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多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module:MPLM)

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giselle

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多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module:MPLM)


「多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Module:MPLM)」は、イタリア宇宙機関(Agenzia Spaziale Italiana: ASI)が開発した輸送モジュール。
与圧補給品をISSへ運ぶ事を目的として、3機種開発されている。
それぞれに「レオナルド」「ラファエロ」「ドナテロ」の愛称が付けられている。

「多目的補給モジュール(MPLM)」はスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に乗せて打ち上げられ、以前は「ユニティ」(第1結合部)下部の共通結合機構(CBM)に、「ハーモニー」(第2結合部)が取り付けられてからは、「ハーモニー」下部の共通結合機構(CBM)にISSのロボットアーム「カナダアーム2(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)」により取り付けられる。

ISSに取り付け後物資の移送が行われ、物資の移送終了後は再び「カナダアーム2」によりISSから取り外されてシャトルのペイロードベイに搭載され、シャトルと共に地上に帰還する。

「多目的補給モジュール(MPLM)内には最大16台のラックを搭載でき、「ドナテロ」だけはこの内5台のラックには電力を供給する事ができるため、冷凍・冷蔵庫等にも電力を供給しながら輸送する事が出来る。
「ドナテロ」は1度だけSTS-128(17A)で使われる予定となっている。

愛称はそれぞれイタリアの歴史的な芸術家である「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「ラファエロ」「ドナテロ(ドナテルロ)」から取られている。

主要諸元

長さ:約6.4m
直径:約4.57m
重量:4.5t(貨物無)
搭載可能重量:12.65t
搭載可能ラック:16

フライト番号

「レオナルド」 STS-126(ULF2) 08年11月15日打上げ 08年11月28日帰還
「レオナルド」 STS-121(ULF1.1) 06年7月5日打上げ 06年7月17日帰還
「ラファエロ」 STS-114(LF1) 05年7月26日打上げ 05年8月9日帰還
「レオナルド」 STS-111(UF2) 02年6月6日打上げ 02年6月20日帰還
「ラファエロ」 STS-108(UF1) 01年12月6日打上げ 01年12月18日帰還
「レオナルド」 STS-105(7A.1) 01年8月11日打上げ 01年8月23日帰還
「ラファエロ」 STS-100(6A) 01年4月20日打上げ 01年5月2日帰還
「レオナルド」 STS-102(5A.1) 01年3月8日打上げ 01年3月21日帰還

打ち上げ場所

フロリダ州ケープカナベラル
NASAケネディ宇宙センター39A発射台(STS-100、105、111、126)
            39B発射台(STS-102、108、114、121)

使用オービタ

STS-126(ULF2) エンデバー
STS-121(ULF1.1) ディスカバリー
STS-114(LF1) ディスカバリー
STS-111(UF2) エンデバー
STS-108(UF1) エンデバー
STS-105(7A.1) ディスカバリー
STS-100(6A) エンデバー
STS-102(5A.1) ディスカバリー




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