Todarodes pacificus
ル 学園演劇
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学園演劇
●●(もうすぐ始まっちゃう……
ハァ、
やっぱり緊張するな)
???「ジュリエット。
●●「あ、琉夏くん。
琉夏「誰それ?
ロミオだよ?
……あれ、緊張してる?
●●「そう、かな?
琉夏くんは
大丈夫そうだね?
琉夏「ロミオだってば。
ドキドキしてるよ?
ジュリエット
可愛過ぎるから。
●●「ありがとう。
ロミオだって、
すごく素敵だよ?
琉夏「ねぇ、恐いなら、
俺のことだけ見てろよ。
そうすれば、
練習の時と変わんない。
●●「そっか……
そうだよね!
琉夏「だろ?
放送「これより、はばたき学園、
学園演劇を開演いたします。
琉夏「ほら、始まる。
行こう。
キャピュレット夫人「汚らわしいモンタギュー!
早く消えておしまい!
●●「ああ、そんな!
あの方が、
モンタギュー家だなんて!
出会いは早すぎて、
知った時には遅すぎたなんて!
・
・
・
●●「おぉ、ロミオ……
なぜあなたはロミオなの?
あの言葉が真実なら、
家を捨ててただのロミオに……
●●「月の女神様、
どうか気まぐれに、
わたしのロミオをここへ……
!!
そこにいるのは、誰!?
琉夏「あなたのロミオです。
月に誘われて来ました。
●●(わかってはいたけど、
すごい人気……)
琉夏「大好きなジュリエット。
あなたが僕の名を
呼んでくれた。
●●(本当、きれいだな、
王子様みたい……)
ハァ、
やっぱり緊張するな)
???「ジュリエット。
●●「あ、琉夏くん。
琉夏「誰それ?
ロミオだよ?
……あれ、緊張してる?
●●「そう、かな?
琉夏くんは
大丈夫そうだね?
琉夏「ロミオだってば。
ドキドキしてるよ?
ジュリエット
可愛過ぎるから。
●●「ありがとう。
ロミオだって、
すごく素敵だよ?
琉夏「ねぇ、恐いなら、
俺のことだけ見てろよ。
そうすれば、
練習の時と変わんない。
●●「そっか……
そうだよね!
琉夏「だろ?
放送「これより、はばたき学園、
学園演劇を開演いたします。
琉夏「ほら、始まる。
行こう。
キャピュレット夫人「汚らわしいモンタギュー!
早く消えておしまい!
●●「ああ、そんな!
あの方が、
モンタギュー家だなんて!
出会いは早すぎて、
知った時には遅すぎたなんて!
・
・
・
●●「おぉ、ロミオ……
なぜあなたはロミオなの?
あの言葉が真実なら、
家を捨ててただのロミオに……
●●「月の女神様、
どうか気まぐれに、
わたしのロミオをここへ……
!!
そこにいるのは、誰!?
琉夏「あなたのロミオです。
月に誘われて来ました。
●●(わかってはいたけど、
すごい人気……)
琉夏「大好きなジュリエット。
あなたが僕の名を
呼んでくれた。
●●(本当、きれいだな、
王子様みたい……)
画面タッチ
●●(見とれちゃうな……)
琉夏「××ちゃん
リラックス。
●●(いけない!
集中しなきゃ!)
●●「女神様が
聞いてくださったのね!
でも、でも!
見つかったら
あなたは殺されてしまう!
琉夏「あなたに会えたから、
悔いはありません。
いつ死んだって構わない。
●●「そんなことおっしゃらないで!
私を愛してくださるなら、
生涯をともに生きて。
琉夏「…………
●●「ねぇ、ロミオ……
琉夏「…………
●●(どうしよう、琉夏くん、
台詞忘れちゃったのかな……)
リラックス。
●●(いけない!
集中しなきゃ!)
●●「女神様が
聞いてくださったのね!
でも、でも!
見つかったら
あなたは殺されてしまう!
琉夏「あなたに会えたから、
悔いはありません。
いつ死んだって構わない。
●●「そんなことおっしゃらないで!
私を愛してくださるなら、
生涯をともに生きて。
琉夏「…………
●●「ねぇ、ロミオ……
琉夏「…………
●●(どうしよう、琉夏くん、
台詞忘れちゃったのかな……)
画面タッチ
●●「琉夏くん、しっかり!
画面タッチ
琉夏(集中集中……)
●●(良かった……)
●●「あぁ、運命の再開をしても、
あなたはモンタギュー家……
お願いです。家を捨て、
ただのロミオになって下さい。
琉夏「月に誓って、そうします。
甘い口づけを交わした時から、
もう、僕はあなたのものだ。
●●「待って、
これではあまりにも唐突。
言わないで。次に会う時に、
恋のつぼみが花開くまで。
琉夏「そうしよう。
でも、僕はまだ
あなたの返事を聞いていない。
●●「いじわる……
わたしの独り言を
聞いていたくせに。
琉夏「それでも、もう一度だけ、
お願いです!
●●「……愛しています。
●●(うぅ……
しばらく女子の目が怖いかも)
キャピュレット夫人「ジュリエット?
そこに誰かいるのですか?
●●「いけない、お母様よ!
もう戻らなくては……
琉夏「このままあなたを
さらってしまいたい……
●●「そうして欲しいけど……
今は我慢してください。
明日、必ず……
琉夏「明日、必ず……
おやすみ、ジュリエット。
●●「待って、恋人同士の
お別れの言葉を
思い出せない……
琉夏「それでは、思い出すまで
ここに居ましょう。
●●「じゃあ、思い出さない。
……ああ、意地悪をして、
ずっとあなたを帰したくない。
琉夏「あなたのかごの鳥に
なれたら……
きっと明日、
夢の続きをみよう。
・
・
・
●●(琉夏くんって
すごいな……
お芝居だって分かってても、
泣けてきちゃった……)
●●「あぁ、運命の再開をしても、
あなたはモンタギュー家……
お願いです。家を捨て、
ただのロミオになって下さい。
琉夏「月に誓って、そうします。
甘い口づけを交わした時から、
もう、僕はあなたのものだ。
●●「待って、
これではあまりにも唐突。
言わないで。次に会う時に、
恋のつぼみが花開くまで。
琉夏「そうしよう。
でも、僕はまだ
あなたの返事を聞いていない。
●●「いじわる……
わたしの独り言を
聞いていたくせに。
琉夏「それでも、もう一度だけ、
お願いです!
●●「……愛しています。
●●(うぅ……
しばらく女子の目が怖いかも)
キャピュレット夫人「ジュリエット?
そこに誰かいるのですか?
●●「いけない、お母様よ!
もう戻らなくては……
琉夏「このままあなたを
さらってしまいたい……
●●「そうして欲しいけど……
今は我慢してください。
明日、必ず……
琉夏「明日、必ず……
おやすみ、ジュリエット。
●●「待って、恋人同士の
お別れの言葉を
思い出せない……
琉夏「それでは、思い出すまで
ここに居ましょう。
●●「じゃあ、思い出さない。
……ああ、意地悪をして、
ずっとあなたを帰したくない。
琉夏「あなたのかごの鳥に
なれたら……
きっと明日、
夢の続きをみよう。
・
・
・
●●(琉夏くんって
すごいな……
お芝居だって分かってても、
泣けてきちゃった……)