ロラン「あ、あれってソシエお嬢様とディアナ様とキエル様!?」
夕飯の買出しの帰り道、
ロランは商店街の向こうから歩いてくる三人を見つけた
ロラン 「あ、お嬢様」
ソシエ 「あらロラン、夕飯の買出し?」
ロラン 「そうですけど、ソシエお嬢様達こそどうしたんですか?」
ディアナ「私達も夕飯の買出しに来たのです」
ロラン 「そ、そんな! やめてくださいよディアナ様!」
ソシエ 「な~んでディアナ様だけやめて下さいで
     私達には何も言わないのよ」
キエル 「お止よしなさいな、ソシエ」
ソシエ 「ほんっとロランはす~ぐ、ディアナ様ディアナ様って言うのよねぇ~」
ロラン 「と、とにかく夕飯の買出しなんて使用人にやらせればいいでしょう?
ディアナ「これくらい私にもできます
     それにたまには歩いて買い物もいい事ですよ」
ソシエ 「そんなに言うならロランが作ればいいじゃない」
ロラン 「ぼ、僕、今日休みですよ」
ソシエ 「だから、あなたの家で食べればいいじゃない」
ロラン 「ぼ、僕の家ですか?・・・だ、だめですよ!」
ロランの脳内に強烈な家族達が思い浮かぶ、
キエル 「あら、良いアイディアじゃないかしら?ねえディアナ様」
ディアナ「そうですね、ロランのご兄弟はにぎやかな方が多いですから楽しみです」
ロラン「そ、そんな」
ディアナ「よしなに」
こうして三人は濃い家に付いてくる事になった、
ロラン(夕飯の材料足りるかな・・・)

ロラン 「ただいま~」
ドアを開けると返事が返ってきた、
ウッソ 「お帰りなさいロランお兄ちゃん・・
     あっ、ディアナさん達も一緒なんですか!?」
きれいなお姉さんの登場でうれしそうなウッソ 
ディアナ「夕飯をご馳走なります」
ウッソ 「ちょうどいいですよ!
     兄さんたちが帰ってくる前に食べちゃいましょうよ!」
ロラン 「え、兄さん達、まだ帰ってないの?」
ウッソ 「兄さん達なんてどうでも良いんですよ!さあ!どうぞ!」
ロラン 「す、すいませんいつもは帰ってくる時間なんですが・・
     とりあえずお茶でも出しますね」
ディアナ「よしなに」

ロラン(連絡も入れないなんておかしいな・・
    ジュド-達はともかくアムロ兄さん達まで)
向こうでは興奮気味のウッソがなにやらまくし立てているのが聞こえる 
アル  「ただいまー」
ロラン 「あ、帰ってきたみたいですね」
ぱたぱたスリッパをならしながら迎えに出るロラン
気にも留めずに話すウッソ
アル  「ごめんなさい、遅くなっちゃって、
     この人がザクの彫り物作ってくれてたんだ」
坊さんみたいで微妙に違う男を紹介してくる
コレン 「俺の頭のどっかにさぁ~」
ロラン 「・・・・・・」

アル  「コレン・ナンダ-さん、家に上げても良いよね」
ロラン 「・・・・・は、はい どうぞ・・・」
コレン 「ガンダムちゃんに馬鹿にされた記憶があってよ~」
ロラン (今はディアナ様も居るって言うのになんでこんな変な人を・・)
その時、二階からコウが顔を出した
コウ  「ロラン?いるのか~?」
ロラン 「え、コウ兄さん居たの?」
コウ  「くっ、お前だけはそういうことをいわないと思ってたのに・・!」
ロラン 「ご、ごめんなさい、そういう意味じゃないんです!」
コウ  「まあいい、そんな事より見てくれよとうとうできたんだ!
     自作ガンダム10分の1!」
ロラン 「へぇ~すごいじゃないですか!」
コウ  「だろ!」
和やかムードの場を切り裂くコレン
コレン 「てめぇはぁ~!」
コウ  「え?」
なにやら怒っているようすのコレン
コレン 「そのまたぐらにィ~!!
ロランをすり抜け10分の1ガンダムの下に潜り込むコレン
コレン 「ロケット パァーンチ!!」
別に腕は飛ばなかったがガンダムが股から上にコレンの腕によって砕かれる
二ナ  「いやぁぁぁ!私のガンダムが-!!」
幻聴を聞きつつ卒倒するコウ
コウ  「ごめん・・・二ナ・・」
二ナは関係ない 

アル  「コウ兄ちゃん!」
ロラン 「あ、あなたなにをやってるんですか!」     
コレン 「こいつは生きてちゃあ、いけねぇんだよ・・」
神妙に言うがプラモに殴りかかった後で説得力がまるでないコレン
ディアナ「何事か」
騒ぎを聞きつけたディアナ達が廊下に出てくる
リビングでは三人がいなくなったのに気付かないウッソが喋り続けている

ディアナ「あなたはまさか・・コレン・ナンダ-!?」
ロラン 「ええ!?ディアナ様この人と知り合いなんですか!?」
ディアナ「冷凍冬眠刑にした使用人がなぜ!?」
ロラン 「冷凍冬眠刑!?」
ディアナ「皿を割ったので・・つい」
ウッソ 「そ、そんなのおかしいですよ!ディアナ様!」
ようやく一人ぼっちに気付いたウッソが表れた、半泣きで
ウッソ 「僕が一人ぼっちで喋ってるのをほったらかしなんて・・
     おかしいですよ!ディアナ様!!」
別にコレンの冷凍冬眠はどうでもいいらしい
ディアナ「お黙りなさい」
ウッソ 「は、はい」
一言で黙ってしまうウッソしかもちょっと嬉しそう
ロラン 「そ、それよりどうするんですか!この人」
その時どこからともなく声がした
    「ふははははは!」
ロラン 「だ、だれだ!」
壁を突き破ってふんどし姿のギンガナムが表れる
ウッソ 「よくお似合いですよ!ギンガナムさん!」

ギム  「ふんどしを履こうとしない輩はぁ!
     地に這いつくばってぇ、消えてもらう!!」
ディアナ「ギム・ギンガナム!貴公の差し金か!」
ギム  「ふははは!この家にディアナがいると知ってなぁ!利用させてもらった!!」
隣で壁の破片をもろにもらったコウが血を流しているが薄いがゆえに誰も気付かない
ディアナ「なにが狙いか!」
ギム  「ハハハハハ!とりあえず女王陛下にはお下がり願おうか!コレン!!」
アル  「さっき地下のほうに行きましたよ・・ガンダム壊すって」     
ロラン 「え!まずいじゃないか!」
ウッソ 「何で止めないんだよ!おかしいじゃないか!アル!」
自分はなにもしないくせにアルに無理なことを言うウッソ
アル  「無理言わないでよ!」
その時天井裏からなにか飛び出してきた
ソシエ「なにあれ!」
ハリー「ロラン・セアック!刺し違えてそのエプロン!貰い受ける!!」
キエル「ハリー大尉!?」
顔面蒼白のキエルが叫ぶ

コウ  「こんなの・・・収拾がつかないじゃないか・・・・」

必死の形相でロランの服を脱がすハリー
キエル「ハリー大尉なにを!?」
ハリー「キエル殿にはロランの裸を隠す盾となって頂く」
エプロンだけじゃ我慢できないらしい
キエル「愛してるといっていただければ盗撮でも立派にやって差し上げるのに・・・」
ロラン「何するんですか!?ハリー大尉!」
ソシエ「やめなさいよ!この変態!」
バキャ
台所から持ってきた炊飯器でハリーの頭を強打するソシエ
ハリー「ぐはっ・・無念!!」
ソシエ「お姉さまも正気に戻って!」
ゴス
とついでにキエルを昏倒させる
そしてコウの上に炊飯器を捨てる
コウ「ぐはっ!!」
ウッソ「良い感じに人が減りましたよ!ソシエさん!」

ロラン(おかしいな、そろそろほんとに
兄さん達が帰ってきてもいいはずなのに)
ギム「ふふふ、不審に思っているなぁ!兄弟達が帰ってこないのを!」
ロラン「まさか!兄さん達に何かしたのか!?」
ギム「コウは忘れたがなぁ!他の同士が足止めしているのさぁ!」
ウッソ「僕は何で無事なんですか!?」
ギム「気にするなよぉ!坊主ゥ!!」
ウッソ「僕は!スケベだし盗撮だってしてるんだ!
コウ兄さんと違って薄くないはずだぁぁぁ!!」
ギンガナムに殴りかかるウッソ
ウッソ「へぶし!」
横から出てきたあっさり吹っ飛ばされるウッソ
ギム「メリーベルか!」
メリーベル「勧誘が下手なギンガナムなんて見てらんないよ!」
ギム「邪魔をするなぁ!」
せっかく出てきたメリーベルは見事に吹っ飛ばされて帰っていった

どうやらふんどし同盟に勧誘に来たらしいギンガナム、
丁寧に断るときちんと壁を治して帰っていった。洗剤もくれた。
騒ぎが収まったのでみんなでご飯も食べて、ディアナ達も帰っていった。


コウ「誰も気付いてくれないなんて・・・、
     ・・・・この家は・・地獄だ・・・・・」
股の裂けたガンダムとともにコウも部屋に帰っていった
一人でご飯も食べた。
     おしまい。パラレル扱いでお願いします



link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
5コマ以上 ガンダム一家 ギム・ギンガナム ソシエ・ハイム ディアナ・ソレル ロラン・セアック

+ タグ編集
  • タグ:
  • 5コマ以上
  • ロラン・セアック
  • ディアナ・ソレル
  • ソシエ・ハイム
  • ギム・ギンガナム
  • ガンダム一家
最終更新:2018年10月23日 10:27