744 名前:
ガロードクエスト2(1/10) :2011/01/28(金) 23:54:53 ID:???
それは、とある幽霊少女が更なる暇つぶしに見せたちょっと不思議な冒険……
ガロードクエスト2 ~悪霊の神々~
ガロード「ふあああ、よく寝た……って、なんだここは!?」
ララァ「おはよう、ここは夢の中。さっきまでのは夢中夢よ」
ガロード「あー、またかよ……」
ララァ「私が飽きるまで、ターゲットを変えながら続くわ」
ガロード「確か頭に緑色を浮かべると起きられるって夢の中で教わったから……」
ララァ「無視しないで。今回はちゃんとゲストがいるから」
ガロード「どーせ他の兄弟とかだろ?さっさと起きて、寝なおs」
ティファ「ガロード!」
ガロード「ティファ!?あれ、でもいつもと少し違うような……」
ティファ「それは……私の……が奪われました」
ガロード「何だって!? いや、大変なのは分かったけどさ、よく聞き取れなかった」
ティファ「私の……
ティファ「私の横髪が奪われました」
ガロード「そういえば!? でも似合うよなあ……いや、横髪は大切だな。うん」
ティファ「お願いガロード、一緒に取り返して」
ガロード「分かった!横髪は大切だもんな!」
ララァ「そう、今回は「悪霊の髪々」編です!」
ララァは ブリザガを唱えた!
ティファ「寒いです」
ガロード「きついぜ……」
ララァ「30秒くらい熟考したのに……」
745 名前:ガロードクエスト2(2/9) :2011/01/28(金) 23:55:42 ID:???
ガロード「で、奪った奴はどこにいるんだよ」
ティファ「西の果てにいるわ。とても純粋で、危険な予感がする……」
ガロード「大丈夫、俺が守るからさ! ん?」
コーラサワー「不死身のコーラサワー、ただいま参j
ガロード「サテライトキャノン!」
ドカーン
コーラサワー「なんじゃそりゃぁぁぁぁ!?」
ガロード「絶対、ティファの横髪を取り戻してみせる!」
進撃中……しばらくお待ちください……
ザコ「って省略されたザコか!?」
シン「ってなんで俺がザコの親玉なんだよ!?」
ララァ「昨日、ガロードが銭湯に行ったときに指示を出してたでしょう?そのイメージだわ」
シン「はあ……この前はライバルキャラで何度も死闘を繰り広げたってのに……」
ララァ「それも省略されたけどね」
シン「くっそー!こうなりゃこのエクスカリバーでグサっと……おりゃああ!」
グサッ
ガロード「ぐはっ!?」
シン「あれ?ほんとに出来ちゃった……って、大丈夫かガロード!?」
ザコ「予想外の出来事に敵を心配してるザコ……」
ティファ「ファーストエイド!」カイフク~
ガロード「ティファ、助かったぜ! それじゃ、反撃だ!」
ドカーン
シン「なんなんだ、アンタ達はー!?」
ガロード「やっぱり、今回は楽勝だな!」
ティファ「最初から2人いるし、私も回復できるから」
ガロード「ああ、しかもティファだしな。俺達の力を合わせれば、乗り越えられない壁なんて無いぜ!」
746 名前:ガロードクエスト2(3/9) :2011/01/28(金) 23:56:31 ID:???
??「それはどうかな!」
ガロード「お前らは!?」
プル「1つ、ひとよのカップルねたみ!」
プルツー「2つ、二人の幸せ奪う!」
マリーダ「3つ、見た目だけならモテるのにって言われる3姉妹!」
3人「「我ら、プルプルズ!!」」
プル「イチャイチャカップルはみんなこうしてやる!いくよー!!」
3人「「ファンネル!!」」
ガロード「3人同時のファンネル攻撃だと!?」
ティファ「この攻撃は……!?」
ガロード「がっ……ぐは……!」
ティファ「回復が追いつかない……」
ララァ「ビット兵器は克服したと思っていても、心の奥底までそれを取り払うのは難しいものよ……」
ガロード「落とそうと思ったら邪魔をされる……」
ティファ「全体回復には集中攻撃、個別回復には攻撃分散……」
ガロード「強がりも言えねえや……」
「あきらめるな!!」
プル「誰!?」
ガロード「その声は……ドモン兄!」
ドモン「ファンネルが数で圧倒する武器ならば、お前も数で圧倒しろ!!」
ガロード「なるほど!アイテム、Gビット!!」
プルツー「そんなもの、1つずつ壊してやる!」
ガロード「くそ、ただ手数を増やすだけじゃ……」
???「策はある、密集隊形だ!!」
ガロード「そうか! 全方位から攻撃が来るなら、全方位に攻撃をするって事か!
ところで……誰?」
セルゲイ「名など無い……通りすがりの熊さんだ」
ガロード「サンキュ、セルゲイのおっさん!!いっけええ!!」
ズガガガガ
マリーダ「ファンネルの陣が崩れていく!?」
ガロード「とどめだ!」
ティファ「ええ。ガロード、あなたに、力を……」
ガ・テ「「ツインサテライトキャノン!!」」
どかーん!
プル「こんな」
プルツー「はずじゃ」
マリーダ「なかったのにー!」
キラーン++
747 名前:ガロードクエスト2(4/9) :2011/01/28(金) 23:57:28 ID:???
ガロード「さて、この町で装備を揃えるか……」
ティファ「ええ、それが良いわ」
ガラッ
刹那(21歳)「いらっしゃいませ」
ガロード「えーっと、あれとあれとこれ下さい」
刹那「全部で270
ガンダムになります」
ガロード「え?」
刹那「全部で270ガンダムになります」
ティファ「ガンダム……お金の単位?」
ララァ「ガンダムはガンダムに秘められたポイント。
一部のお店で使われる単位で、ガンダムのガンダム度が高いほどガンダムは高くなる……」
ガロード「……ちなみにDXは?」
刹那「2号機、強装甲、支援メカ、ハンマー、ジャベリン……なかなかのガンダム振りだ」
ガロード「まあ、今は持って無いけど……ところでダブルオーライザーは?」
刹那「!? ガガガガ……ガンダムッ!?」
ガロード「どうした刹那兄!?」
刹那「ガンダムを超えるとイアンが息巻いてガンダムを冠し忘れた……
2号機もツインドライブで辛うじて2を保っているだけ……俺は……ガンダムになれない……!」
ガロード「ああ、そういやイアンのオッサンがそんな事言ってたなー」
ララァ「夢は記憶の整理。色んな記憶が浮かんでは反映されるわ」
ティファ「その時の疑問を夢に反映してしまったのね……」
刹那「ガンダム……ダブル……オーライザーガンダム……」
ガロード「これじゃ商売にならないし、ガンダムを捕まえるなんてちょっと厳しいしな。
仕方ない、装備は何とかしようぜ、行こうティファ」
ティファ「ええ」
748 名前:ガロードクエスト2(5/9) :2011/01/28(金) 23:58:38 ID:???
ガロード「やっぱこの辺で経験値が欲しいよなあ」
ティファ「そうね、新しい回復呪文も覚えたいわ」
メタル刹那があらわれた!
刹那「俺がガンダムだ!」
ガロード「おもいっきり前回出てたじゃないか!?」
ララァ「夢だしそういう事は往々にしてあるものよ」
ガロード「出来の悪いRPGかよ……ま、いいや。どうせメタルキング的な扱いだろ?」
ティファ「でもメタルキングって、そこそこ強いんじゃ……」
刹那「ライザーソード!!」
ドカーン
ガロード(HP5)「……だな」
ティファ「しかも逃げるわ」
刹那「GNフィールド展開、離脱する」
ガロード「させるか!さっき拾ったオッドアイのロンゲ兄ちゃんで!」
ハレルヤ(アレルヤ)「消費アイテム扱いなんてざまァねえなぁ、アレルヤ!(僕は憂鬱だよ……)」
刹那「な……引き寄せられる!?」
ララァ「脳量子派持ちを使うとELS系の敵の逃亡を阻止できるわ」
ガロード「そして、必殺武器、Gハンマー!」ドカーン
メタル刹那を倒した! 30010経験値を手に入れた!
ヴェーダのかけらを手に入れた! GNソードを手に入れた!
ガロード「やったな、ティファ」
ティファ「ガロード、あれは?」
キラ「うーん、困ったな。システムを開発したのは良いけど処理速度が速すぎてCPUが動かないや」
ガロード「キラ兄、これあげよっか?」
ガロードは、キラにヴェーダのかけらを渡した!
キラ「ありがとう、これで動くようになったよ。お礼にこれをあげるよ」
ガロード「これは?」
キラ「西の果ての城の、扉を開ける暗号だよ。ティファちゃんの横髪を取り戻しに行くんでしょ?」
ガロード「危うく扉の前で悩み続けるところだったぜ、ありがとうな!」
キラ「大切な人を守りたい気持ちは同じだからね。じゃあ、頑張ってね」
751 名前:ガロードクエスト2(6/9) :2011/01/29(土) 00:01:12 ID:???
こうして2人は機転と勢いとラブラブパワーで突き進み……
ガロード「やってきたぜ、ここが西の果てか……」
パーラ「なんでまた省略するのよ!?」
ガロード「まあ、お約束だろ?行くぜ、ティファ!」
ティファ「ええ、ガロード……!」
ガチャ
リリーナ「お待ちしておりました」
ガロード「リ……リリーナ!?あんたが犯人なのか!?」
リリーナ「ええ、私の望みは全てのヒロインが横髪を耳にかける事……
完全耳出し主義に横髪の主張は不要なのです!」
ティファ「ガロード、気をつけて……禍々しいものを感じるわ!」
ガロード「分かってる!」
リリーナ「行きます……横髪を切り落とすツインショーテル投げ!」
ビュン!
ガロード「うおっ!? この技はまさか……」
リリーナ「私は6人のプリペンダーの技を全て使うことが出来ます!」
ガロード「ちっ……なら一気に攻め立てる!」
ティファ「Gビット!」ブオン
リリーナ「甘いです」ピョン
ガロード「アクロバティックな動きで避けやがった!?」
リリーナ「ドラゴンハング!」
ガロード「リボンからなんか出た!」
ティファ「Gビットが……
全滅!?」
ガロード「なんとか反撃を……ってどこだ!?」
リリーナ「……ニヤリ」
ティファ「どこにいるの……まさか!?」
ザシュッ
リリーナ「私のヒートロッドをよく防ぎましたね、ティファ」
ティファ「軽くて強いGNソードを使ったから……でも、もうダメ……」パリーン
ガロード「ティファ!くそっ、ハイパージャマーかよ!?」
リリーナ「次は無いわ」
ガロード「また消えた……ちくしょう……」
ティファ「ガロード、相手のヒートロッドも欠けている。もう使えないわ……」
ガロード「って事は……」
ティファ「ええ、チャンスはある。リリーナさんの鼓動を……」
リリーナ「食らいなさい!ツインバスターライフル」
ティファ「見えた、ガロード!」
ガロード「おう!」
ガ・テ「「ツインサテライトキャノン!!」」
752 名前:ガロードクエスト2(7/9) :2011/01/29(土) 00:02:29 ID:???
ドカーン
ガロード「やったのか…… ティファ!?」
ティファ「わ……私は大丈夫……それよりリリーナさんは……」
リリーナ「くっ……まさか私が敗者になるなんて……」ドサッ
ティファ「やったわ!」
ガロード「よし、これで目が覚めるな! ……ってあれ?」
ティファ「どうしたのガロード?」
ガロード「そういえばララァは?」
ティファ「リリーナの側に……まさか!?」
ララァ「ふふふ……リリーナ、あなたは頑張ったわ……」
リリーナ「ごめんなさい……」
ララァ「ガロード達が疲れた今こそ、完全耳出し主義を成功させる時」
ティファ「嘘……嘘でしょ……!?」
ララァ「最初からそのつもりだったわ。なにせ「悪『霊』の髪々」だから」
ララァはブリザジャを唱えた!
ガロード「く……なんて威力なんだ……」
ララァ「まだ何もして無いわ!失礼ね!」プンスカ
ティファ「回復を……」
ララァ「させない!」
ビシュン
ティファ「きゃあ!?」
ガロード「ティファ!? これは……ビット!?」
ララァ「エルメス! ……あなた達を倒します! そしてガロード、貴方のもみあげも奪う」
ガロード「そんな事……させるか!」
753 名前:ガロードクエスト2(8/9) :2011/01/29(土) 00:04:16 ID:???
ガロード「ぐ……強い……」
ララァ「貴方のビット兵器への対処の仕方は教えてもらったわ。そしてアイテムも消費させた」
ティファ「魔法で回復したいけど……MPが足りない……!」
ララァ「最初にティファにMP攻撃をした。回復魔法は使えず、アイテムもいずれ尽きる。そして……」ビシュン
ガロード「ティファ!? ぐわっ!」
ティファ「ガロード!?」
ララァ「ティファに攻撃すれば、ガロードがかばってダメージを受ける」
ガロード「完璧に対処されてるってわけか……!
それにしたっておかしいぜ……体がうまく動かない」
ティファ「……ガロード、この空間、何か見覚えがあると思わない?」
ガロード「そういえば……あの時計、小物……まさか!?」
ティファ「やっぱり……この空間は……」
ガロード「俺の家を元に出来ている!」
ララァ「気付いたのね……この家は謂わば貴方が家に対して掛けた迷惑の具現化。そして……」
ティファ「私の存在が、ガロードの動きを鈍くさせている……」
ガロード「な……なんだって!?」
ティファ「思い出してガロード、私達が過ごしたあとの家を……」
ガロード「えっと……」
鼻血! 失神!! 砂糖漬け!!!
ララァ「それはティファも同じ」
ティファ「う……」
ララァ「周囲を気遣う優しさが、避ける事も反撃する事も躊躇わせる」
ガロード「くそ……さすがガイド役……!」
ララァ「お互いを想うあまり、一緒にいては勝つ事が出来ない……皮肉なものね……
さあ、終わりにしましょう!」
754 名前:ガロードクエスト2(9/10) :2011/01/29(土) 00:06:04 ID:???
ガロード「ぐあああああ!!!」
ララァ「もみあげを持ついけない人!」
ティファ「ガロード!」
ガロード「ティファ……絶対に諦めるな!」
ティファ「せめて……私に戦う力があれば……
……あれは!?」
ガロード「ティファ!勝つための鍵が、見つかったのか!?」
ティファ「ええ……だからもう少しだけ、耐えて」
ガロード「分かったぜ!」
ティファ「これとこれと……よし。えいっ!」
ティファは???を使った! ビットの攻撃が途切れた!
ララァ「何が起きたの!?」
ティファ「NT-Dです!」
ララァ「1ターンビットを使用不可能にするアイテム……でも、それだけで何が出来るの?」
ティファ「これです!」
ザッ
ララァ「あれは……リリーナのツインバスターライフル!?」
ティファ「ガロード、一緒にエルメスを!」
ガロード「分かったぜティファ!ツインサテライトキャノン、展開完了!」モミアゲッ
ララァ「それでも、迷惑への罪悪感で守られた私は倒せない!」
ガロード「そんなもの関係あるもんか!
たとえ世界を砂糖で埋め尽くそうと、俺はティファが好きだと叫び続ける!」
ティファ「私も、迷惑と思われるなら、それでいい!それよりもガロードと一緒に過ごしたい!!」
ティファ「ガロード、貴方に……」
ガロード「ティファに……」
ティファ・ガロード「「力を!!」」
755 名前:ガロードクエスト2(10/10) :2011/01/29(土) 00:07:14 ID:???
コウ「あ……ありのまま、今朝、起こった事を話すぜ
『徹夜から帰ったら、家が砂糖で潰れていた』
な……何を言ってるのか、わからねーと思うが
おれも何が起きたかわからなかった……
頭が砂糖色になりそうだった……
そういえばネーナちゃん達と一緒にティファちゃんも泊まりに来てたなとか
たぶん原因はそうだと、断言できるが
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」
ロラン「あはは……家が……」
ルナマリア「まるでここだけ大雪みたいというか……」
アムロ「はは……ゼロシステムで予測しておいて良かったな……」
ウッソ「砂糖で畑が……あわわ……」
ジュドー「ま……まあ、当人達は中心でアツくやってる事だし、いいんじゃないの?」
ガロード「ティファ……」ドサドサ
ティファ「ガロード……」ドサドサ
シン「まだ増やすのかよ!?」
おわり
話数がヅダヅダになり申し訳無いです
最終更新:2015年01月01日 00:21