865 名前:騒がしさ割増なガンダム家の日常 :2010/10/22(金) 01:33:31 ID:???
シロー「ううん……随分朝早くに起きてしまったな。二度寝するのもなんだし、トレーニングでもするか」
シン「あれ、シロー兄さん?おはよう」
シロー「シン?随分早いな?」
シン「いや、実はさ、体育の授業で今剣道をやってるんだけど、レイに負けたのが悔しくて。それで今日は早起きして練習しようと思ってたんだ」
シロー「剣道か。……なら俺がトレーニングをつけてやろうか?」
シン「えっ、シロー兄さんが?剣道できるの?」
シロー「馬鹿、柔剣道は警察の必須技能だぞ。少なくとも高校生よりは強いさ」
シン「じゃあ、頼もっかな……へへ、シロー兄さんと一緒にトレーニングするのなんて久しぶりだ」
シロー「そうだな。じゃあ竹刀を取ってくるから、庭で準備運動して待ってろ。素面素籠手でやるからな」
シン「げっ……手加減してくれよシロー兄さん……」

シン「胴ぉ!!」
シロー「馬鹿、竹刀はドスじゃないんだぞ。銅に刺突をするな!」スパン!
シン「痛って!畜生、面!面!面!」
シロー「竹刀を右手で振るな、左手で振るんだ!それに連続で撃ち込むのはいいが、踏み込みが足りない分重さが足りないぞ!」

ロラン「おはようございます、アムロ兄さん」
アムロ「ああ、おはようロラン。シローとシンは一体どうしたんだ」
ロラン「さあ……あ、ドモン兄さん。おはようございます……ってなんで日本刀なんて引っ提げてるんですか!」
ドモン「安心しろ、錆びていてとても切れた代物じゃない。シロー兄さんとシンが修行をするならこの刀を使うのがいいと思って持って来たんだが……」

シロー「よし、今日はこのくらいにしておこう」
シン「……シロー兄さん強いよ……それに朝から大汗かいた……」
シロー「そうだな、軽くシャワーでも浴びてこい。俺もお前の後で入る」
シン「イエッサー……あ、ドモン兄さんおはよう。え?錆びた刀で木を斬る特訓?いや、ガンダムファイターになる気はないから」
ギンガナム「今日もローラ・ローラの朝食を頂きに参上したぞ!」
シン「出たな!今日は朝から特訓して腹減ってるんだ。朝飯は絶対に渡さないぞ!」
ギンガナム「いつもお前の朝食を奪っているのは小生ではないのだぞ!」
シン「あんたって人はぁ!間接的にはあんたが俺の朝飯を奪ってるようなもんだろ!だからあんたは俺が倒すんだ!今日、ここでぇ!」
ギンガナム「このギム・ギンガナムに勝てると思っているのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


866 名前:騒がしさ割増なガンダム家の日常 :2010/10/22(金) 01:38:12 ID:???
シャギア「見るのだオルバよ。ガンダム家の朝食が二人分余っているぞ」
オルバ「どうしようか、兄さん」
シャギア「無論いただくのだ、オルバよ」
オルバ「さすがだね、兄さん」
シャア「いつにも増して賑やかだな、アムロ。ああおはようロラン君。今日の君も母性に満ち溢れているね」
アムロ「誰かハンマーを!ハンマーを持てー!」
ヒイロ「それには及ばない。任務了解……変態の排除を開始する」
シロー「シン、悪いが先に風呂場を使わせてもらうぞ。今日は朝からいい汗をかいたなあ」
アル「ロラン兄ちゃん、僕の帽子どこ?!」
ロラン「あれ?昨日は洗濯していないから、バーニィさんかクリスの所にでも忘れてきたんじゃないのかい?」
シャギア「相変わらず騒がしい家だな、オルバよ」
オルバ「そうだね、兄さん。だけどこの騒がしさがこの家のいいところだと思うよ」
シャギア「全くその通りだな、オルバよ」
シン「お前らさり気なく人の飯を食うなぁぁぁ!!」
ギンガナム「どこを見ている小僧!」
シュウト「行ってきまーす!」
ロラン「シュウト、今日はお弁当の日でしょう?!お弁当忘れてるよ!」
シャア「この暖かさを持った家庭が私を惹き付けるのだ。それを分かるんだよ!」
アムロ「貴様という男がなんて器量の小さい!」

マイ「……本日は前年と比べて15%増しの騒がしさを記録。しかし、『オチ』となる一際大きな出来事は記録されていないが、記録者たるこの私、オリヴァー・マイ・ガンダムの出勤時間が差し迫っているため、本日朝の記録はここまでとする。
……さて、僕も行かなくちゃ。行ってきまーす」
ロラン「あっ、もうこんな時間?!ほらみんな、早く支度して出なきゃ遅刻ですよ!遅刻するような人には月光蝶ですからね!」

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最終更新:2014年12月03日 20:49