923 名前:強化人間1/7投稿日:2006/08/04(金) 14:57:29 ID:???
シン「えーっとあれが、マンション・ガーティ・ルーだよな…」
シンはステラの住んでいるマンションに来た。たいした理由は無い。
最近ステラに学校でしか会ってないことを思い出したから、ただそれだけだ。
そしてマンションの門の前にきたところで仮面の男に会った。
その男がこちらに近づいてきてきたので、シンは日常体験から咄嗟に身構えた。
仮面の男「なに、君?入居希望者?」
仮面の男が話しかけてきた、見覚えの無い仮面だったが、聞き覚えのある声だった。
仮面の男「すまないけどここ普通の人は、入居できないんだ、すまんね。」
シン「あー、違うんですよ、
ステラ・ルーシェって人に会いに来たんですけど…。」
その男が振り向いて戻ろうとしているところにシンがふと言った。
そうしたらその男が口をとんがらして、
仮面の男「だめだめ!君のような悪い虫を払うのも俺の仕事だから。帰りな!」
と、言ったとこでシンと同じ位の年の子が現れて、
???「だめですよネオさん、すぐにつっぱねちゃ。」
ネオ「ゼロ!お前だってフォウのこと過保護にしてるじゃないか!」
ゼロ「まあそうですけど…、でもシンは悪い人じゃないですよ、ねえ。」
と、会話を繰り広げシンの方を向いた。
シン「まあそうだけど、ってなんで俺の名前知ってるんですか?」
ゼロ「カミーユから聞いてるから。俺の名前はゼロ・ムラサメだ、よろしく。」
シン「はあ。よろしく。」
924 名前:強化人間2/7投稿日:2006/08/04(金) 14:58:35 ID:???
ゼロ「ステラには俺も用があったから一緒にいくか。」
シン「ああ。」
ネオ「ああー、ちょと待」
???「おーいおっさん、薬の予備が無くなったからくれ。」
ネオが引きとめようとするところをまた少年が呼びかけた。
ネオ「クロト、あとにしろってか俺はおっさんじゃない!」
クロト「っるせーよ、さっさとよこせよ。」
ネオ「薬やらんぞ。」
クロト「そ、それだけは勘弁してくれ。」
少し声が弱気になった。
ネオ「それじゃあいつちょっと引きずってこい。」
と、シンを指さした。
クロト「へーへー、了解。」
クロトがシンを追いかけた後に、ネオに女が一人近づいてきた。
ナナイ「強化人間をそうゆう風に使うのはだめだと言っているでしょうに。」
925 名前:強化人間3/7投稿日:2006/08/04(金) 14:59:38 ID:???
ネオ「わかってますよって。ああ、あいつなら…。」
カリス「ナナイさん!」
カリスがナナイのところによってきた。
ナナイ「どう、カリス、ここの暮らしは?」
カリス「皆良い人ばかりで楽しいですよ。」
ネオ(そうか?)
カリス「今ギュネイは部屋でトレーニングしてますから。」
だんだん会話がはずんでいく。 そして数分後。
ネオ(遅いなクロトのやつ。)「なあカリス。」
カリス「なんですか?」
ネオ「ステラの部屋に行って、シンってやつが居たら連れてきてくれないか?」
カリス「いいですよ。」
ナナイ「なんであなたが行かないのかしら?」
ネオ「まあいいじゃないか。」
そして数分後。
ネオ「遅いな…。」
ナナイ「ミイラ取りがミイラになってそのミイラを取りに入った人が
ミイラになったてとこかしらね。」
ネオ「なんだそりゃ?まあいいか。そうだ、今晩飲みにいかない?」
ナナイ「お 断 り し ま す。」
ナナイは強い口調でネオの誘いを断った後、背を向けて歩いて行ったった。
ナナイ「その仮面はっきり言って似合ってませんわよ、
ムウ・ラ・フラガ。」
そう捨て台詞を残して。
ネオ「うう、俺だって……。ステラの部屋行くか…。」
そう言ってネオ――ムウはマンションに入っていった。かなり寂しい背中で。
926 名前:強化人間4/7投稿日:2006/08/04(金) 15:00:48 ID:???
ムウがステラの部屋に入っていったら、そこで見たものは―――、
ゼロ「あ、ネオさん。」
ゲームや、会話をしている五人だった。
ムウ「もおいいや、もう………。」
ムウは入って来た時よりもっと寂しい背中で去っていった。
ステラ「ネオ……どうしたんだろ?」
シン「あ、くそ負けた!次ステラの番だよ。はい。」
ステラ「うん…。」
シンがステラにコントローラーを渡そうとした時に、かなり大きな音楽の音が
隣から響いてきた。
オルガ「うっせーぞシャニ!」
他の住人の怒声も聞こえてきた。
クロト「ったく、ちょっと待ってろ、殺してくるから。」
シン「え。」
カリス「壁とか壊さないようにミョルニルは無しですよ。」
シン「え、いいの?」
ステラ「いつものこと……。」
シン「え、でも怪我とか。」
ゼロ「問題ない。」
シン「え、あ、そ。」
そういえば変態達もどんなに
ミンチより酷くなっても大丈夫だっけ。
そうシンは勝手に納得した。
927 名前:強化人間5/7投稿日:2006/08/04(金) 15:16:09 ID:???
ロランなどに怒られるのでシンは夕食に家に帰れるようにした。
今シンは、マンションの門の前にいる。そうしたら一枚の
張り紙が目に付いた。
『NT立ち入り禁止(できそこないはシャア以外OK)』
シンは自分には関係ないなと思いつつ帰路につこうとしたら。
????「NTは駄目なのか!」
???「どうしようか兄さん。」
変な二人組みがいた。
????「どうしようか…ん?」
片方がシンに気がついた。
????「君はガロードの兄のシン君だね。」
シン「えーと
オルバ・フロストと…、兄さん・フロスト。」
シャギア「
シャギア・フロストだ!!ちゃんとおぼえとけ!!」
シン「すみません…、で、なんですか?」
オルバ「ふふ、僕らはついにアパートを追い出されてね。」
シャギア「で、寝床を探していたら…。」
オルバ「見つけたわけだ、しかし…。」
シャギア「NT禁止というわけだ。」
シン「でもあなた達は、できそこないじゃあありませんでしたっけ?」
928 名前:強化人間6/7投稿日:2006/08/04(金) 15:17:05 ID:???
そうシンが言った後、数秒の沈黙が流れた。 シンは言っちゃまずかったかな?と
後悔しているときにシャギアが口を開いた。
シャギア「そうだったなふふ、はははははは。」
オルバ「これでもう野宿とはお別れだね兄さん!」
シャギア「そうだな、ふははははははは。」
二人が喜んでいる所に管理人室から声がきた。
ムウ「ここ未成年の強化人間以外入居はできないから。」
シャギア「え、…………ふははははははは野宿に逆戻りだなオルバよ。」
オルバ「そうだね兄さん、ははははははははははは。」
笑いながら二人は去っていった。
シン「怖…。」
そうシンはつぶやいて家に帰った。
929 名前:強化人間7/7投稿日:2006/08/04(金) 15:18:11 ID:???
シンが家に帰ってきたとき、ヒイロも一緒に帰ってきた。怪我だらけで。
ロラン「ヒイロ!大丈夫ですか!」
ヒイロ「問題ない。」
その言葉を聞いてシンはさっきのことを思い出した。
ロラン「そんなはずありませんよ!ほら…手当てしてあげますよ。」
そういえばヒイロはたまに『ゼロ』というからさっきのゼロさんと関係があるのかな?
とシンは思考を続けた。ヒイロに聞くのは怖いからゼロさんにいつか聞くか、
と思いながらシンはキラと夕食の取り合いをして三日ぶりに勝った。
最終更新:2019年03月18日 21:22