『カオスから』は「作れってスレのリレー保管庫 Part2」(「外部リンク」の節を参照)から入手できる「RPGツクール2000」製のRPG。
かつて存在した「2ちゃんねる」・「ラウンジ」板のRPGツクールスレで複数の作者により作られた。2004年11月ごろに完結。
ゲサロ製のRPGやVIPRPG等で知られるキャラクター「魔皇女」の初出作品。
| - |
概要とあらすじ
作中で「カオス」とは、当時のRPGツクールスレの荒廃した様子や、それに伴って収拾のつかない状況となった同作の内容を指す言葉として用いられている。
主人公の「名無しさん」は仲間の「魔王の娘」(魔皇女)と「謎の男」に導かれ、その「カオス」を脱出して「ヘヴン」(理想郷)を目指していく。
道中
道中のイベントの多くはストーリーの文脈としての役割を果たしておらず、ナンセンスに近い。
「名無しさん」は「魔王の娘」と「謎の男」に裏切られ、火あぶりの刑に処されてしまう。しかしその後、焼かれた「名無しさん」も、裏切った「魔王の娘」や「謎の男」も、不意のうちに入れ替わった偽者だと判明する。
火刑に処された「名無しさん」の子孫は、何も知らないままで「名無しさん」を裏切った「魔王の娘」と「謎の男」のもとでしばらく暮らしたが、やがて父親のことを2人から知らされるとそのまま家を放り出される。
しかしこの人物は「名無しさん」の子孫ではなくコピーであり、どこからともなく現れた「魔王の娘」のコピーとともにオリジナルと相対することになる。最終的に、2人ともオリジナルに「融合する」という形で対立を解消する。
結末
ストーリーとして前進できているのかわからない状況がしばらく進む中、やがてツクスレを支配する「カオス」の「黒幕」であり「神」であると自称する人物が「名無しさん」たちの前に現れる。
その男はツクスレと現実世界を逆転させて現実世界に混乱を起こすのだといい、「名無しさん」たちはそれを阻止するために戦いを挑む。
黒幕が倒れると、「魔王の娘」と「謎の男」は一足先に「ヘヴン」へ向かうと言って立ち去っていく。
しかし「名無しさん」が後を追っていくと、物語の一番最初に戻っていた。
外部リンク
- 作れってスレのリレー保管庫 Part2 :現在は「 ラウンジ・ゲサロ保管庫Archives 」の「 新おまえらRPGツクールでゲーム作れってスレ・作品保管サイト 」から行ける。