニター装着
ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。
これにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。
部品: 酸素投与
モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。
必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。
部品: 除細動器を使用できる
ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。
部品: 除細動器を使うメリット
AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。
部品: ショック適応の可否判断
モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。
部品: 高品質のCPR
CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。
基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、
ACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。
具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。
- 1分に100回以上のリズムが正確に守られている
- 圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている
- 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない
- 高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。
- 医療的判断から、過換気が避けられている。
部品: 救急救命用の薬剤投与
ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。
部品: すぐになまる
ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。
部品: トレーニングサイトに通う
トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。
人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。
部品: フローチャートの持ち歩き
実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。
こうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。
提出書式
大部品: 二次救命処置(技術) RD:17 評価値:6
-部品: どんな技術か
-大部品: 技術使用条件 RD:4 評価値:3
--部品: 医療系の資格を持っている
--部品: BLS資格を持っている
--部品: ACLSコース合格
--部品: 2年に一度の資格更新
-大部品: 実際に行う処置 RD:9 評価値:5
--部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
--部品: 高度な気道確保
--部品: モニター装着
--部品: 酸素投与
--部品: 除細動器を使用できる
--部品: 除細動器を使うメリット
--部品: ショック適応の可否判断
--部品: 高品質のCPR
--部品: 救急救命用の薬剤投与
-大部品: ACLS技術を保持し続けるための努力 RD:3 評価値:2
--部品: すぐになまる
--部品: トレーニングサイトに通う
--部品: フローチャートの持ち歩き
部品: どんな技術か
二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。
部品: 医療系の資格を持っている
二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない
部品: BLS資格を持っている
二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。
部品: ACLSコース合格
BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。
部品: 2年に一度の資格更新
ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。
部品: 高度な意識、呼吸、脈拍の確認
医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。
部品: 高度な気道確保
ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。
具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。
アナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。
部品: モニター装着
ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。
これにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。
部品: 酸素投与
モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。
必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。
部品: 除細動器を使用できる
ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。
部品: 除細動器を使うメリット
AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。
部品: ショック適応の可否判断
モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。
部品: 高品質のCPR
CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。
基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、
ACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。
具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。
・1分に100回以上のリズムが正確に守られている
・圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている
・圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない
・高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。
・医療的判断から、過換気が避けられている。
部品: 救急救命用の薬剤投与
ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。
部品: すぐになまる
ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。
部品: トレーニングサイトに通う
トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。
人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。
部品: フローチャートの持ち歩き
実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。
こうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。
最終更新:2017年08月22日 13:17