ルー「ジュドー、これから出かけるから付き合いなさいよ」
ジュドー「何で俺に頼むのさ。俺だってやることあるのに」
ルー「あんたは放っておいてもロクなことしないわよ。私のボディガードするとかたまには人の役に立ちなさい」
ジュドー「ボディガード?必要ないだろ」
エル「どうせあんたみたいな単細胞の脳筋じゃ男は寄って来ないわよ」
ルー「何ですってぇ!!」

(以降小一時間の不毛な罵り合い)

エル「年下に手出さなくても、年齢も釣り合ったお似合いの相手がいるでしょ。グレミーとか」
ルー「冗談じゃないわよっ!!あんなロリコンでマザコンのストーカー?背筋に寒気がするわ!!」
ジュドー(そんな連中が四六時中現れるウチの家っていったい…)

翌日。クラスメイトのエル・ビアンノがジュドーに声を潜めて話しかけてきた。
エル「ジュドー、今日の朝のニュース見た?」
ジュドー「いや、起きてすぐに走ってきたから見てない」
エル「17歳の少年が地下室に10歳前後の少女を拉致監禁ってニュースなんだけど」
ジュドー(ウチ、兄ちゃん3人が17歳だし、地下室あるし、10歳くらいの女の子も出入りしてるよな…)
エル「犯人の実名は未成年だから伏せられてるけど、グレミーらしいよ。昨日、トト家に家宅捜査が入ったんだって)
ジュドー「何、あの人そんなことやってたの?」
エル「怖いね。表じゃしょっちゅうママ、ママってヘタレ丸出しだったけど、裏はあんな鬼畜だったなんてね」

シーブック「同級生のコメント、おとなしい人でした。頭は良いけど子供のようなところがありました。
  教師のコメント、成績は良く品行方正な生徒だった、今回の事態について何もできなかったのは教育者として責任を感じる」
シーブックが新聞を朗読していた。
カミーユ「うちの学校から逮捕者なんてな。ざまあないよな、ったく」
シーブック「明日あたりは緊急の全校朝礼だな。またデコッパチの長い演説聴かされるんだ。『我が校の生徒は逮捕された。何故だ!』ってさ」
ロラン「ずっと年下の女の子を地下室に閉じ込めるなんて、何でそんなひどいことするんですか」
カミーユ「自分の思い通りになるようしたかったってさ。ロリコンがエスカレートしてこんなことに走るんだよ!」
と、そこへ窓から顔を出す変態一号ことシャア。
シャア「私はあの不届きな未成年のようなょぅι゛ょの調教など考えていない!
    私はょぅι゛ょの成長を誤った方向に持って行きたくないだけだ。
    その上でょぅι゛ょが成長するのを待つ!」
と主張して首を引っ込めた。
カ・シ・ロ「……………(゚Д゚)。ここからいなくなれぇ!!」
シャアを叩き出し、そして部屋にバルサンを焚くと、ゼクス以下御馴染みの連中も押入れなどから飛び出してきた。
「変態が一人見つかれば、最低五人は潜んでいる」というガンダム兄弟家の鉄則通りだ。

変態集団を叩き出してから、
カミーユ「あの逮捕された人ってトト家のどら息子なんだって?」
シーブック「どら息子、って今までは成績優秀な自慢の息子で通ってたんだけどな。
   とにかく、母親が過保護なんだってさ。小遣いを月に50万も与えて、
ロラン「50万も!?金額を愛情の大きさと思い込むなんて!そんな大金、分別のつかない子供には危険でしかないじゃないか!」
グエン「その通りだ、金より大事なのは愛だ!だからローラ、私に!」
カ・シ・ロ「……………(゚Д゚)」
床下に潜んでいた最後の害獣は3人に捕縛され、保険所に引き渡された。


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最終更新:2018年10月23日 10:27