クリス 「こんばんは~。たいへんそうだから、ほとぼりが冷めるまで家事を手伝うわ」
ロラン 「ありがとうございますクリス姉さん。本当に、本当に助かります」
クリス 「ひゃ~。台所がたいへんなことになってるわね。これは気合入れないとっ」

ガロード「キタ―――(゜∀゜)―――!!!」
ジュドー「聖 女 降 臨 !!!!」

セレーネ「ちょっと。私だって月の女神の名前をもってるんだけど?」
ディアナ「そうでしたね。ではわたくしに代わって、月のお仕事をしてみますか?」
セレーネ「お仕事、ですか?」

ディアナ「はい。ギム・ギンガナムの戦争ごっこをやめさせるためにディアナ・カウンターで出動しますし、
      鈴を鳴らせて喜んでいるメリーベルに、静かにするよう注意もします。
      スエッソン・ステロの三時のおやつに付き合ってお茶もしますし、
      彼に苛められて泣いているシッキネンを慰めてもやりますよ。
      慰めついでに、鏡を見ては落ち込んでいるフィルを元気づけ、
      メタボリック症候群に悩むアジ大佐がデラーズ・ブートキャンプに励む姿を、よしなに眺めます。
      冬の宮殿に引き篭もって歴史の映像ばかり見ているアグリッパ・メンテナーに、仕事をするよう申しつけもしますし、
      彼の付き合いでいつも寝不足のミーム・ミドガルドの目のクマには、お化粧をしてあげます。
      コレン軍曹のためにダンボールでガンダムを作ってあげるのは日課ですし、
      サッカーの試合を観に地球へ降りていってしまうミラン執政官を叱責するのも怠れません。
      親衛隊員のコンドラフトがわたしくしに何か報告するたびに声が裏返ってしまうので落ち着かせ、
      ヤコップとブルーノがハリーの赤いサングラスを盗もうとするので目を光らせもします」

セレーネ「え、遠慮しておきます……」

ディアナ「そうですか? でも、充実しますよ?」
     身辺警護の女性隊員の目をかすめてお出かけするのは楽しいですし、
      いつも傍にいてくれるキャンサーとムロン・ムロンは、とても可愛いんです。
      ご先祖様から代々伝わっているミスルトゥで作物の収穫をするときには、レット隊の皆さんは、とても頼りになります。
      そうそう、最近はCBの方々とも連絡を取り合うようになったのですよ。
      こちらの端末とヴェーダをつなげてもらえるようになったので、刹那さんを経由して、ロランとも連絡が取りやすくなりました。
      ヴェーダがこっそり教えてくれた秘密なのでここだけの話なのですが、ティエリアさんって、実は、むっつりなんだそうです。
      最近の流行は人間湯たんぽだそうですね。スメラギさんがアル君を湯たんぽにする計画を立てては、ヴェーダが阻止しているそうです。
      それから──」

セレーネ「……バタ」
ジュドー「あーっと、姉ちゃん、ダウウウウウウンっ! ワン~、ツゥ~、スリィ~……」
ガロード「ディアナ様ってさ、相当溜まってたんだな……。
     なんか、スゲー生き生きしてる」 

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最終更新:2013年10月09日 21:28