617 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/28(金) 18:48:03 ID:???
アムロ「ふむ、なになに・・・市内にアッガイ園開園。この施設は当初市内に住むアカハナ氏、
ヴェルナー・ホルバイン氏が私財を投じて建設を計画していたが、両氏の活動に賛同した
ドズル・ザビ氏が協力を申し出て、ドズル氏が所有している私有地の一角に建設される
ことになり、本日開園となった。
園内はジャブローを模して作られており、アッガイをはじめ他のミニMS、
モビルシチズンが
生息するのに適した環境が整えられている。
ここ数年来、野良モビルシチズン・野良MSの増加が問題となっている。特にアッガイは人に
懐きやすい性質であるために、一部の心無いユーザーによって誘拐・虐待を受け、不法廃棄される
という痛ましい事件も多く起きている。
そのため、早急に保護施設を作ることが行政や企業に求められていたが、諸処の問題から対応の
遅れが目立ち、このたびのように個人が先駆けて施設を作るということになった。と。」
シャア「・・・」
アムロ「僕が何を言いたいかわかっているなシャア」
シャア「く、私だって企業として相応の対応はしている!怪我をしたら部品を無償で交換し、定期メンテナンスも
無償だ!だが、それでも追いつかないのだよ!!」
シロー「個人ユーザーの良識の問題ですもんね・・・」
マイ「アッガイ園ですか。ホルバインさんは前から野良アッガイを匿ってましたからね。鮮魚の引き売りついでに、
アッガイに酷いことをしている人がいる、という噂を聞いたらそれとなくその辺をまわって、現場を押さえ
たらアッガイを保護、一言言って帰る」
ジュドー「一言だけで済ますの?そんなヤツ「海兵隊式かわいがり」してやればいいのに」
シーブック「一般人相手にそういうわけにもいかないんだろ。で、何て言うんです?」
マイ「『・・・・・・テメェのツラァ、覚えたぞ』って一言」
シン「怖ぇぇぇぇ!!!?!!マジ怖ぇえええ!!」
ガロード「漁師の兄ちゃんにそれ言われたら俺即土下座するわ・・・」
マイ「それから一週間はかるくその周辺を引き売りで歩くそうです。道で出会って目が合ったら軽く笑ってみせる、と。
いやあ、その現場を見たんですが、確かに怖かったですね。もともと表情作るのが苦手な人だから、口元が
笑ってても目が笑ってないっていう。一回睨まれてる人ならションベンちびるほどの恐怖でしょう」
キラ「うわあ・・・」
ヒイロ「見習うべき戦略だな。法に抵触することなく相手にプレッシャーを与え続ける、か」
刹那「ホルバインはアッガイだ」
シロー「・・・くれぐれも真似したりするなよ。場合によっては刑法に引っかかるからな」
マイ「ま、そんなこんなで野良アッガイや虐待されて傷ついたアッガイは減ってきてるそうです。
この間は壁が壊された程度で済んでよかったじゃないですか姉さん。ねえ、セレーネ姉さん」
セレーネ「・・・う、わ、悪かったわ」
マイ「本当です。拡散ビーム砲・クーベルメをぶっ放されなくて良かったですね姉さん。今度野良アッガイや野良ヅダに
何かしようとしたら僕が
スターゲイザーの整備しますからねセレーネ姉さん」
セレーネ「やめて!?それだけはやめて!!もう絶対しないからぁぁぁぁぁ!!!」
カミーユ「・・・マイ兄さんの怒り方は地味だけど怖いな・・・」
コウ「地味なだけに怖いよな・・・」
アル「でも、そこまでしないと酷い人が減らないっていうのは、悲しいことだね・・・」
シュウト「うん。MSだって家族になれるのにね」
アムロ「そうだ。ちゃんと愛情と責任を持たなくてはな」
シャア「君が言うと説得力が半減するな」
アムロ「何だと、シャア!」
ジュドー「ちょと、取っ組み合いのけんかなら外でやってちょうだいよ」
コウ「そのアッガイ園って見学できたりするのかな」
マイ「出来るみたいですよ。ふれあいコーナーや里親も探しもあるみたいです」
アル「ドズルおじさんが協力してるなら、ミネバちゃんに頼めば入れてもらえるかな」
シュウト「そうだね、今度話してみようよ」