452 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/21(水) 06:10:55 ID:???
イライジャ「おーい、ツテで廃材貰ってきたけど、何に使うんだ?」
カミーユ「何って文化祭の看板とか門とかに」
イライジャ「んなことにサーペントテールを使うなよ……」
ティエリア「依頼のアロマキャンドルの材料を持ってきた」
カトル「中東の料理を教えて欲しいんですよね?」
イライジャ「……ツテ総動員かよ」
カミーユ「総動員だよ」
カリス「このままだと組み立てられませんね、廃材ですから」
レイ「ノコギリとカンナで整える」
イライジャ「じゃ、俺はこれで」
カミーユ「手伝え」
イライジャ「部外者」
カトル「まあいいじゃないですか」
ティエリア「帰ってもスメラギがアルコールを飲んでいるだけだからな……」
カミーユ「あ、飲食の方はシン達がやってるからカトルはよろしく」
イライジャ「んじゃ俺も……」
カミーユ「お前は肉体労働」

カンカントントンカンカン

カミーユ「今日はここまででいいだろう。俺もバイトあるし」
ティエリア「ミッション完了」
レイ「俺は少し残って続ける」
カミーユ「そうか?悪いな。シン達と一緒の飲食組の方が良かったんじゃないのか、レイ?」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
イライジャ「そういうカミーユはどうなんだ?」
カミーユ「俺は仲いいヤツらとはよく修羅場るし……息抜きだな」
イライジャ(原因はお前だろ)
カリス「僕もストロベリー空間から少し離れたくて……」
イライジャ(ご愁傷様)

453 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/21(水) 06:14:02 ID:???
カントンカン…

カミーユ「まだやってたのか?」
レイ「………」
カミーユ「やっぱりさ、グループ別の方がよかったんじゃないか?」
レイ「ルナマリアにはいいチャンスになる」
カミーユ「へー…応援してるのか」
レイ「冗談だ」
カミーユ「おい」
レイ「俺は楽しんでいる」
カミーユ「ふぅん」
レイ「文化祭はいいものだな。ナチュラルも、コーディネーターも、NTも、強化人間も、イノベイドもみんな平等に楽しめる」
カミーユ「………」
レイ「ラクス=クラインの歌声や音感が調整されたものであっても、詩や想いは彼女本人のものだと俺は思う。
   NTの共振が時間や距離を越えたとしても、言葉を交わさなければ解り合えないのだと俺は思う。
   だからこうしてみんなで楽しい文化祭にしようと願うコトはとても尊いことだと思った」
ティエリア「だからといってキミが超過労働する理由にはならないだろう」
カミーユ「ティエリア!?」
ティエリア「刹那がプトレマイオスに大量のダンボールを持ち込んだ。何故だと思う?カミーユ=ビダン」
カミーユ「俺にわかるかよ」
ティエリア「ダンボールでガンダムをつくるのだそうだ!キミも兄ならもう少し常識的な行動をとるように叱るべきではないのか!
       刹那のダンボールは僕の部屋まで侵食しはじめた!もうプトレマイオスには居られない!!だからここにきた」
カリス「それなら火を焚かないと寒いですよ、この時期」
カミーユ「カリス!」
カリス「サテリコンからストーブ借りてきたっていうか、押し付けられました。
     シンさんが心配してましたよ。レイさんがまだ残って仕事しているんじゃないかって。当たってましたね」
ティエリア「気が効いているな。刹那に見習わせたいぐらいだ」
カリス「いい友達ですね」
レイ「ああ。だから俺はアイツに笑っていて欲しい」
カリス「……わかります」

カラン…

カミーユ「おい、出てこいよ」
イライジャ「NTのカンってヤツか?一番良いところで差し入れいれようと思ったのに」
カミーユ「ストーブあるから、その缶コーヒー要らないぞ」
イライジャ「人の好意を……」
カミーユ「冗談だよ」
イライジャ「ったく……よし、お前らそこに並べ」

グイッ!

ティエリア「何をする!いきなり人の顔を引っ張って!」
イライジャ「スマイル0円ってヤツだよ。いいか、俺は普段サーペントテールで色んな仕事をやってるけどな
       その心得の一つは顔だ。ヤバイ任務の時こそ自信に満ちた顔をする。弱気な顔をすると実際失敗する。
       だからな、いい仲間や、大事な友達が笑っていて欲しいってんなら、お前達が笑顔でいないとダメだろ」
カリス「そうですね」
カミーユ「いいこと言うじゃないか。誰かの受け売りだったりしてな」
イライジャ「経験則ってヤツだ、俺自身のな。自分がコーディネーターなのに能力がなくて、惨めに思えて、ずっと卑屈な顔をしていた昔と
       劾やヴェイアにあって自分を受け入れられるようになった今を思えば、さ
       だから名前が女みたいだからって気にするなよ、カミーユw」
カミーユ「いい話の後で殴らせない作戦かよ!」

454 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/10/21(水) 06:17:45 ID:???
レイ「カミーユ、金のペンキとってくれ」
カミーユ「ああ」
レイ「これは黄だ」
カミーユ「クワトロ大尉の百式は金という名の黄色なんだ!」
レイ「クワトロ=バジーナ……ギルと同じ声の男か」
カミーユ「それがどうかしたか?」
レイ「本当のコトを言えば……ギルにはギルの仲間がいて、ラウも仮面同士の付き合いがあって、シンも銭湯でいろんな知り合いがいる。
   みんな俺のコトを大切に思ってくれる。だがそのせいで、みんなに迷惑をかけていたら嫌だ。だから俺も一人で大丈夫だとみせておこう
   ……そう思ってシンとは別の仕事を選んだ。だが、結局シンに心配をかけてしまった」
カミーユ「馬鹿言うな。シンは友達のコトを迷惑だなんて思いやしないさ」

シン「おーい、レイ!」

レイ「シン!」
ルナ「水臭いわよ。仕事大変ならちゃんと言えば私達だって手伝うんだから!」
ガロード「そうそう!こういう仕事は俺達向きなんだからさ」
ティファ「私も手伝います……」
パーラ「サテリコン早めに閉めたんだから感謝しろよ!」
デュオ「手伝うところかパワーアップさせちゃうぜ」
トロワ「始めるか、俺の建設業……」
ヒイロ「任務了解」
ロックオン「なつかしいね、文化祭」
刹那「俺がガンダムだ!」
アレルヤ「刹那、そのダンボールを着込んだ姿は……?」
カトル「はかどってないようだったから、みんな呼んだんだけど……迷惑だった?」
カミーユ「いや、全然。助かる」
ファ「そうよ。そういうコトはリーダーのカミーユが言わなきゃ駄目でしょ!」
ロレッタ「まあまあ、カリカリすると嫌われちゃうわよ」
劾「ウィナー家当主から依頼を受けた。これからミッションを開始する」
リード「オゲェェェェェ……」
風花「リードがお酒の飲み過ぎで吐いた!」
五飛「貴様等は悪だ!」
ヴェイア「ラクスの歌を流して、ゲロも流そうよ!」
イライジャ「劾たちも来てくれたのか……あと、ヴェイア……いや、何でもない」

ガヤガヤ

カミーユ「……って、なんで最終的に校庭でキャンプファイヤーしてるんだ!?なんでマイムマイムが流れてるんだよ!」
レイ「気にするな、俺は気にしない。クローンの俺でも、こうやって楽しんでいいんだな」
ティエリア「ふん……クローンだろうとイノベイドだろうと人間には変わりないだろう」
カトル「そうですよ。どこから誕生したとしても命は地球と同じぐらい輝きに満ちているんです」
イライジャ(そういえばウィナー家の現当主の姉は試験管だったな。そして本人は……)
カリス「未来は生きている人の数だけあるんでしょうね……」


デュオ「おーいお前らー。マイムマイムやるからコッチにこいよー」
パーラ「女子足りないから女装しろよー」

カミーユ「やるものかよ!」
カトル「やらないです!」
カリス「やりません!」
イライジャ「やるか!」
レイ「やらん!」
ティエリア「万死に値する!」
カミーユ「くそっ!結局女装オチかよ!」

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最終更新:2014年04月16日 18:57