刹那「アムロ兄さん、ロラン兄さん・・・」
アムロ「どうした?刹那。なんだか深刻そうな顔をして」
ロラン「顔が暗いですよ?」
 刹那「俺は悩んでいる。話を聞いてくれないか?」
アムロ「一体どうしたんだ?」
 刹那「・・・俺は真のガンダムとなるべく自分の全てをガンダムに捧げてきた。これからもそうするつもりだった。
   しかし、今はそうとは言えない。それは俺の心に嘘をつくことだ」
ロラン「というと?」
 刹那「今の俺の心はある人物にとらわれてしまった」
アムロ・ロラン「!!」
 刹那「俺はガンダムに心を捧げなければならないのに、気づけばいつもその人のことを考えてしまうんだ。
    必死に否定してもダメだ。いつもその人が出てきてしまう」
アムロ「せ、刹那・・・」
ロラン「それってつまり・・・」
 刹那「はっきり言う。俺はいまその人に夢中なんだ」
アムロ「キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!」
ロラン「お、お赤飯、お赤飯炊かなきゃ!あ、あと鯛のおかしらつきを!」
 刹那「どうしたんだ?二人とも。泣いたり笑ったり」
アムロ「せ、刹那、一応確認させてくれ!その人は生身のヒトなんだよな?間違ってもモビルスーツじゃないよな!?」
 刹那「おかしなことを言う。その人は生身の人間だ、誓ってモビルスーツではない」
アムロ「キタキタキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!」
ロラン「ユニヴァース!ユニヴァース!ユニヴァァァァスッッwwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ 」
 刹那「兄さんたち、どうしたんだ?ガンダムハンマーを振り回すのは危ないぞ」
アムロ「刹那に人を愛することを言い続けて苦節十六年・・・長かったなあ(´Д⊂」
ロラン(に、兄さん。落ち着きましょう。ここは大事ですよ?)
アムロ「(そ、そうだな。ここを逃したらもうチャンスはないかもしれん)あー、すまなかったな、刹那。
    それでお前はどうしたいんだ?」
 刹那「正直今後はその人にも心を捧げたい。しかし俺にはガンダムがある。両方とることはどちらに対しても失礼に当たる」
アムロ「そ、そうか(相手はマリナ嬢か?それともネーナか?まあどちらにしてもかまわん)。
    いいか刹那。ガンダムを敬愛するお前の気持ちは立派だ」
 刹那「ありがとう。最高の褒め言葉だ
アムロ「(ここは慎重に)だが、人を想う気持ちをもつことも真のガンダムたる者として大切なんだ」
 刹那「人をおもう・・・・・・」
アムロ「確かに両方を愛するのは仁義に背くかもしれない。だが、両方を愛してこそ男の甲斐性!それが真のガンダム!」
 刹那「それが・・・真のガンダム・・・!」
ロラン(兄さん、説得力があるようで無茶苦茶ですよ・・・)
アムロ(ディアナ嬢、キエル嬢、ソシエの三股するお前に言われたくない)
ロラン(・・・・・・)
アムロ「ともかく刹那。今後は迷わずその人にも積極的にアプローチをとれ。おまえの気持ちを素直にその人にぶつけるんだ!
    それが真のガンダムになるものの勤めなのだ!」
 刹那「りょ、了解した!刹那・F・セイエイ。これより真のガンダムたる新たな任務を開始する!(感涙)」

ロラン「よかったんですか?」
アムロ「ここでガンダムをやめろといってもかえって逆効果だからな。最初は両方に尽力させて徐々にその人の方に傾けていこう。
    事は慎重にすべきだ」
ロラン「刹那、今後はソレスタルで稼いだお金をその人のためにも使うと言っていましたね。よかったなあ、本当に」
アムロ「そういえば明日デパートで会うと言っていたな、隠れてそのデート現場を見に行ってみるか」


 「30バンチデパート」屋外広場
 「「「「「猛魂戦隊ヒタイダー!!!」」」」」
 刹那「うおおおおおおおっ!!!!\(゚∀゚) /ヒタイダァァァァァッ!!!!」
 翌日アムロとロランがみたのは、屋外イベントで周りが幼稚園児だらけの中、一人、全身ヒタイダーグッズで応援する十六歳の少年の姿であった。
アムロ・ロラン「orz」
 刹那「頼むっ!ヒタイダー!!ガンダムに乗ってくれっ!!」

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最終更新:2013年09月22日 21:31