フロネラは
ジェナーテラ大陸の北西の端に位置し、北をヴァリンド氷河、南をニーダン山脈、西を淡水海、東をネレオミ海に面する地域である。気候はやや寒冷かつ湿潤。オスリルと並び称される大河ジャニューブの流域である。
地域区分は難しくなってくるが、ロスカルム王国、ジャニューブ河畔、フロネラ北部、フロネラ南部と分ける。
この中で最も注目すべきはフレストル派が治めるロスカルム王国である。
1. 【なりたち】
曙の時代以前、フロネラはスンチェン人の住まう土地であった。生き残っているのはトナカイの民アンコリングスや熊の民ラソレリである。氷の時代以前に論理王国からマルキオン人が移住し、後にアケム王国やロスカルム王国を建設する。
曙から約30年後、マルキオン教中興の祖フレストルが殉教したのがソグ市である。グバージ戦争時代のフロネラの英雄は"哄笑の戦士"テイロールであった。
第二期においては中部海洋帝国に占領されていたが、ロスカルム王国は最終的に独立を回復した。
第三期半ばの太陽暦1499年、ロスカルムの王子スノーダルは蛮族に占領された祖国を救うため通信の神「銀足の神」を殺害。これによって「シンディック大封鎖」が始まり、フロネラ全土は「ボディ」と呼ばれる小さな地域に分割された。大封鎖は太陽暦1582年から徐々に解除され、これは「雪解け」と呼ばれている。
現在、フロネラは「雪解け」から突如現れた「馬上の死の王」率いる戦争王国を中心として英雄戦争が始まろうとしている。
2. 【民族・宗教】
大半がマルキオン教を信仰する西方人である。ロスカルム王国を中心にフレストル派、ジョナーテラを中心としてサイアノール派が信仰されている。
北方ではスンチェン人が生き残っている。タストラーに住むアンコリングスやラソレラに住む熊の民である。ニーダン山脈にそって僅かな数のオーランス系蛮族が生活している。
非人間種族ではアルドリアミが多く、冬の森とエロンの森に住んでいる。
3. 【農業・食文化】
神知者による穀物女神分類では大麦の女神フローナが配当されている。フロネラの主食は大麦であるが、寒冷な気候であるためライ麦も生産されている。その他牧畜やネレオミ海においてニシン漁が行われている。よく勘違いされるがフロネラではジャガイモはまだ栽培されていない。
農業では他に特筆すべきものとして亜麻布があげられる。フロネラの亜麻布はグローランサ一の品質である。
酒はビールが主であるが、野イチゴや果樹からワインが作られている。
4. 【地域】
- ロスカルム王国
- ジャニューブ河畔
- フロネラ北部
- フロネラ南部
最終更新:2012年09月13日 21:15