230 名前:215 1/3 :2010/11/06(土) 02:35:51 ID:???
刹那「
221ヴェーダから通信が入った。カミーユ兄さんにも牛n」
ヒイロ「>>222ゼロが教えてくれた。カミーユ兄さんにも牛n」
刹那「……」
ヒイロ「……」
刹那「わかっている」
ヒイロ「あぁ」
ヒイロ「カミーユ兄さんは空手の経験者だ。不用意に近づくと危険だ」
刹那「俺は元少年兵でテロリストだ。お前もそうだろう。兄さんも軍人だったこともある。
お互い傷つけず傷つかず安全に捕縛することに注意を払え」
ヒイロ「あぁ、そうだな」
刹那「
スメラギ・李・ノリエガのミッションプランはこうだ。
場所は
日登町12-34ポイント。カミーユ兄さんの働く店のすぐ近くだ。
ミッション開始直後に対象はその能力で俺たちの存在に気付くだろう。
方法は店から50mほど歩いたところにいる対象に南西方向から俺が00ライザーで接近、対象の進路にGNビームサーベルを投げその場に固定する。
対象が気取られた隙にお前がW0のツインバスターライフルで対象の北東方向にあるダミーのビルを破壊。
そちらへ振り向いた対象に俺がTORIMOCHIを投げる。TORIMOCHIはイアンがジャンク屋で見つけてきて勝手に装備した。
対象がねばねばしているところにお前が牛乳瓶を投げてミッション完了だ」
ヒイロ「ひとつ聞きたい」
刹那「質問は受け付けない。なんだ」
ヒイロ「生身の人間相手にそこまでやる必要があるのか」
刹那「兄さんはこの町最強のNTだ。それにスメラギの戦術予報は大体完璧だ」
ヒイロ「そうか…兄さんの指揮官はだいぶクレイジーだな」
刹那「少し泥酔しているだけだ」
ヒイロ「そうか」
刹那「ミッションは兄さんのバイトが終わる2200をもって開始される。
それまでに指定された配置につけ」
ヒイロ「…任務、了解」
231 名前:215 2/3 :2010/11/06(土) 02:38:23 ID:???
‐22:00‐
刹那「ヒイロ、準備はいいか」
ヒイロ「あぁ」
刹那「了解した。刹那・F・セイエイ、目標を捕縛する!」
ヒイロ「ターゲット確認…作戦開始!」
カミーユ「ジェリドの奴…!何が『ハンバーガー120個お持ち帰りで^^』だ!!今度会ったら修正してやる!」
刹那「カミーユ兄さん、荒れているな。今すぐに牛乳が必要だ」
ヒイロ「下がれ。あまり近づくと早く気付かれる」
刹那「分かってい…」
カミーユ「√この感覚は…!」
刹那「気付いた!いくぞ!!」バシッバシィ!!
カミーユ「な、なんだっ!これは!!」ガツン!!ガッ!!
カミーユ「あの機影…あれは…刹n」
ヒイロ「ターゲット、ロックオン…」ズズーン
カミーユ「…!!ビルが…!!ビーム兵器か…!?」
刹那「TORIMOCHI、射出」パシュ
カミーユ「な…!」ベチャ
ヒイロ「兄さん…これを。牛乳瓶射出」三□
カミーユ「むぐっ!んんッ!…ぐっ…んっ、んぅ…ッ、んっんっ…!ん……ぷはぁ!」■コロン
カミーユ「1つ100円のハンバーガーを一気に120個もお買い上げしてくれるなんてこのご時勢に有難いじゃないか!
ジェリドさん!ありがとう!」ネバネバ
ヒイロ「憤怒の形相で帰路についていたカミーユ兄さんが人が変わったかのように穏やかになった。
牛乳の効果はすごいな。
むっ、これは刹那兄さんのせりふ。 …刹那兄さんはどこに…」
‐その近く、ビルの裏路地‐
ジェリド「ハハハッ、カミーユのあの顔ったらねーぜ!
明日はスマイル50個でもたのんでやるか!
ん…あの白い塊はなんだ?
中に人が…?ブハッ!カミーユじゃねーかあれ!」
刹那「なぜだ…なぜコンソールが反応しない…!」カチッカチッ
システム「」ピピッ…ガー
刹那「ハッチも開かない…!」カチカチッ
システム「」ピーキュルリー
刹那「…TORIMOCHIが漏れていた…だと…!どうして…」
システム「」
刹那「……」
システム「」
刹那「動いてくれ!ここには俺と00と家にはエクシアがいる!」カチカチカチカチ
システム「」
刹那「ガンダアアアアアアアアアムッ!!」カチカチカチカチカチカチカチカチ
システム「」トランザムバースト
刹那「えっ」
ジェリド「なんだ?この光は…」
ヒイロ「この光は…兄さん、何をやっている」
カミーユ「青い光が空一面を覆っている…あはは、きれい。GN粒子かな」ヌルヌル
233 名前:215 3/3 :2010/11/06(土) 02:41:31 ID:???
キラキラキラ…
ヒイロ「ここは…!」
刹那「ヒイロ、すまない」
ヒイロ「刹那兄さん…どこから…」
刹那「ここは量子の集中する場所だ。直接意識に話しかけている」
ヒイロ「なぜ
こんなことに」
刹那「00の機関部までTORIMOCHIが漏出して制御が出来なくなった。
そして俺は
ガンダムだった」
ヒイロ「そうか。W0で00を牽引して帰還する」
刹那「そうしてほしい。感謝する」
ヒイロ「フッ…任務、完了!」
ジェリド「なんだここは!俺、全裸!?
と、とりあえず何かに隠れよう…あの白い岩のところまで…」ベチョ
ジェリド「これは!岩じゃない!!さっきのカミーユの塊かよ!
とれねえ!」ネバネバ
カミーユ「暑苦しいな、ここ。出られないのかな」ネバネバ
ジェリド「お…おい!動くな!」ヌルヌル
カミーユ「あ、その声はジェリドさん?おーい顔を出してくださいよ」ヌルヌルズズズ…
ジェリド「だあああ!半分埋まっちまった!!」ズズズ…
カミーユ「ジェリドさん、みつけました。
さっきは店で舌打ちしてごめんなさい。ジェリドさんは大口のお客さんなのに」
ジェリド「…は、はぁ?」
カミーユ「さっき何者かに飲まされた牛乳と今この空間で、僕の心は融けるように気持ちがいいんです。
√明日はスマイル50個ですか?任せてください。クリアーに決めきってやりますよ」
ジェリド「お前…よし、追加を頼んでもいいか?ハンバーガー200個だ…」
カミーユ「ありがとうございます。お持ち帰りですか?」
ジェリド「いや、店内でいただくよ」
カミーユ「承知いたしました。ごゆっくりどうぞ――」
キラキラキラ…
―翌朝―
シュウト「今日は家中どこの扉も壊れてないや!」
キャプテン「我ガ家ノ扉破壊ノ原因ノ割合ハ、カミーユ:シン:ドモン=5:4:1デス!」
カミーユ「今日も学校とバイト、頑張ってきますね。いってきます!」
ロラン「いってらっしゃーい」
刹那「普段、何かにイラついてることが多いカミーユ兄さんがあんなに爽やかに出発していく。
牛乳の効果はすごいな」
ヒイロ「あぁ。やっぱり牛乳はおすすめだ」
最終更新:2014年12月07日 22:31