33 名前:刹那のホワイトデー 1/2 :2009/03/13(金) 20:13:56 ID:???
3/12昼過ぎ
刹那「シーブック兄、折り入って相談したいことがある」
シーブック「なんだい?刹那が俺に頼み事なんて珍しい事もあるな」
刹那「明日の夜、カロッゾ製パン店のキッチンをちょっと貸して貰えるように話を付けて貰えないだろうか」
シーブック「そりゃあカロッゾさんに話をするくらいは何でもないことだけど…何に使うんだ?」
刹那「ホワイトデーのクッキー作成ミッションだ」
シーブック「判った。借りるのは明日の夜で良いかな?」
刹那「助かる。では今から材料の買い出しに行ってくる」
シーブック「はいよ…じゃあ、こっちはカロッゾさんに電話しておくか」
3/13夜
カロッゾ「フハハハハ…良く来たね刹那君」
刹那「感謝する、カロッゾ店長」
カロッゾ「ホワイトデーのクッキーを作りたいとのことだがクッキー作りの経験はあるのかね?」
刹那「家でロラン兄が作るのを手伝ったから大体のことは判ってるつもりだ」
カロッゾ「よろしい。この調理場の器具は好きに使って良いぞ。
私はこれで失礼するが判らないことがあったら
シーブック君に聞きなさい」
シーブック「え?俺がですか?!」
刹那「了解。ご厚意に感謝する」
シーブック「…俺付き添いに来ただけなんだけどなぁ」
刹那「一通り器具の使い方をレクチャーして貰えれば後は自分でやれる」
シーブック「まぁ、お前なら大丈夫なんだろうが…ホントにあの材料全部使う気なのか?」
刹那「無論だ。今月の全小遣い分の材料を無駄にはしない」
シーブック「ざっと計算しても100人分は余裕で作れそうな量なんだが
…おまえ何時の間にそんなにバレンタインデーに貰ってたんだ?」
刹那「いや…もらったのはマリナとネーナからだけだが」
シーブック「じゃあなんでこんなに沢山作るんだ?」
刹那「勿論二人にプレゼントする為だ…正確に言えばネーナに一人前、
残りは全部マリナに渡すつもりなのだが」
シーブック「…そうか(汗」
刹那「マリナはこの不景気で困窮している。せめて三時のお茶くらいは満足にさせてあげたい」
シーブック『不器用ではあるが刹那なりの愛なんだな…本人は自覚してないようだけど』
刹那「ロラン兄から昔クッキーは保存食だったと聞いてコレならと思ってな」
シーブック「保存食はビスケットの方だと思ったけど…長持ちさせるならショートブレッドなんて良いかもしれないな」
刹那「じゃあ、ソレを教えてくれ」
シーブック「オーライ。でも気合い入れていかないと明日の朝までかかっちゃうぞ」
刹那「任務了解。全力でショートブレッド作成ミッションに取りかかる」
34 名前:刹那のホワイトデー 2/2 :2009/03/13(金) 20:16:47 ID:???
3/14早朝
チュンチュン…チュンチュン…チチチチ
シーブック「ん?もう朝じゃないか…結局徹夜仕事になっちゃったな」
刹那「任務完了、シーブック兄最後まで手伝わせてしまって済まなかった…」
シーブック「構わないさ。たまには兄らしいことの一つもしないとな」
刹那「感謝する」
シーブック「後はラッピングだが…ネーナちゃんの分は普通に箱に入れてリボンでも付ければ良いんだろうが、
マリナさんの分は…どうする?」
刹那「出来れば小分けにして長期保存できるようにしたい物だが…」
シーブック「一ダースごとに真空パックにでもしちゃうのがいいかな…
もうプレゼントと言うよりは業務用の配達って感じになっちゃうけど」
刹那「流石シーブック兄、ナイスアイディアだ。早速そのようにさせて貰う」
3/14昼
刹那「これ…ヴァレンタインデーのお返しだ」
ネーナ「せっちゃん…有り難う~!!」
ガバ!
刹那「な、何をする!」
ネーナ「ンフ…感謝の気持ちよ♪」
刹那「ちょ…止め…服を脱がすなあぁああああああああ!!!」
ネーナ「照れない照れない!ネーナとメイク・ラブしよ!」
刹那「ぱぁああああああああああああああああああああ」
3/14夕方
マリナ「あら、刹那?」
刹那「ゼー…ハー…お、遅くなって済まないマリナ。コレを…」
マリナ「まぁ、クッキーがこんなに沢山!」
刹那「ホワイトデーのプレゼントにシーブック兄と一緒に作った。良かったら受け取って貰いたい」
マリナ「有り難う刹那!ささ、上がって紅茶でも飲んでいって」
刹那「…では、お言葉に甘えてちょっとお邪魔させてもらおう」
マリナ「それにしてもこんなに沢山頂戴して良いのかしら…なんだか申し訳ないわね」
刹那「日頃からの俺の感謝の気持ちだ。気にしないでくれ」
マリナ「うふふ…そうさせて貰うわ」
刹那「ふわぁ~ぁ……すまん」
マリナ「なんだか眠たそうね…眼の下に隈ができてるわ」
刹那「ん…いやそんなことは…」
マリナ「(ポンポンと自分の膝を叩きながら)いらっしゃい、刹那」
刹那「これくらい
ガンダムな俺には」
マリナ「(ポンポンと更に膝を叩きながら)遠慮なんかしないでいいのよ?」
刹那「(おずおずとマリナに膝に頭を置きながら)で、では…お言葉に甘えて」
マリナ「ふふ…其れで宜しい」
5分後
刹那「スー…スー…」
マリナ「(自分の膝に頭を乗せた刹那の髪を優しく撫でながら)あらら…刹那ったら。
こんなになるまで頑張ってくれて…私のためにありがとう、刹那」
ハッピーホワイトデーEND
最終更新:2013年10月22日 21:13