426 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/18(月) 06:45:31 ID:???
ガロード「………」
ヒイロ「どうしたガロード。顔色が悪いぞ」
ガロード「悪夢を見た」
ヒイロ「そうか、俺も偶に見る。少女をミンチにする夢だ。それにリリーナの料理」
ガロード「それは辛いな」
ヒイロ「お前は?」
ガロード「ああ、夢の中でさ。俺とティファが結婚してるんだ」
ヒイロ「それはよい夢じゃないのか?」
ガロード「だけどティファってばよぉ、子供に構ってばかりで俺の相手をしてくれないんだ」
ヒイロ「………」
ガロード「家に帰ってきても"お帰り"も言ってくれないで、雑魚寝しながらテレビ見てるんだよ」
ヒイロ「……想像できないな」
ガロード「俺が飯は?って訊ねると、テーブルにカップ麺が置いてあるの」
ヒイロ「それは贅沢だな」
ガロード「俺が話しかけても生返事しかしないし、子供に触れようとすると汗くさいからだで触れるな、風呂に入ってからにしろって」
ヒイロ「………」
ガロード「お風呂から出た後に、お湯を抜くんだぜ。同じお湯に入りたくないって」
ヒイロ「………」
ガロード「挙げ句にようやく向こうから話しかけてきたと思ったら"洗濯機の中に裏返したまま靴下入れるな"だぜ!?」
ヒイロ「それはもうティファではないのではないか?」
ガロード「わかんねぇよ、一寸先は闇かも知れネェよ」
ヒイロ「ポジティブなお前らしくないぞ」
ガロード「だってセレーネ姉を見てみろよ!!姉さんが歳とる前と今をさぁ!!」
ヒイロ「了解した」
ガロード「でもやっぱ、俺にも問題があるのかな。ティファがあんなに冷たくなる訳ないし」
ヒイロ(……夢の話だろう)
ガロード「将来に不安を感じるぜ」
ヒイロ「ガロード、確かに冷え切った夫婦というのも存在するかも知れない。だが、結婚して十年、二十年、三十年たっても
     夫婦円満な夫婦もまた多い。そう絶望することじゃない。俺はお前とティファは上手くやれると考えている」
ガロード「そ、そうか!?円満になるにはどうしたらいいかな!」
ヒイロ「それはこっちがききたい。どうすれば円滑にリリーナの料理を回避できるのか、ゼロでも教えてくれない」
ガロード「考えようぜ!俺達の未来の為にも」
ヒイロ「任務了解だ」
ガロード「うーん、うーん…」
ヒイロ「………」
ガロード「思いついたか?」
ヒイロ「任務失敗、自爆する」
ガロード「わータンマ、タンマ!!」
キャプテン「ヒイロ、ガロード、室内で急激な熱源の上昇を感じたが」
ヒイロ「自爆スイッチを押した」
ガロード「キャプテン、脱出だ!」
キャプテン「了解した」
 ・
 ・
 ・
 キャプテン「なるほど、そういう話をしてたのか」
ガロード「キャプテンはなにかアイディアないか?」
ヒイロ(機械に聞くのか?)
キャプテン「私自身に妙案はないが、すでに円満な家庭を築いている人に秘訣を聞くのがよいと思う」
ガロード「なるほど、さすがキャプテン!」

427 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/18(月) 06:46:36 ID:???
ブライト「夫婦円満の秘訣?」
ガロード「教えてくれよ~社長!!」
ブライト「そうだな、妻を信頼することだな。ミライも離れていても私を感じられるように子供達を育ててくれる」
ヒイロ「なるほど」
キャプテン「アムロは離れていても彼女達を感じられるようにニアミスを避けることができる」


アルゴ「男が無駄なお喋りをしないことだ」
ガロード「ええ、ヒイロなら兎も角、俺は無理だぜ」
ヒイロ「女性は話をするのが好きだからか?」
アルゴ「俺の場合は話より先に鞭がとんでくる」
ガロード「いい!?……そ、そういう趣味なの」
ヒイロ「鞭ならばいい。外傷で済む……」
アルゴ「要約すると、余計な言い訳はするなということだ」
ガロード(ドモン兄さんの友達だからなぁ……なんか話を纏めすぎなんだよなぁ)
キャプテン「アムロの言い訳に余分な部分は全くないのは流石だ」


ハヤト「男の背中って奴を見せることさ」
ガロード「男の背中?」
ハヤト「女性だって、いつまでも男が格好いいほうがいいだろ」
ヒイロ「カラバのハヤト=コバヤシといえば、業界では知られた男だからな」
キャプテン「アムロは格好良さのほかに、適度な母性を刺激する甘さが必要だといっていた」


キース「そりゃ助け合うことさ」
ガロード「うんうん」
キース「彼女が辛いとき、悲しいとき、隣にいて支えてやるのが家族ってものだもんな、ウチはいつも二人三脚だよ」
ヒイロ(俺は表舞台に立つリリーナの隣にはいてやれないが……)
キャプテン「アムロの足は二本しかない。アムロが二人三脚するには女性があまりにも大きすぎる」


パドリック「深く、深く愛することだ。ただそれだけでいい」
ガロード「オッサン、言うことが深いぜ。とてもアムロ兄のハロをパクった会社の社長にはみえねぇ!」
パドリック「ハロは我が社の製品だ!!」
ヒイロ「本当にそれだけでいいのか?」
パドリック「そうだ。もしレノアを失ったら、私は世界を壊すよ」
ガロード(アレ?このオッサンさらりとヤバイこといってないか?)
ヒイロ(大丈夫だ、この世界ならミンチで済む)
キャプテン「シャアが死んだら一番哀しむのはアムロだと思われる」


ハイネ「おまえらかよ、結婚の話を聞き回っているってのは」
ガロード「そうだけど?」
ハイネ「結婚になんて夢みてんじゃねーよ」
ヒイロ「………」
ハイネ「性格とか音楽性の不一致で離婚することだってあるんだぜ?」
キャプテン「アムロは……」
ハイネ「テメーはなんかむかつくんだよ!!」
キャプテン「不当な暴力だ!!」
ハイネ「いっとくけどな、アメリカは俺のステージだからな!!」


ルイス父「妻の行動は笑って見ることだよ」
ガロード「?」
ルイス父「妻はホレっぽくてね、若い子をみると……私が死んだことにされたり……いいんだ、どうせ私なんて……」
ヒイロ(ガロード、彼は円満なのか?)
ガロード(わかんねぇ……)
キャプテン「アムロの彼女達もアムロの女性関係には寛容だといえる」

428 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/08/18(月) 06:48:28 ID:???
五飛「夫婦円満だと……」
ヒイロ「そうだ」
 五飛「あまり奴を相手にしないことだ」
ガロード「ええ!?」
 五飛「どうせアイツは俺には勝てん。なのに突っかかってくる。相手にしてられるか」
ヒイロ「それは彼女の遠回しな愛情表現では?」
 五飛「それも判ってるから相手をせんのだ。相手をすれば俺が勝つ。奴は惨めなだけだ。だからと言って手加減されて喜ぶ奴ではない」
ガロード「ある意味、以心伝心なんだな」
キャプテン「つまりシャアとアムロは以心伝心なのか」


ジャミル「むぅ……夫婦円満か……」
ガロード「そうだよ、ジャミル~。俺はティファとの将来真面目に考えてるからさ、頼むよ」
ジャミル「むぅ……そういうことはルチルに聞くといい。私はよく判らん」
ヒイロ「男がどうすればいいかをリサーチしている」
ジャミル「むぅ……むぅ……むぅぅ………」
ガロード「ジャミル!?耳から血が出てるぜ!!」
ジャミル「むぅうううう!!!!」
ヒイロ「もう考えなくていい!!」
ジャミル「ぐあああぁぁぁぁ!!!」
ガロード「ちょwまwww」
ジャミル「ガロード、何も考えず走れ!!」
ヒイロ「倒れたぞ。ドクターテクスを呼べ」
キャプテン「ガロード、ヒイロ、何も考えずに走ってはいけないぞ。アムロは後々のことを考えてちゃんと避n」
ルチル「Gビット!!」


イク「共通の趣味をもつことだな。バイクとかバイクとかバイクとか」
ガロード「趣味かぁ……俺も絵を描くかな」
ヒイロ「趣味……趣味……任務了解。ウイングゼロをピンク色に塗り直す」
キャプテン「アムロはMSという共通の趣味をチェーンやカニンガム、ユーリなどと話している」



ハロ長官「夫婦円満のコツかい?」
ガロード「つーか結婚してたの!?」
ハロ長官「子供に愛情を注ぐことさ。子供は二人の愛の結晶なんだからね」
ヒイロ(ハロ長官の子供もハロを被っているのだろうか?)
ガロード「子供も居るの!?」
キャプテン「子供ができたときが年貢の納め時だとアムロは常々言っていた」




ガロード「けっきょく参考になったような、ならなかったような……」
ヒイロ「円満な夫婦も色々ということだ」
ガロード「確かになぁウチの兄弟でもシロー兄とアイナさんと、ドモン兄とレインさんじゃ違うもんな」
ヒイロ「そうだ。自分達のやり方で探していくしかないと、俺はこのリサーチで学んだ」
ガロード「それが判っただけ良しとしようか」
ヒイロ「前向きなガロードが戻ってきたみたいだな」
ガロード「へへっ!いってくれるぜ」
ヒイロ「ふ……ミッションコンプリートだ」
ガロード「じゃ、俺ティファに会ってくる!」
ヒイロ「俺もリリーナの警備に向かう」
キャプテン「私もシュウトのところへ行こう」

その瞬間、Sガンダムの砲撃を受けたキャプテンが初の機械ミンチを達成した

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最終更新:2013年09月19日 22:06