349 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/23(木) 11:18:37 ID:???
ネーナ「……」パチンパチン
ネーナ「ここがこうで…あれ?こっち…?違う、こっちかな?あー!!もうわかんないよぉ!!」
ミハエル(ん?何やってんだ?ネーナのやつ)
ネーナ「プラモデルってなんでこんなややこしいのよっ!やーめたっ!」ポイッ
ミハエル(
ガンダムのプラモデル?なんであんなもん作ってんだ?)
ネーナ「……」チラ
ネーナ「…やっぱり作ろ…せっちゃんのハートを掴むために!」カチャカチャ
ミハエル「ちょっ…!!」モガモガ
ヨハン「やめろ。初めてまともな方向に努力してるんだ。見守ってやるのも兄の仕事だ」
ミハエル「……!!」ジタバタ
ネーナ「?…気のせいか。よしもうちょっとで完成…せっちゃん喜んでくれるかなぁ?///」
359 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/23(木) 17:05:22 ID:???
349
ネーナ「ここを…あれ? 入んない?」
コウ「ああ! そうじゃないよ、ちょっと貸しむぎゅっ!」
シュウト「ダメッ!」
ネーナ「っっ!! な、な、何よあんたたち!」
コウ「―!―!―!」ムームー
アル「ごめんねー。 コウ兄さんって
ガンプラ見ると黙ってられないから…」
シュウト「ダメだよ兄さん! これは、お姉ちゃんが一人で作んないと意味がないんだから!」
コウ「―――」ムー…
アル「ガンプラって接着剤使わないから、間違えてもやり直せるから!」
シュウト「あきらめなきゃ、きっと完成するからがんばって!」
ビクザム「ガンバレ!!」
紫「ガンバレヤ!ガンバレヤ!」
ネーナ「な、何よ…い、言われなくたって、これくらいちゃっちゃと完成させちゃうんだから!」
アル「うん! ほら、兄さん帰るよ」ズルズル
シュウト「頑張れー!」
ネーナ「何なのよ、あいつら……」
紫「オセッカイダナ!オセッカイダナ!」
ネーナ「ほんと…おせっかいなんだから…」パキッ
360 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/23(木) 17:43:50 ID:???
359
一方……
マリナ「刹那。キンピラだったかしら?いつも刹那が作っているの」
刹那「それはロラン兄さんだ。俺のはガンプラだ」
マリナ「そのガンプラ。作り方を教えてくれないかしら……?」
刹那「勿論だ!」
マリナ「ふふ…お手柔らかにお願いね」
刹那「何故いきなりガンプラを?マリナが興味を持ってくれたのは嬉しいが…」
マリナ「ん?ちょっと、ね」
刹那「?まぁ、良い…まずは手を洗うんだ」
マリナ「洗ったわ。爪までしっかり、ね」
刹那「『ガンプラ作りの極意は、ガンプラに敬意を払え。それだけだ』師匠の教えだ。
たかがプラモと思ってはいけない。陶器職人のように真摯に向き合わなければ良いガンプラは作れない」
マリナ「敬意……ガンプラさん、よろしくお願いします。拙い身ですが、頑張ります。ペコリ」
刹那「それで良い。まずは形からなんだ。ペコリ」
アムロ「マリナさんは何をお辞儀してるんだ?刹那も」
ロラン「礼儀正しい人ですから、練習じゃないですか?」
365 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/23(木) 18:56:00 ID:???
360
ネーナも良いけど、息子の趣味に興味を持った母親の様なマリナもほのぼのするな
マリナ「あら、ネーナちゃんもガンプラ、だったかしら?作るのね」
ネーナ「!?べっ別にあんたになんか関係ないでしょっ!」
マリナ「あら、ごめんね。刹那があまりに夢中になってるから、私も教えてもらって作ってる所だったから、つい」
ネーナ「……ふ、ふーん。別にせっちゃんと一緒に作ってようと知ったこっちゃないんたから」
マリナ「あ、良かったらネーナちゃんも一緒に作らない?一人より二人、二人より三人の方が楽しいでしょ?」
ネーナ「…そ、そこまで言うなら行ってあげても良いわよ!ただしあんまり邪魔はしないでよね!」
一期しか見てないからキャラが変かもしれん。あと文章も。
371 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/23(木) 21:54:41 ID:???
362
ブシドー「今日も頑張っているようだな刹那よ!」
ネーナ「うわっ…誰よこの東洋かぶれ」
刹那「失礼だぞ
ネーナ・トリニティ。この方こそ俺のガンプラの師匠だ」
マリナ「それはそれは、いつも刹那がお世話になってます」ペコリ
ブシドー「うむ、気にする事はない。これが私の望む道…ガンプラの道だ」
刹那「…師匠はもう悟りを開けたのですか?」
ブシドー「ふふふ、昨日も15時間ぶっ通しで塗装を行い、
もう少しで涅槃に辿り着けるところだったのだがな。まだまだ未熟なようだ」
ネーナ「それってシンナーでイッちゃってただけじゃないのー?」
刹那「失礼だぞネーナ。しかしさすがは師匠だ。その求め続ける精神こそ
ガンダムだ」
ブシドー「そうだとも。私のガンプラへの想いはもはや愛を超え…憎しみも超越し…宿命となっているのだ!」
マリナ「さすが刹那のお師匠さんです。私ももっと修行しないと!」
ネーナ「ちょっと!あんたまでそっちの世界に!?」
アムロ「なあシロー…あの人お前のとこの…」
シロー「言わないであげてください。あれで隠してるつもりなんですから…」
アムロ「不思議だよ…俺にはネーナちゃんがまともに見えるよ…」
シロー「はは、奇遇ですね。俺もですよ…」
最終更新:2013年11月18日 20:14