226 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/15(金) 20:51:54 ID:???
アムロ「ふぅ…そろそろ昼にするか」
チェーン「あの…お昼食べに行きませんか?」
アムロ「ああ…すまない、先客がいるんだ」
チェーン「そうですか…(ちっ、一体誰よ?)」
アムロ「で?こんなオシャレな店に呼んだ理由は?」
シャア「なに、たまには仲良く昼でもと思ってな」
アムロ「帰るぞ」
シャア「まったく…実はお願いがあるんだ」
アムロ「なんだ?ロランなら断るぞ」
シャア「明日1日泊めて欲しい」
アムロ「理由は?」
シャア「実は明日義母が家に来るんだ…」
アムロ「仕方がない…1日だけだぞ」
アムロ「というわけで明日はシャアが来るぞ」
マイ「この戦場で後に戻れば…」
セレーネ「仕方がないわね…で、誰の部屋に泊まるの?」
カミーユ「心配はいらないと思うよ」
シーブック「カミーユ?」
シロー「そういえば誰かいないような…?」
ドモン「気のせいだろ」
コウ「なんでこんなところに…?」
コッセル「シーマ様、目覚めやしたぜ」
シーマ「コウ、ようやく目覚めたかい」
コウ「な、なんでこんなところに!?」
シーマ「シャアさんに頼まれたのさね」
コウ「謀ったなシャア!!」
ガルマ「ヘックシュン!!風邪かな?」
227 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/15(金) 21:04:34 ID:???
226
シャアの義母って誰だ?
228 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/15(金) 21:11:29 ID:???
ローゼルシア(ジオンの正妻)じゃね?
シャアとセイラはアストライア(ジオンの妾)の子だし
320 名前:シャアの1日お泊まり :2008/08/16(土) 21:48:02 ID:???
シャア「今日は世話になるな…よろしく頼む」
アムロ「ああ、だが本当にいいのか?」
シャア「構わんさ。とりあえず昼食を作ってやろう」
ロラン「いえ、いいんですよ。僕がやりますから」
シャア「たまには
ロラン君は休みたまえ…疲れてしまうぞ」
アムロ「…まあ、シャアは料理は上手だからな」
現在家にいる兄弟が食卓に揃う。
しかしいつもとどこか違う料理に全員戸惑っていた…
キラ「あれ?今日のお昼はロラン兄さんが作ったの?」
シン「いつもと味付けが違う気がする…おいしいけど」
アル「でもおいしいからいいじゃない?」
シュウト「誰が作ったの?アムロ兄さん?」
アムロ「これはシャアが作ったんだよ。おいしいだろ?」
シャア「なに、ちょっとした工夫で簡単にできるさ」
ロラン「あれ?ウッソは?」
シャア「どうやら庭にいるみたいだな。呼んでこよう」
庭ではウッソがせっせと畑を耕していた
シャア「ウッソ君、皆お昼を食べているぞ。君も食べたらどうだ?」
ウッソ「ええ、ここを耕したら行きます」
シャア「ふむ、本当によくできている野菜だ」
ウッソ「あ、ありがとうございます」
321 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/16(土) 21:49:56 ID:???
シャア「じゃあ早く来るようにな。皆食べている」
ウッソ「はい、ありがとうございます」
アムロ「シャア…いつもと何か違うな」
ロラン「いつもああならいいんですけどね」
アル「あれ?どうしてもシャアが謹慎になってしまう」
シュウト「これじゃ専用リックドムを作れないね」
シャア「そこはガルマが死んでしまうからだ」
アル「でも死なないとWBが無敵だよ」
シャア「北米で私をガルマの指揮化にしなければ大丈夫だ」
アル「本当だ!負傷はしたけど生きてる」
シュウト「あとはランバラルにドムを送るだけだ」
シャア「楽しんでるのはいいがやりすぎないようにね」
2人「はーい」
アムロ「珍しいな…お前が子供の面倒を見るなんて」
シャア「なに、彼らは私には眩しすぎる生き方をしている…」
アムロ「…シャア、一体どうしたんだ…?」
322 名前:シャアの1日お泊まり :2008/08/16(土) 21:50:37 ID:???
シャアは少々暗い声で話し始めた…
シャア「昔、私はアルテイシアを守るためとはいえ、手を汚した…」
アムロ「…な!だがそれはあちらが悪いと聞いたぞ!」
シャア「だが、子供とはいえ相手を
ミンチにしたのだ…」
アムロ「シャア…お前…」
シャア「君の弟にはそういうのとは無縁の人生を送ってもらいたい」
アムロ「…シャア…お前が思っているほど貴様は汚れちゃいない!」
シャア「気休めはいいさ…さてとお呼びのようだ」
外からシャアを呼ぶ声が聞こえる…
アル「シャアおじさん、一緒に遊ぼう!」
シャア「ああ、通常の3倍で今行くさ」
1人残されるアムロ…
アムロ「シャア……何とかしてあげたいな…」
残されたアムロはそう呟いた
323 名前:シャアの1日お泊まり :2008/08/16(土) 21:51:30 ID:???
夕方…アムロは部屋で考えていた…
アムロ「シャアを元気づけさせる方法はないかな…」
カミーユ「アムロ兄さん、何やってるんですか?」
たまたま部屋を覗いたカミーユが質問をする
アムロ「ああ…実はシャアがな…」
今までのことを説明するアムロ…更にアイデアを尋ねる
カミーユ「うーん…ララァさんに会わせるのはどうですか?」
アムロ「あいつはララァがわからないんだ…」
カミーユ「サイコフレームを共振させるのは?」
アムロ「それだ!!」
急いでν
ガンダムに乗り込むアムロ
アムロ「νガンダムは伊達じゃない!!」
サイコフレームが共振を始めるとアムロはシャアを呼んだ
シャア「何だねアムロ…私は夕飯の支度で忙しいんだ」
アムロ「シャア…ララァに会いたくないか?」
シャア「冗談はよしてくれ…ララァは亡くなった…」
アムロ「ララァ…来てくれないか?」
ララァを呼ぶアムロ…少し経つとララァが現れる
ララァ「何かしらアムロ?」
アムロ「シャア…ララァが見えないか?」
シャア「アムロ…大丈夫か?」
アムロ「ええい、νガンダム!奇跡を頼む!」
νガンダムが緑色の光に包まれる…奇跡はそこで起きた!
324 名前:シャアの1日お泊まり :2008/08/16(土) 21:52:26 ID:???
シャア「ララァ…なぜここに…?」
ララァ「大佐、私はいつもここにいましたよ」
シャア「そうなのか…私が気づかなかっただけなのか…」
アムロ「…(邪魔者は消えるか…)」
食卓にて
ロラン「あれ?シャアさんは?」
アムロ「いいんだ…しばらく静かにしといてやろう」
カミーユ「うまくいったんですね?」
アムロ「ああ…今頃は泣いているんじゃないか?」
ロラン「…?」
夜…みんなが寝静まったあたりの格納庫に…1人の足音が響く…
アムロ「シャア入るぞ…なんだ寝てるのか」
νガンダムの近くに寝ているシャア…目は赤く腫れている…
ララァ「大佐はいろいろ疲れていたようよ」
アムロ「そうか…すまないなララァ…こんな時間まで…」
ララァ「いいのよ…久々に大佐と話せて楽しかったわ」
アムロ「じゃあおやすみララァ」
ララァ「おやすみなさいアムロ」
325 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/16(土) 22:01:08 ID:???
シャアを背負い部屋に向かい歩くアムロ
アムロ「疲れを溜めるとは…シャアも大変だな…」
シャア「………アムロ…ありがとう…zzz…」
アムロ「ふっ、寝言か…」
翌朝
シャア「アムロ…昨日はありがとう」
アムロ「ふん、気にするな。これを機にロランと絡むなよ」
シャア「それは約束できんな…だが今日1日は約束しよう」
帰りの支度をして、玄関に立つシャア…
シャア「世話になったな…ありがとう」
アムロ「こちらも料理をご馳走になったからな」
互いに握手を交わす2人
アル「シャアおじさん、また遊ぼうね」
シャア「ああ、次はザクに乗って来るさ」
アル「うん!約束だよ」
シャア「ああ!…ではじゃあな」
颯爽と去っていくシャア…アムロは昨日よりもシャアが明るく見えたとさ…
終わり
ああ、久々にシャアを書きたくなったら綺麗になっちゃった…
今回の話はオリジンを準拠にしてみました。
たまにはシャアを幸せにしてみたくて…
そして連投規制にかかってしまい遅れてすいません…
最終更新:2013年09月19日 21:50