2ヶ月ほど前、夕食時の出来事…
いつものようにカミーユとドモンでおかずの取り合いの喧嘩が始まった
10分後には二人ともMSに乗っていたがそれはもはやこの家では『日常』であり、仲裁に入るもの、避難するもの、近所に避難勧告を出すもの、加勢するもの、みなそれぞれ役は決まっていた
「そんな大人修正してやる」「こんな戦い、おかしいですよ兄さん!」 「なんとぉ!」「・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ」「俺のこの手が…略」「…任務了解」
いつもの台詞が飛び交う中、一人浮かない顔押している者がいた…アルである
そんなアルの表情に気がついたのは、迂闊に∀ガンダム が出せないためいつも避難役のロランだった
ロラン「どうしたんです、アル?何かあったんですか」
アル「…いいなぁ、兄さんたちは自分の機体があって…」
ロラン「!!!」
アル「実は…」
その夜アルが寝静まった後、緊急
家族会議が開かれていた
アムロ「ロランがアルに聞いた話によると、今年の夏休みの宿題はMSの自由工作らしい。(最近の小学生はそんなことまでするのか?)
当然家にはアル用の新しいMSを買ってやる余裕なんてないし、アルも家の経済状況を考えていままで言い出せなかったそうだ。
ほかならぬ末弟アルのために何とかしてやりたいんだが…」
ジュドー「ドモン兄さん、大会の賞金とかはないの?」
ドモン「すべてロランに渡してるが…」
ロラン「ほぼすべて食費に消えてます」
ドモン「お前こそジャンク屋家業つながりでMSの1体や2体なんとかならんのか?」
ジュドー「最近の不況でそんな大物なんか手にはいんねえよ、なあ?」
ガロード「ああ。こっちだって厳しいんだ」
コウ「俺ゼフィランサスとステイメン二つ持ってるから片方アルにやっても…」
シロー「アルにお前と同じ道を歩ませたくはない。却下。」
コウ「…ドウセオレダケ…」
514 名前:アル専用
ガンダム試作機投稿日:03/09/25 12:06 ID:???
しばらく議論が繰り返され、結局
キラ「じゃあ僕の余ってるストライク、あげますよ。ただ素体のままじゃなんだからみんなから余ってる武器集めて装備するってのはどうですか?」
というキラの意見が採用されることになった。
しかしこのとき兄弟たちは重大なことを忘れていた。みなアルには甘々なのである
アムロ「さすがにフィンファンネルは無理だろうからガンダムハンマーでも」
ドモン「俺のガンダムの武器って言ったらこれしかないもんな…」
カミーユ「ハイメガランチャーの予備ってどこしまったっけ?」
ヒイロ「…任務了解…」
ジュドー「この前集めたジャンクでハイメガキャノンつくれないかな?」
シーブック「F91あんまり乗らないしなぁ…ほかならぬアルのためだし…ええぃ、あげちゃえ」
ガロード「これあげちゃっていいのかな?まっ、ティファがいないとただの飾りみたいなもんだし、いっか」
ウッソ「ほかの兄さんたち結構すごいものあげるつもりみたいだし、ここで下手なものあげると兄としての立場が・・・」
次の日の朝…ストライクと持ち寄られた武装類が並ぶ庭にて
事情を知ったアルは満面の笑みで兄たちにお礼を言っていた「みんな、ありがとう!」
特にこれといった武装もなくあげるものが見つからなかったシロー、オーキスをあげようとして「そんなの大気圏内でつかえますか」とキラに突っ込まれたコウ、同じく月光蝶システムを提供しようとして兄弟全員に全力で止められたロランが
アルの組み立ての手伝いをすることになった。OSはもちろんキラスペシャルである。
515 名前:アル専用ガンダム試作機投稿日:03/09/25 12:06 ID:???
さすがにこれだけの武装を1つの機体にまとめるのは至難の業で作業はかなり難航したが、途中キラ、ウッソ、アスランの頭脳組みが設計を手伝ってくれたおかげで何とか夕方には組み終わった
コウ「いや、すごいなこれ。頭にはハイメガキャノン、右手にはシャイニングフィンガー、肩には小型化したツインバスターライフルとハイメガランチャー、背中には光の翼と…うわっサテライトキャノンもある」
キラ「ほかにもVSBRとガンダムハンマーを装備させたんだけど…」
ウッソ「でもこんなにいろんなものつけたら稼働時間が一気にみじかくなったんじゃ?」
キラ「そこら辺はアスランに協力してもらってNJCで…そんなことよりハイメガキャノンをストライクの頭につけるのが1番苦労したよ。なんせZZとストライクじゃ頭の大きさが…」
シロー「なんにせよ兄弟1危ない機体に仕上がってしまったな」
アル「わーい、わーい!バーニィーにみせにいってくる」
一同「!!!」
きづいたときには遅かった…
バーナード・ワイズマンさん本人の証言
「いやー、なんていうか、自分
ミンチには自信があったんですよ。実際今まで一番ミンチになってきてるのは自分だし、いつだってミンチになることにかけては手を抜いてなかった、そのときまではそう思ってました。
でもその時、友人Aののる見たことのないガンダムに出会った時は何かが違っていたんですよ。いくら親友が乗る機体だとはいえ相手はガンダムですし、いつものくせで旧ザクに乗り込んでむかっていったんですけど…
まったくでしたね、破壊力が今までのガンダムとは一線を画していましたよ。あれじゃあミンチにされる方としても技の振るいようがありませんでした。ミンチ道を極めたつもりでいた自分がはずかしいです」
オチなし、すまそ
最終更新:2018年11月29日 11:12