151 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/06(金) 18:23:43 ID:???
このスレのハマーン様とシーマ様はいい
ジュドーとコウが羨ましい

197 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/02/07(土) 01:40:45 ID:???
151

今更のネタだが失礼!失礼だと言った!

シーマ「さあアタシが作った特製恵方巻だよ。たんと食べな!」
コウ「わぁー!いただきます!……んぐっ!?(喉に突っかかった)」
ジュドー「あのね、コウ兄それは女の人がやってこそ意味があって…」
コウ「はひ?(なに?)」
ジュドー「いや何にも…(女体の神秘なんて本を借りた人に分かるわけないよな)」
ハマーン「ジュドー・アーシタ!私もシーマ殿に習い懸命に作ってみた。その、嫌ではないのなら…(ごにょごにょ)」
ジュドー「…いただきます、ハマーン先生」
ハマーン「!」
ジュドー「…うん。見た目はお世辞にもキレイだとは言えないけどさ、とってもうまいよ!」
ハマーン「ジュドー、本当か?!」
ジュドー「う、うん(何で睨んでるだ)」
コウ「ホントにロランのよりもおいしいや。何でだろう?」シーマ「そりゃあ愛情がたっぷりと込められてるからねぇ」
ハマーン「ああ、ぬかりはない!(満足)」

200 名前:僕らの節分戦争・陸 1/4 :2009/02/07(土) 09:19:52 ID:???
お前だけを逝かせやしねーぜ>>197よー!!
119のつづき。 いつ終わるんだ… orz


ドズル(鬼)「ガオオオオオオオオオオオン!!」
シュウト「シュウト、いきまーす!!」
 ガッ!ガッ!ガッ!
 シュウトのジェットローラーがドズル邸のロータリーに敷き詰められた石畳を蹴る。
ミネバ『聞けい鬼どもよ!』
 その後ろでビクザムに内蔵された拡声器を使うミネバ。
ミネバ『ここは汝らの踏み入って良い場所ではない! 直ちに退去せよ!
    さもなくば我が精鋭がにょみっ!』
 突然口元を押さえて、体を振るわせるミネバ。
アル「(噛んだ…)」
シュウト「(噛んだんだ…)」ゴロゴロ

ゼナ「あらあら、すぐお義兄さまの真似をしようとするんですから…」
ハマーン「ミネバ様…おいたわしい…」

マルコ(鬼)「萌え~」
アンディ(鬼)「萌え~」
リカルド(鬼)「萌え~」
 萌え狂う自称ファン倶楽部および親衛隊の鬼たち。

アル「大丈夫? ミネバちゃん…」
 心配そうに背中をさするアルに、しかしミネバは口を押さえたまま、
 前方の集団を指差す。
アル「えっ?」
ミネバ「!!」ギンッ!
 涙目ながら、人が殺せそうな凶悪な目つきでアルを睨むミネバ。
アル「あ、攻撃?」
ミネバ「!」コクコク
アル「りょ、了解…」
 ザクバズーカを持ち上げて、肩に乗せるアル。


201 名前:僕らの節分戦争・陸 2/4 :2009/02/07(土) 09:20:52 ID:???
 ずぱん!
 鈍い音と共に、ラグビーボールほどの大きさのミサイルが打ち出される。
アル「…シュウト~、やっぱりつべたい…」
シュウト『あちゃあ、エア圧をいっぱいまで上げて、噴射時間を短くしたんだけどなぁ』
 ミサイルは水と圧縮空気を使ったロケット――いわゆるペットボトル・ロケットで
 打ち出されていた。
 推進剤の水はほとんど砲身の中で吐き出され、バズーカの後部ダクトから排出されるが、
 砲身の中で巻き上げられた水や、ノズル付近に僅かに残っていた水が、
 霧状になって射手を濡らす。
 せいぜいが霧吹きで一吹きされた程度ではあるが、やはり二月の夜風は冷たかった。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
※ぴんぽ~ん♪
 この作品はフィクションであり、現実では冗談でもペットボトルロケットを
 人に向けて撃ってはいけません。
グラハム「良い子の皆は解かってくれたかな? 私との約束だ!」キラリン! 
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 ひゅぅぅぅ…
 とは言え、それだけの価値はあるようで、数十m先の鬼たちの中へミサイルは飛び込む。
カリウス(鬼)「おっと…」
 大きさも手ごろだった為に、つい受け止めてしまうカリウス。
 それが彼の悲劇であった。

 ばん!

 同時に外側のカプセルが弾け、中から数十個の煎り豆が辺り一面に撒き散らされる。
カリウス(鬼)「ぐあああっ!」
アダムスキー(鬼)「あだだだだ!」
ボブ(鬼)「ひいっ!」
 まさしく阿鼻叫喚。
 いかに寒稽古や寒中水泳で鍛えられている彼らであっても、やはり寒いものは寒いのである。
 寒さには耐えられても、そのために過敏になった肌に固い煎り豆をぶつけられたりすれば、
 その激痛は計り知れない。
 ずばん!
 浮き足立った鬼たちの中に、さらに二発目のミサイルが打ち込まれる。


202 名前:僕らの節分戦争・陸 3/4 :2009/02/07(土) 09:22:00 ID:???
シュウト「うわ、痛そ…」
 そもそもシュウトが想定していた相手は、かの組長先生ことドズル・ザビなのである。
 その威力は限界ぎりぎりまで上げてあり―― 一般人(?)に対する使用は、
 明らかにやりすぎ(オーバーキル)であった。
 一応、皮膚が裂けたりといった酷い外傷は無いようではあるが。

 攻撃はミネバのザクマシンガンによる掃射も加わり、
 鬼たちは右へ左へ逃げ惑う地獄絵図。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
※ぴんぽ~ん♪
 この作品はフィクションであり、現実では冗談でもエアガンを
 裸眼の人に向けて撃ってはいけません。
シロー「良い子のみんな! 誰かを傷つけるようなことはしちゃダメだぜ!
    俺との約束だ!」キュピーン! 
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
 だが。
シュウト「道が、見えた!」
 鬼集団のやや後ろ側。
 どことなく呆然としているようにも見える、ドズル・ザビの姿がある。
 シールドを掲げ、ライフル型エアガンを構えて突入!
 シールドのグリップに内臓されたコントローラーのボタンを押し込むと、
 インライン・スケートに内臓されたジェットエンジンが唸りを上げ、
 シュウトは見ない巨人に突き飛ばされたような加速を得る。
シュウト「だーーーーーーっ!!」
 たたたたたたっ!
 行きがけの駄賃とばかりに鬼たちへ一掃射。
 そのまま一気にドズルを目指す。

ドズル(鬼)「グルルゥ…」
 殺気、と呼べるほど明確かつ鋭い物ではないが、シュウトの意思――
 あるいは闘志を感じ取ったドズル(鬼)が、近づくシュウトに反応する。
 長く続いた極限状態のため、判断力の著しく低下したドズル(鬼)であったが、
 魂が、闘争本能が、迫り来る少年を脅威として認識した。
ドズル(鬼)「ガオオオオオオオオオォォ!!」


203 名前:僕らの節分戦争・陸 4/4 :2009/02/07(土) 09:23:09 ID:???
 巌も砕く豪腕が唸りを上げる。
シュウト「うひゃぁっ!」
 とっさに頭を下げてやり過ごすシュウト。
 さらにドズル(鬼)の追撃が加わるが、ジェットローラー装備のシュウトは
 常に一つの所に留まってはいない。
 ドガァッ!
 石畳を砕き、小さなクレーターを作り出すドズル(鬼)。
 飛び散る破片が周囲の鬼たちを打つが、シュウトはドズル(鬼)自身を盾とすることで
 その飛散する凶器を防ぐ。
 そしてそのまま背中に一連射。
 ばらららっ!
ドズル(鬼)「グオオオオッ!」
シュウト「効いてる?」
 何よりタフネスで鳴らすドズル(鬼)にどれほどの効果があるのかは解からない。
 だが、確かにドズル(鬼)はぶつけられた煎り豆を嫌い、身を捩った。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
※ぴんぽ~ん♪
 この作品はフィクションであり、現実では冗談でもエアガンを
 裸眼の人に向けて撃ってはいけません。
アリー「気ぃつけないと、俺みたいな人間になっちまうぜぇ? ハーッハッハッハァ!!」 
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
シュウト「だったらっ!」
 ドズル(鬼)の周囲を旋回しながら、ライフルを連射するシュウト。
ドズル(鬼)「ウガッ!」
マルコ(鬼)「はい?」
 むんず!
 偶々近くを通りがかったマルコ(鬼)の頭を掴み、
 そのまま軽々とゴボウ抜きに持ち上げるドズル(鬼)。
シュウト「えっ…」
ドズル(鬼)「ウゴアアアアア!」
 ぶん!
マルコ(鬼)「----------!!!」←声にならない悲鳴
シュウト「うそぉ!!」
 ヴ○ンダムばりの開脚スウェーで投げつけられた巨漢をかわすシュウト。
 どて!ぽき!ぐしゃ!
 背後からはなんだかものすごい音がしている。
シュウト「ひぇぇぇ…」


204 名前:僕らの節分戦争・陸 :2009/02/07(土) 09:24:32 ID:???
もうそろそろ終わりだと思うけど…もうちょっと続きます。
世間じゃバレンタインの準備だってのに…

つづく!

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年10月12日 20:38