カロッゾ「昼休みが終わるとウチの店も静かになるな」
??「ねえそこのおじさん」
カロッゾ「夕方のパンの仕込みをせんとな」
??「ねえそこのトサカがかっこいいと奥様に大人気のナイスミドル」
カロッゾ「私の素性を見抜くとはただものではないな!お客さん」
振り返ると冷蔵庫と映写機をつないだような変な機械がいた。
カロッゾ「機械の言うことか!」
??「ただの機械じゃないよ」
変な機械は映写機の部分から金髪の男の映像を映した。
カロッゾ「質量を持った残像だと」
変な機械「ただのホログラムだよ」
カロッゾ「それで何か御用かね?」
変な機械「フラガっていう人の家を探してるんだけど。僕はここに来たばかりだから住所のデータとか持ってないんだよね」
カロッゾ「フラガという男の家なら3ブロック向こうのマンションだな」
カロッゾの鉄仮面の口からフラガの住所のメモが打ち出されると、変な機械はアームを取り出してメモを受け取って自分のカメラに読み込ませた。
変な機械「ところでおじさんがここのぱんつくったのかい?」
カロッゾ「もちろんだ」
変な機械「おじさんパンツ食ったの?変態だー」
カロッゾ「よくもそんな品のない下らないギャグが言える!つくづくいけない機械だな」
変な機械「楽しい人生には笑いのセンスって重要だよねぇ。今度はそっちの勉強もしてみるよ。住所ありがとう」

フラガ家。
変な機械「君がムウ・ラ・フラガ?」
フラガ「そういうアンタはモビルシチズンの何か?」
変な機械「ちょっと違うね」
変な機械は映写機の部分から金髪の男の映像を映した。
フラガ「ゲェッ!ジョージ・グレン!(横山三国志風に)」
変な機械「そう呼ばれた男の成れの果てさ。脳死前に脳だけ取り出されてここに冷凍保存されたんだよ。今はキャプテンGGと呼んでくれ」
フラガ「何でそんな状態で出てくるんだ?」
GG「アマクサとかあしゅら男爵とか他にも脳だけでも出てくるキャラいるから、僕が出たっていいじゃないか」
フラガ「で、そのファーストコーディネーターと呼ばれた過去の偉人が何の用でここに来たんだ?」
GG「ニュータイプの研究機関でフラナガン機関ってあっただろ?」
フラガ「連邦のニュータイプやら強化人間の研究所とかアクシズのクローン研究のルーツになったっていう組織だな。それが?」
GG「フラナガン機関のスポンサーってフラガなん?」
フラガ「何だって?」
GG「フラナガン機関のスポンサーってフラガなん?大事なことなので二度言いました」
フラガ「全然関係ねえよ!もしかしてシャレか?わざわざそれ言うために来たのか?」
GG「うん。面白くない?」
フラガ「全然。親父ギャグよりひでえ。ジジィだ。アンタにキャプテンGGなんて名前もったいねえ。ジジィで十分だ」
GG「こりゃまた失礼いたしました。帰ります」

フラガ「…クローン研究にもつながった研究機関か。…あの親父本当にスポンサーやってたんじゃないだろうな?」

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最終更新:2013年10月26日 22:02