62 名前:Gジェネネタ :2008/11/13(木) 12:44:30 ID:???
リコル「大変な事になりました!!
あの
空中分解で有名なヅダを使って、町内を一周するスピードレースが行われることになったのです!
もちろん、途中で空中分解を起こせばその場で失格。速さと耐久性を両立させた最高のヅダを作るべく
多くのチャレンジャーたちがヅダの改造を始めているのです!!」
ドズル「ぬぬう……さすがに旧ザクと同期の機体ではいまいち威圧感が足りんな。
両肩にでかいトゲ付きのアーマーと、大型ヒートホークを……全体に装甲をもう一回り……」
ミネバ(またマリーメイアにエレガントさのかけらもないと言われてしまう……)
マリーメイア(ふう……いつもの調子でさんざん自慢してしまったけど……)
レディ「トレーズ様、お使いのヅダはどれになさいますか」
トレーズ「兵士諸君が普通に使っているもので構わない。外装はOZ好みにしているが中身は同じものだ。
兵士と同じ労苦を分かち合ってこそ真の戦いというものだ……」
レディ「ははっ」
マリーメイア(ひょっとして他とまとめて空中分解じゃないでしょうね…… うう、不安ですわ……)
63 名前:Gジェネネタ :2008/11/13(木) 12:46:17 ID:???
ガロード「空中分解したヅダのパーツ、ジャンク山から一揃い拾ってきたぜー」
ウッソ「ありがとうございます、あとは組み立てるだけですね。
V2のコアファイターを中心にヅダの胴体と手足と頭をくっつけて、
アサルトパーツとバスターパーツを装備すれば町内最強のヅダの完成です!」
ガロード「いくらヅダのスピードがザクより速いって言っても、
ミノフスキードライブに対抗できるわけないもんな。これで優勝はいただきだぜ」
D.O.M.E.「ガロード、僕もヅダに乗せてくれないか。ウッソたちとは別の機体に」
ガロード「ん、どーすんのさ?」
D.O.M.E.「AI代表として出てみたいのさ。大丈夫だよ、本機はヅダでもGビットは高性能のままだから。
Gビットで回りを蹴散らして優勝するんだ」
ガロード「卑劣なこと考えつくなー」
ウッソ「強敵登場ですね」
ジュドー「あー、Gビットに出てこられるとなぁ……。まああれなら大丈夫だとは思うけど……」
D.O.M.E.「君もよからぬことを考えているね、ジュドー」
ジュドー「え?いやあ、ナイショナイショ」
アムロ「あいつらも出るのか……。まったく」
テム「やあアムロ、装置を持ってきたぞ。どうだ、この装置を付ければヅダの加速停止機能は数倍になる」
アムロ「ありがとう、ついにこのパーツが役に立つ日が来たよ」
カミーユ(……いいのかい、それ本当に付けちゃって)
アムロ(この装置を付ければ機体の性能は大幅に低下する。それならスピードを出しすぎて空中分解する事はない)
カミーユ(逆転の発想か……)
アムロ(あとは腕でなんとかするさ)
64 名前:Gジェネネタ :2008/11/13(木) 12:47:51 ID:???
キンケドゥ「あれ?どうして格納庫にヅダが」
トビア「え、出場するんじゃないんですかキンケドゥさん?
ザビーネさんが大張り切りで改造してましたよ?クロスボーンヅダ」
キンケドゥ「………………!」
ザビーネ「駄目じゃないかキンケドゥ、突然逃げだしちゃあ!」
キンケドゥ「お前一人で出場してくれー!」
ガトー「ウラキ!!貴様なぜこの事態に、呑気に
ガンプラなぞ作っているかぁ!!」
コウ「え?この事態、って……」
ガトー「町内ヅダレースの事、知らぬとは言わせん!なぜ参加しようともしない!!」
コウ「だって、俺の機体
ガンダムだし」
ガトー(ニナと同じ反応だ……)
ガトー「私はぢ体大の名誉と威信をかけて出場するのだぞ!」
コウ「でもラグビー部の対抗戦じゃないし……」
ガトー「……ええい、もはや語る舌を持たん!!」
コウ「そんなこと言われてもなぁ……」
ガトー「……何という不甲斐ない奴……!このZP-02アトミックヅダで目に物見せてやろうと思っていたものを!」
シーマ「まあ、応援席ぐらいには連れてきてやるさね」
ウォン「おや、ヅダを買ってきたのですか東方先生。モビルトレースシステムで出場ですか?」
東方不敗「ふん、そんな物は必要ないわ」
ウォン「モビルスーツの操縦できましたっけ」
東方不敗「今の世の中、機体の性能だけでどうにかしようという輩が多すぎる。
そやつらの目を覚まさせてやろうと思ってな」
ウォン「と、言いますと」
東方不敗「ワシがこのモビルスーツを担いで走ればよい。
バーニアになど頼らずとも、人間の脚を鍛えれば機械に勝るところを見せてくれるわ」
ウォン(それは……ヅダのレースと言えるんでしょうか……)
65 名前:Gジェネネタ :2008/11/13(木) 12:48:47 ID:???
カスペン「むう……ゲルググに慣れるとヅダの操縦は難しいものだな。
空中分解を恐れて最高スピードが出せん」
マイ「やはり慣れた人にお任せするのが一番いいですね」
デュバル「ここはこの」
モニク「私が出場する」
マイ「え?」
モニク「ギレン総帥が期待をかけておられるのだぞ!このチャンスを逃すわけにはいかんのだ、絶対に」
マイ「そ、そうですか。でしたらモニクさんにお願いするとしましょう」
マイ(気合い入ってますね、キャディラックさん)
ワシヤ(そりゃ支社から本社に返り咲けるかもしれないんだから。
だとしたら、この勝負に勝ったらモニクさんうちを辞めちゃうのかな)
マイ(栄転じゃないですか、そうなったらみんなでお祝いしてあげましょうよ)
ワシヤ(………………そうだね)
ユリウス「あれ?ヅダスペランカーはどこに消えたんですか」
シェルド「さっき耐久試験やったらコナゴナになったよ……」
ユリウス「どうして僕がいない時にやるんですか!見たかったのに!」
ジュナス「やっぱり僕を殺して楽しむ気だー!!」
ユリウス「チッ、仕方ありません。もうちょっとまともなヅダを作りましょう」
ニキ「ユリウス……遊んでいないで、もう少し真面目に作らないといけませんよ」
ユリウス「心配はありません。あれにヅダの偽装をさせて出場させるんです。
∀でも持ってこられない限り確実に勝てますよ」
ニキ「あれ……ですか。まだプロモーション前の機体ですよ」
ユリウス「正体がばれたらばれたで、いいデモンストレーションになるじゃないですか」
ジュナス「ところで、僕の立場は?」
町内の著名人たちがそれぞれに腕を振るうヅダ改造レース、果たして結果は……
最終更新:2013年09月23日 20:54