409 名前:女王の訪問 祝杯編1/3 :2008/08/18(月) 00:26:25 ID:???
完結と勘違いされてますがディアナ様が帰るまで続きます。次で帰ります。

ロラン「ディアナ様……よくぞご無事で!」
ディアナ「ロラン……」

セレーネ「あらまあ、ロランったらディアナが帰ってくるなり目を覚まして……」
シロー「しかも抱きしめるだなんて、なかなかやるじゃないか」
セレーネ「ああしているところを見ると、普通の男の子と女の子に見えるわね」
シロー「奇遇だな。俺も姉さんと同じ風に思ってたところだよ」

アムロ「刹那、独断専行をしてディアナ様を危険にさらしたのは軽率だったな」
 刹那「……すまない。俺は……」
アムロ「けど、ディアナ様を助けようって、一番に飛び出したのは……ガンダムだな」
 刹那「が、ガンダムなのか?」
アムロ「ああ。そういう少しくらいやんちゃなくらいが丁度いいのさ。
     でも、だからって自分の軽率さをしっかり反省しないと駄目だぞ」
 刹那「分かった。俺はガンダムとしてもっと精進する」
ディアナ「刹那・F・セイエイ」
 刹那「ディアナ・ソレル……」
ディアナ「助けてくれて、どうもありがとう」
 刹那「……俺はまだ真のガンダムじゃない。海賊のガンダムがいなかったらどうなっていたか……」
シロー「今回ばかりはあの連中に感謝だな」

カミーユ「シーブック、顔色悪いけどどうかしたのか?」
シーブック「いや、ちょっと疲れてるだけ」
カミーユ「そういえばF91の動きがおかしかったし、通信にも出なかったな」
シーブック(ウモン爺さんを乗せてたとは言えないな……。それにトビアもよくやってくれた)

ヒイロ「刹那兄さん」
 刹那「……ヒイロ」
ヒイロ「ディアナ・ソレルの警護は俺の任務だった。過労で倒れたのは俺のミスだ。
    刹那兄さんが気にする必要はどこにもない」
 刹那「いや……俺がガンダムとして未熟だったから招いた事態だ。
    ヒイロは立派なガンダムだった。ヒイロがガンダムでなければ俺はガンダムになれなかった」

410 名前:女王の訪問 祝杯編2/3 :2008/08/18(月) 00:27:12 ID:???
セレーネ「何だかんだで一件落着かしら」
シーマ「そうみたいだねぇ……私等の出番が全然なかったけど」
ギンガナム「あの海賊どもは大変なものを盗んでいきおった! 我等の出番である!」

アムロ「何はともあれ一件落着! 今日は無礼講で飲み明かすぞ!」
カミーユ「俺達も飲んでいいのか?」
シーブック「さすがアムロ兄さん、いいアイディアだ」

セレーネ「いや」
シーマ「それは」
コウ「絶対に」
キラ「やめてよね」
シン「オールナイトは勘弁……」
 刹那「飲酒をするとガンダムではなくなる……」
ヒイロ「過労のため辞退する……」
ガロード「嫌だ……もう飲みたくない……」
ジュドー「ていうか見たくない……」
ウッソ「あんな破廉恥な……僕は悲しいですよ!」
アル「記憶にないから何とも言えない」
シュウト「同じく……でも二日酔いがつらいからもうお酒はコリゴリ」

アムロ「ロラン、俺達がいない間、お酒で何かあったのか?」
ロラン「いえ、何もありませんでした。あれは夢か幻ですから、何もありませんでした」
ディアナ「あの、ロラン? 正直に教えてください、あの時私はいったい……」
セレーネ「コーラ飲もう! コーラ! 冷えたコーラはおいしいわよ!」
シーマ「そうさね、コーラにしよう! 女王陛下のゲップがどれだけ上品か聞いてみたいからね!」
コーラ「コウ兄さん! コンビニまでひとっ走りしてありったけのコーラ買ってきてください!」
アムロ「何でそんなに必死なんだ」
ディアナ「何だかよく分かりませんが……よしなに」

411 名前:女王の訪問 祝杯編3/3 :2008/08/18(月) 00:28:04 ID:???
ギンガナム「さて、小生は台所を借りるとしよう。ヒイロ・ユイに雑炊を作ってやらんとなぁ!」
クリス「それならさっき私が作ったわよ」
ギンガナム「お隣さんは大変なものを盗んでいきおった! 小生の出番である!」
クリス「あなたはお隣さんじゃないでしょう?」
シャギア「しかしお腹はペコペコだから何か作ってもらいたいものだな、オルバ」
オルバ「そうだね兄さん、今回僕達も協力したのに全然出番がなかったものね」
ギンガナム「なんだ、貴様等もいたのか」
クリス「全然気づかなかったわ。でもお腹が空いたのは確かね。
    ロランもまだ起きたばかりだし、私が何か簡単なものを作るわ」
シャギア「女性の手料理ならば肉じゃがが食べたいものだな、オルバ」
オルバ「僕は豚汁が飲みたいよ、兄さん」
ギンガナム「小生はオムスビがいいのである!」
クリス「はいはい、全部作って上げるからおとなしくしてなさい」

セレーネ「という訳で夜食はオムスビと豚汁と肉じゃがっていう和風なメニューになって、
      コーラじゃ合わないから兄さんが渋いお茶を入れてくれたわ」
コウ「あの……じゃあ僕が買ってきたこのコーラの山は」
セレーネ「また今度飲めばいいじゃない」
コウ「何この扱い、僕なにか悪い事した?」
キラ「一週間もシーマさんと海の幸を堪能してたんだからこれくらいいいじゃない」
シン「でもクリスさんの素朴な手料理の方が気持ちが嬉しいよな」
セレーネ「ちなみにオムスビの中に1つだけ私が握ったものがあるわよ」
キラ「このオムスビおいしそうだからシンが食べなよ」
シン「ちょ、それだけ形がイビツじゃねーか! 明らかにセレーネ姉さんのだろ!」
セレーネ「シン……それは私のオムスビは食べたくないって意味?」
シン「いただきます。ゴハッ! ゲホッ! ガフッ!」
セレーネ「そんなに慌てて食べなくてもいいのに」
シーマ「実は私も1つ、オムスビを握ったんだけどねぇ……」
コウ「コウ・ウラキ、突貫します! ……あ、おいしい」
シーマ「ふふふっ、女たるもの料理くらいできないとねぇ」
シン「この扱いの差は何? 俺なにか悪い事した?」
キラ「いじられやすいキャラって面白くていいんじゃない?」
シン「あんたが率先していじってるんだろ! 俺にばっかネタ振りしてー!」
キラ「うん、やっぱりシンは元気におちょくられている方が似合うよ」
シン「あんたはいったい何なんだー!」
シーマ「これも1つの兄弟愛ってやつさね」
セレーネ「え、そうだったの?」
クリス「長女が気づいてないのどうかと思いますよ、セレーネさん……」
セレーネ「ツンデレならツンデレらしく『勘違いしないでよネ! あなたのためじゃないんだから!』
     とか言ってくれないと分からないわよ」
シーマ「そういうのが流行りなのかい?」
コウ「流行ってません真似しないでください」
シーマ「つまり今のままの私が好きって事だね、コウ!」
コウ「何でそうなるのー!?」

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最終更新:2013年09月19日 22:03