琥一くんに落書き - Todarodes pacificus

琥一くんに落書き

琉夏「あれ？
　　　コウが帰ってる。
　　　コウ！
　　　なんか食うもん——あ。
●●「……寝てるね？
琉夏「なんか作らせようと
　　　思ったのに。

画面タッチ

琥一「悪かねぇぞ……
琉夏「コウ、寝すぎ。

●●「いいよ。
　　　起こしちゃ可哀そうだよ。
琉夏「ホットケーキなら、
　　　俺、作れるよ？
●●「わたしも手伝う。
　　　……それにしても、
　　　良く寝てるね？
琉夏「ああ、すごく良く寝てる。
　　　こうして見ると、やっぱり……
琉夏「××ちゃん
　　　やっぱホットケーキ作って？
●●「わたしが？
　　　いいけど……
　　　・
　　　・
　　　・
●●「あとは、お皿に移して……
　　　よし、と！
　　　ホットケーキ出来たよ？
琉夏「俺も出来た。
　　　こっち来てみ。
●●「俺も？
●●「ちょっと、何してんの！？
琉夏「シーッ！
　　　目、パッチリさせたら
　　　どうなるかと思って。
　　　ついでにマユゲ描いちゃった。

画面タッチ

琉夏「いい人っぽくなった？
●●（このまま
　　　起きちゃったら……）

●●「”描いちゃった”って……
　　　もう、ぜったい怒られるから！
琉夏「この顔で？
●●「この顔で…………プッ！
●●（いけない！）
琥一「来てたのか……ルカも。
　　　ん、いい匂いする……
琉夏「ホットケーキ作ってくれた。
　　　手、洗って来いよ。
　　　コウも食うだろ？
琥一「あぁ……食う。
　　　手、洗ってくる。
●●「バレちゃうってば！
琉夏「バレなきゃ意味ないってば！
　　　静かに……
　　　・
　　　・
　　　・
琥一「オ゛———ッ！？
琉夏「アハハハッ！！
琥一「テメェら上等だァ！！
●●「わたし、やってない！！
琉夏「やった！
●●「ウソだぁ！
琉夏「逃げろー！

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