ギンガナム「ほう、今日のおかずは昨日の煮物の残りか。いいねぇ、こういうのは一晩立つとカレーみたいにグッと美味しくなる」
朝食の置かれた卓袱台を囲む面々の中には相変わらずギンガナムの姿があった。いいかげん慣れたのかそれとも文句を言うのも面倒臭くなったのか誰も何も言わず自分の分の朝食を食べる。
ギンガナム「それでは…(両手を合わせて)むっ!」
「いただきます」を言おうとした直前、何か気配を察知したのかギンガナムが振り向くと、窓を破ってジオングの腕が飛び込んできた。ギンガナムは腕を振ってそれを弾き飛ばし、弾き飛ばされた腕は珍しく家族と一緒に朝食をとっていたジュドーの頬を掠めて壁に突き刺さる。
ジュドー「うおっ!あっぶねぇなぁ…何だこりゃ?」
腕についていた鎖が巻き戻されていく。それを追いかけてジュドーは外へ飛び出し、腕の鎖をを巻き戻し終えたシャアの姿を見つけた。
ジュドー「何を考えてるんだアンタは!こんなのを食卓にブチこんだら卓袱台が壊れる!誰も飯を食べられなくなるんだぞ!」
シャア「ギム=ギンガナムはロランタンの作った朝食を食べられない者達の事を考えていない、だから抹殺すると宣言した!」
ジュドー「だから制裁をしようっていうのか!」
シャア「私、
シャア・アズナブルが制裁しようというのだ、
ジュドー君!」
ジュドー「ふざけるな!そんな一人の人間の個人的なエゴで飯が食えなくなってたまるかよ!」
ギンガナム「頑張れよ
ジュドー君!それにしてもこのお味噌汁は美味しいなぁ!!」
最終更新:2018年10月23日 10:37