827 名前:ネーナとルイス 1/3 :2009/04/12(日) 23:15:49 ID:???
シーブック「ただいま~」
ロラン「おかえりなさい。あれ?セシリーさんと、そっちのお二人は…沙慈君とルイスさんでしたっけ」
シーブック「うん、今日は一緒に宿題をやろうって事になってね」
沙慈「こんにちは、お邪魔します」
ルイス「お邪魔しまーす」
セシリー「いつもごめんなさいね、お邪魔します」
ロラン「はは、良いことですね。どうぞどうぞ、ゆっくりして行ってくださいね。
あとでコーヒーでも淹れますね」
シーブックの部屋に集まって宿題を始める4人。
なぜか今日はあまりにも大量だ。
4人「はぁ~~~~」
テキストを広げて皆一様に溜息をつく。
ドカーーーーーン!
その時2階から激しい轟音が鳴り響く。
いつものように
ガンダム家に突っ込んでくるスローネドライ。
シーブック「あいたた…ごめん、大丈夫かな?みんな」
沙慈「あはは…さすがガンダム家は来客も派手だね…ルイス大丈夫?…ってルイス!?」
ルイス「あれは……!」
窓から見えるスローネドライに対して異様な反応を示すルイス。
セシリー「ちょっとルイス!?なんか目が金色になってるけど…!?」
ルイス「あいつだ!あのMSだー!」
あれは1か月ほど前、ハレヴィ家が日本文化に馴染もうと雛祭りをやっていた時のこと。
学校で「流し雛」と言う物を学んだルイスは、庭で両親と折り紙の雛人形を作っていた。
その時、上空を飛んでいたMSがいきなり爆竹をばらまいたのだ。
平和な日常を引き裂いた突然の破裂音。
派手に転んだルイスは左手を捻挫、ついつい作りすぎた紙の雛人形たちは見るも無残な姿になっていた。
沙慈「そういや雛祭りで失敗したって言って包帯してたけど…そう言う事だったんだ」
セシリー「普通は雛祭りで失敗って、あんまりないもんね…」
肩をいからせながらネーナを睨みつけるルイス。
ネーナ「んん~~?なんだかすっごく熱い視線を感じるんだけど~?」
ルイス「あんたでしょ…!先月うちの庭に爆竹投げ込んだのは!」
ネーナ「爆竹ぅ~?あ~…思い出した。な~るほど、あんたはあのお金持ちぽい家の娘なわけだ?
あっはは、こっちがアレハンドロにこき使われて気が立ってる時にのんきな事してるからさ、
ちょっと驚かせてやろうと思っただけよ」
ルイス「そんな理由で~~!」
828 名前:ネーナとルイス 2/3 :2009/04/12(日) 23:16:44 ID:???
沙慈「ル、ルイス、ちょっと落ち着いて」
刹那「やめるんだネーナ・トリニティ。この件はどう考えてもお前が世界の歪みだ!」
今にも掴みかかりそうな二人を必死に抑える沙慈と刹那。
ロラン「はいはい皆さん、取りあえずそこまでですよ。おやつができました。
コーヒーと平和の象徴ディアナ様直伝マロングラッセです。騒がしくする人にはあげませんよ」
シーブック「おお、ロラン…ナイスタイミング!」
ピタッ
ネーナ「う……」
ルイス「食べたい……」
刹那・沙慈「ふう…」
ギンガナム「ローラの手作りディアナ風とあっては小生が来ぬわけにはいかんだろうー!」
ガロード「おやつと聞いて」
ジュドー「飛んできました」
ヨハン「すみません、ネーナを迎えに来ただけのはずがご馳走になってしまって」
ロラン「いえいえ、人数多い方が楽しいですからね。それでルイスさんはなぜ怒ってたんですか?」
ルイス「モグモグえっとね…」
~~~~(説明中)~~~~
ギンガナム「小生はどう聞いてもそっちの赤毛の小娘が悪いと思うなあ~!」
ヨハン「全くです…兄として恥ずかしい。申し訳ない、ほら、ネーナも謝るんだ」
ネーナ「え~~~…、だってぇ…」
ヨハン「『だって』じゃない!」
ネーナ「わかったよ…………ごめん」ボソッ
ヨハン「全く…どうか許して頂けないでしょうか。
こういう性格の子でして…あとで厳しく言っておきますので」
ルイス「…いいよもう、これ食べてたら怒る気なくなっちゃったし」
ヨハン「ありがとう」
ギンガナム「故人曰く『大概の問題はコーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決してくれるもの』だそうだが、
いやはやその通りであるなあー!」
ジュドー「その人まだ」モグモグ
ガロード「『故人』じゃないけどね」モグモグ
(フリーデン)
テクス「はっくしょん!」
ジャミル「…風邪か?」
テクス「いや、どこかで噂でもされてるんだろう」
829 名前:ネーナとルイス 3/3 :2009/04/12(日) 23:17:31 ID:???
ロラン「さてと、一応は和解出来たようですし、散らかった刹那の部屋の片付けでもしましょうかね」
刹那「ありがとう、兄さん」
ガロード(うっ、こう言う時は俺達も巻き込まれるのがいつものパターン。逃げるぞジュドーよ)
ジュドー(んだね、兄さん)
ロラン「はいはい、
変態兄弟さんの真似なんてしてないで、暇なら手伝ってくださいね?」
ガロード・ジュドー「わ~かったよ…もう~~」
ヨハン「ネーナ、私達も手伝うぞ」
ネーナ「えぇ~~~~~……」
ヨハン「元々お前が原因だ。行くぞ」
ギンガナム「力仕事なら得意だからなあ~!おやつのお返しに小生も手伝ってやろうではないかあ!」
シーブック(ギンガナムさん暇なのかな…?)
セシリー(この人確か、月の偉いさんよね)
沙慈「僕達も…手伝う?」
ルイス「え~~~まあ…ケーキ美味しかったし、沙慈がやるって言うんなら…」
ロラン「あれ?シーブック達は宿題があるんじゃなかったでしたっけ?」
………
4人「ああ~~~!忘れてた~~!」
ギンガナム「少年達は勉学に励むがよいぞ。こんな物は我がギンガナム艦隊の力を持ってすれば
朝飯前であるからなあ!さあ行くぞジャンク屋コンビ!」
ガロード・ジュドー「俺達はギンガナム艦隊じゃないいいぃぃ…」ズルズルズル…
END
833 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/13(月) 00:25:44 ID:???
829
ガロード「はー片付けいつまでかかるんだー?ティファに会いたいのに」
ギンガナム「戦場でなぁ!恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ
瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフなんだよぉ!」
ガロード「ここ戦場じゃねーし」
メリーベル「アハハハハ!何やってんのさギム!片付けが下手なんだからあたしが盛り上げて上げるよ!」
ギンガナム「よくもほざいたな!メリーベル!」
ガロード「あんたも女の名前叫んでるじゃん」
ジュドー「ギンガナム艦隊ってそんなにヒマなの?」
ロラン「アハハ……」
刹那「あ、その縞トランクスはまだ穿くから捨てないでくれ」
834 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/13(月) 00:27:32 ID:???
833
カクリコン「………」
スパロボIMPACTのジオン兵「………」
最終更新:2013年11月13日 18:31