私の名はフラン。新米の新聞記者だ。
友達のキースはパン屋として、ロランは家族の生活を支える者として活躍している。
私も精進しなくては。

今日、私は一流(?)のジャーナリスト、カイ=シデンさんに弟子入り・・・というか、この業界の先輩としてのアドバイスを受けに来た。
フラン「カイさん、この業界で生き残る為にはどうすればいいのでしょうか?」
カイ「まず盗撮。次に強奪。そして暴露。これで大抵はやっていける。
手始めに、アムロの家の秘密を探りに行く。ついて来いフラン!!」
フラン「はいっ」

その後、カイさんはロランの家の窓から侵入しようとして、ドモンさんにボコボコにされました。
私はロランに助けを求め、何とかギリギリで助かりました。

この屈辱をバネに、次こそはこの家の秘密を探りたいと思います。

566 名前: 新米新聞記者フラン2 投稿日: 03/01/16 23:01 ID:???

フラン「カイさん~!ロランの家族の事、ざっと調べてきました」
カイ「おおっ!で、どうたった?」
フラン「ざっとこんな所ですね」

1、女装癖が多い
2、朝食にギンガナムが乱入してくる
3、PCオタ多数
4、多くの企業と連携を持つ
5、バーニィはミンチ
他多数

カイ「ん~・・・イマイチだあ。特に女装癖なんて有り触れた情報じゃないか」
フラン「そうでしょうか・・・?」
カイ「もっとだな、こう・・・凄くインパクトのある情報を掴むんだ。
特にアムロやキラは、多くの企業と関連がある。
奴等を徹底的にマークして、会社ぐるみの汚職でも暴露してやるつもりで頑張るんだ!」
フラン「はいっ!」
ロラン「あれ?フランじゃないか。何やってるの?」
フラン「あ、ロラン。貴方のお兄さん、汚職してない?」

584 名前: 新米新聞記者フラン3 投稿日: 03/01/17 01:12 ID:???

私はフラン。新米新聞記者だ。
今日もカイさんから業界についての常識(?)について教えて貰っている。

カイ「いいかフラン、情報を手に入れる為には一人で取材するだけでは駄目だ」
フラン「と、言いますと?」
カイ「例えばA社の情報を得たいとする。だがA社は取材に応じてくれない。
そこでA社の取引先であるB社に取材を申し込み、遠回しに情報を仕入れろって事だ」

      • 何だか良く分からない例えだが、カイさんの言いたい事は分かったつもりだ。
つまり、『急がば回れ』、という事か。
とりあえず、色々な人に話を聞きまくって、人脈を広めてみよう。

フラン「すみません、キラ君についての情報を教えて貰えますか?」
カズイ「え、僕?」

フラン「あの~、カミーユ君について教えて欲しいんですけど・・・」
カツ「僕で宜しければ何なりと」

フラン「ええっと・・・おたくの店で働いているシーブック君の事で聞きたい事が・・・」
鉄仮面「ふはははははははははっ!パンを買っていきたまえ!!」

う~ん・・・新聞記者って大変ね。

668 名前: 新米新聞記者フラン4 投稿日: 03/01/17 22:48 ID:???

私はフラン。新米新聞記者だ。
今日はドモンさんがとある格闘選手権に出るという事なので、彼の取材を行うべく、私も現地に飛んだ。

寝坊して遅れてしまったが、ドモンさんの試合には何とか間に合った。良かった。
無論、彼は他の出場者をものともせず、優勝した。
表彰式が終わったドモンさんを、私は直撃してみた。

フラン「ドモンさん、優勝おめでとう御座います」
ドモン「ああ、君は確かロランの友達の・・・」
フラン「フランと言います。今日はドモンさんにお聞きしたい事があって飛んで来ました」
ドモン「そうか、君は新聞記者だったな。分かった、控え室で取材を受けるよ」
フラン「有り難う御座います」

ドモン「さて、何から話そうか・・・」
フラン「ズバリ、アムロさんは汚職しているんでしょうか?」
ドモン「・・・・・・」

結局、アムロさんは汚職はしていないという事だ。残念。

686 名前: 新米新聞記者フラン5 投稿日: 03/01/18 01:22 ID:???

私はフラン。新米新聞記者だ。
今日は戦時中のとある国に取材に行ったカイさんを迎えに空港に行った。

空港で、カイさんの友人であるアムロさんに出会った。
アムロさんも、カイさんの出迎えに来たらしい。
2人で談笑して時間を過ごしていると、カイさんの乗った飛行機が到着した。

カイ「おお、アムロにフランじゃないか!迎えにきてくれたんだな」
アムロ「元気そうだな」
フラン「取材の方はどうだったんですか?」

私は何気なく言った言葉だが、次の瞬間、カイさんの表情は暗くなった。

カイ「・・・酷いものさ。ここで俺達が馬鹿騒ぎを起こしている間にも、向こうでは何百人って人間が死んでるんだ」
フラン「・・・・・・」
カイ「でもな、そういった事実を分かってない奴が多すぎる。だから俺はそういった奴に、真実を見せ付けてやりてえのさ」
アムロ「カイさんらしいよ、そういうトコ」
カイ「ま、お前さんに比べたら苦労はしちゃいないけどな」

その時、私はカイさんがジャーナリストになった理由が分かったような気がした。

フラン「カイさん・・・私、カイさんのようになりたいです」
カイ「へへっ、嬉しい事言ってくれるよね。ところでまた戦地の取材に行くんだが、一緒に行くか?」
フラン「死にたくないので、嫌です」

2日後、カイさんは悲しそうな笑顔で再び飛び立っていった。
一人で。

732 名前: 新米新聞記者フラン6 投稿日: 03/01/18 22:13 ID:???

私はフラン。新米新聞記者だ。
今日はガンダム一家のお宅の朝食を取材させて貰っている。
ついでだから、私も少しおすそ分けして貰った。

フラン「ロランって本当に料理上手ね」
ロラン「はは、有り難う」
フラン「あ、これおかわり」

と言っている間に、キラ君が降りてきた。

キラ「おはよう御座います。あ、フランさん来てたんですか」
フラン「おはようキラ君」
アムロ「早く食べた方がいい。でないとまた奴が来るぞ」

がしゃぁぁぁんっ

ギンガナム「ふははははっ!おはよう諸君」
ドモン「また来たのか・・・今日こそはキラの朝飯を守ってみせる!!」
ギンガナム「面白い!今日はスクランブルエッグか・・・って、ない!ないぞ!
キラ君の為に用意され、私が食す筈の朝食がないぞぉぉぉ!!」
ロラン「あ・・・フランがおかわりした分で最後でした」
キラ「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
ギンガナム「うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」
フラン「・・・・・・」

ぱしゃり

その日の夕刊・・・・・・皮肉にも、私の撮ったギンガナムの泣き顔は一面に大きく載った。



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最終更新:2017年06月12日 08:55