シャア「
お年玉は…
ガンダム兄弟は
シロー君以下で良いか?」
ナナイ「しかし…シロー君やドモン君は既に働いておりますが…コウ君も大学生ですし…」
シャア「私にとっては子供だよ……皆には怒られるだろうがな」
ナナイ「はい、承知致しました。後は…クェス、ミネバ様…」
シャア「ギュネイにもやろう……何、臨時収入とでも言えば良いさ」
ナナイ「はい、はい…こんなものですね。(包み包み」
シャア「ご苦労……では、初詣にでも行くとするか。年初めの、な」
ナナイ「はい。お付き合い致します」
トミノ神社に着きました。
シャア「かなり並んでいるな…」
ナナイ「皆考える事は同じなのですね……寒い」
ナナイを抱き寄せるシャア。
自らのダウンを開き、ナナイを包む。
シャア「これで寒くはないだろう?…実を言うと私も寒かったのだ」
ナナイ「ありがとうございます……ふふ、暖かい…」
シャアとナナイの番になりました。
シャア「銭を入れて……と。パンパン……」
ナナイ「……パンパン……」
終わって、汁粉貰ったり。
シャア「やはり汁粉は良い、ものだ」
ナナイ「マ・クベさんの口癖が移ってますよ」
おみくじ引いたり。
シャア「………『大凶、すべてわろし』……見なかった事に。グシャ」
ナナイ「『中吉、待ち人来る』…………♪」
全て終わり。帰宅します。
シャア「その…何だ。今年もよろしく頼む」
ナナイ「こちらこそ……大佐は何を拝んだのですか?」
シャア「ン…人に物を聞く時は自分から言う物だぞ?」
ナナイ「私は…『今年も大佐のお側に居られますように』です」
シャア「なるほどな。私は『ネオ・ジオン社の更なる発展』だ」
ナナイ「そうですか…大佐らしいですね。(少し、寂しいわね」
シャア「……あれは願い事を言うのではない。
自分が今年為す事を神に誓うものだ」
ナナイ「そうなのですか…」
シャア「神が叶えてくれれば世話はない……それに」
ぽむぽむ
シャア「私の一番の誓いは既に叶えているから、な」
ナナイ「……それは…」
シャア「ふ…何か言ったかな?……着いたな。では、飲み直すとするか」
ナナイ「はい。お付き合いしますわ、あなた」
ララァ『願いは自分で叶られるもの。ただ、失敗を恐れて神様に頼ってしまうだけなのよ……』
最終更新:2013年10月01日 21:45