670 名前:シローミッション(1/10) :2011/07/10(日) 17:20:57.50 ID:???
それは、慣れてきた幽霊少女が暇つぶしでなく見せた、ちょっと不思議な物語……
シロー「んん……そろそろ起きる時間かな……って、あれ?」
ルチル「……起こす前に起きちゃった」パチクリ
シロー「起きたら知らない場所。そして俺を見ている初対面の女性……」
シロー「おおおお俺は無実だ昨日は確かに飲んだけど家に帰って寝て起きて出勤した記憶があるし
第一俺にはアイナという心に決めた人g」
ルチル「落ち着きなさい、シロー。貴方と私は何の関係も無いわ」
シロー「あ、ああ……そうだよな。っていうか、ここはどこなんだ?」
ルチル「ここは夢の中よ」
シロー「夢?そう言われれば、確かに現実感が無いな」
ルチル「私はルチル・リリアント。夢にお邪魔する力を持つ幽霊少女よ」
シロー「ああなんだ。幽霊か」
ルチル「意外と驚かないのね」
シロー「市民を守る警官が、幽霊なんかで驚いちゃいられないよ。
それより、幽霊が夢に出たって事は、何かあったのか?」
ルチル「ええ、実はアイナが夢の中で攫われたわ」
シロー「ああああああああああああアイナが!!!!!!??????」
ルチル「驚きすぎよ!」
シロー「アイナー!!今助けに行くぞー!!!」ズダダダダダダダダ
ルチル「やっぱ兄弟ね。マイクロウェーブ、発射♪」
ちゅどーん
ルチル「どこに行けばいいのか分からないのに走ってどうするの?」
シロー(
ミンチ復活)「……そうだよな」
ルチル「アイナは夢の塔に囚われているわ。
私が貴方とアイナの夢を道で繋げたから、道なりに行って助けてね」
シロー「ああ、分かった。ルチル・リリアント、よろしくな」
671 名前:シローミッション(2/10) :2011/07/10(日) 17:22:05.78 ID:???
シロー「アイナが夢の中で攫われるなんて……いったい何があったんだ……」
ルチル「うーん、まあ、かくかくしかじかで色々あったんじゃないかしら」
シロー「そういうものなのかな」
ルチル「そう言ってる間に、敵が来たわ」
ティエレン地上型(人間サイズ)があらわれた!
シロー「これって……」
ルチル「W・A・P!!W・A・P!!!」
シロー「やっぱりヴァンツァーかよ!?」
ルチル「これがやりたかったッ!」
シロー「やるなよ!」
ルチル「でも00のメカは結構似てるところあるわよね。○○○ッ○なんかオートマトンみたいだし」
シロー「伏字が多い!そもそもここで言う事じゃないだろ!?」
ルチル「ルチルさんの微マイナーゲーム講座~☆」
シロー「人の夢でするな!」
ルチル「ここまで反応が良いと、やっぱり
ガンダム家にはツッコミの血が流れているのかしら?」
シロー「やっぱりって何だよ!?」
ずどーん
シロー「くっ、先制された!」
ルチル「シローの手持ち武器には必殺技は無いわ。どうする?」
シロー「決まってる。180ミリキャノンで、倍返しだ!!」
ずっどおおん
ルチル「自分と相手の武器の属性が同じ場合、後攻でのダメージが2倍。
条件は厳しいけど、かみ合えば大打撃を与えられるわ」
シロー「よし、やったぞ!」
増援が現れた。増援が現れた。増援が以下略
シロー「って、まだ出てくる!?くそ、俺の戦い方じゃ持たない!」
??「力を貸すぞ、ファンネル!!」ヒュンヒュン
シロー「このファンネルは……
プルツーちゃん!?」
プルツー「不愉快な奴、消えろ!」
ずがががーん
672 名前:シローミッション(3/10) :2011/07/10(日) 17:23:17.11 ID:???
シロー「助かったよ。でも、なんでプルツーちゃんがここに?」
プルツー「私もよく分からないんだ」
ルチル「夢は時々混線するわ。まして、ここは他人と夢が繋がっている場所だから」
シロー「その分、混ざりやすいって事か」
プルツー「ところで、ここはどんな夢なんだ?少し違和感があるし、それに元々繋がってるって……」
ルチル「ええ、説明するわ」
ルチル「……という事なのよ」
プルツー「アイナさんが……シロー、私にも手伝わせてくれないか?」
シロー「本当か!?いや、確かに嬉しいけど……危険な旅になるぞ」
プルツー「私だって戦える。戦力は多いほうがいいだろ?それに、面白s何かの縁だと思うから」
シロー「何か余計な言葉が入った気がするけど……そういう事なら、よろしくな」
??「見いちゃった!」
プルツー「この声……姉さん!?」
プル「シローお兄ちゃんに協力して、夢からさめたらチョコパフェ奢ってもらうつもりなんでしょ!
そうはさせないよ!」
シロー「このプルちゃんは?」
ルチル「これは、プルツーの持つプルのイメージが具現化したもの。倒したってなんら問題ないわ」
シロー「なら良かったよ。ちょっと気は引けるけど」
ルチル「ちなみに、こういう場面が現実なら、ってシチュエーションのイメージね。
1人で行動したい時でも姉が来るかもしれない……まさに被害妄想よ」
プルツー「ええい、勝手に分析するな!」
ルチル「趣味だもの」
プルツー「ルチルめ、人の中に入り込んできて……! こうなったら、一刻も早く倒す!私よ、死ねえ!!」ヒュンヒュン
プル「それ私の台詞!」ヒュンヒュン
シロー「ファンネルの撃ち合い!?
先は長いんだ……プルツーのを巻き込まずに、プルに当てるには……」
ルチル「心配ないわ。どれだけ壊れても、次の戦いで復活するから」
シロー「そうなのか!?」
ルチル「ええ、だって夢だもの」
プルツー「だから、ファンネルは気にせず撃て!」
シロー「分かった!180ミリキャノン、発射!」
プル「嘘!?避けられない!」
どかーん
ルチル「それでもファンネルの隙間をしっかり作って、そこを狙うなんて、良いコンビね」
673 名前:シローミッション(4/10) :2011/07/10(日) 17:24:45.86 ID:???
シロー「さて、この町で買い物をしていこうか。お店は……1件だけか」
ガロード「いらっしゃい!なんでもばら売りで安く揃ってるよ!」
シロー「確かに安いな。それじゃ、ビームライフルを買い換えようかな」
ガロード「じゃあ、自分でパーツを選んでくれよな。
まず、これが銃身で、これがグリップ、あとは引き金に照準機に銃口に……」
シロー「ばらしすぎだろ!?」
ガロード「リベットも売ってるぜ?」
プルツー「そこまで来るとただの部品じゃないのか?」
ガロード「有料で組み立てるぜ!ちなみにお値段はこれ!」
シロー「同じものが2丁買える値段じゃないか」
ガロード「(∩゚д゚) アーアーキコエナーイ」
プルツー「なんて酷い店主なんだ……」
ガロード「今更だけどシロー兄、俺の事そう思ってるのかよ!?」
ルチル「安心して、夢は記憶やイメージの整理。僅かしか思っていない事も無限に増幅されて具現化するわ」
ガロード「それにしたってひどいよな。こうなったら、入店拒否だ!」
シロー「ガロード!お前がこの町唯一の装備屋だったのに……!」
プルツー「これも夢のイメージ、か」
ルチル「ええ、ガロードに対しての申し訳ない気持ちがどんどん事態を悪化させているわ」
プルツー「このままじゃ、まずいよな」
ルチル「そうね。だからここは私が死人になる事で得た禁断の能力で……」
ルチル「ガロード!」
ガロード「な、なんだ?」
ルチル「買い取り拒否を解かなければ、またティファちゃんの体を借りるわ」
ガロード「そ、それくらいで脅しになるわけないだろ……!」
ルチル「そして、あんな事をしたりこんな事を言ったりするわ」
ガロード「あ、あんな事やこんな事……!?」タラリ
ガロード「ぶほあっ!」ダバダバッ
プルツー「ガロードが鼻血を出して倒れた!?」
シロー「大丈夫か、ガロード!」
ルチル「別に中身なんて考えてなかったけど、ちょっと効きすぎた様ね。
この隙に、お店の品物をいただいちゃいましょう」ガサゴソ
プルツー「あ、ああ……」ガサゴソ
シロー「俺、警察なんだけどいいのかなあ……お金はおいてくから、ゴメンな」ガサゴソ
674 名前:シローミッション(5/10) :2011/07/10(日) 17:26:04.17 ID:???
シロー「ある意味、滅茶苦茶やり辛い相手だな……」
グラハム「ふはははは!ここは通さんぞ警部!」
プルツー「同僚対決か。熱い展開だな」
グラハム「陸の08、空のフラッグ、どちらが強いか決めようではないか!」ヒューン
プルツー「翼も無いのに空を飛んでいる! 舞空術か!?」
ルチル「だって夢だもの、人間くらい飛ぶわ」
シロー「プルツー、ファンネルで動きを制限するんだ!」
プルツー「分かってる、行けっ!」
グラハム「くっ」
シロー「そして、ビームライフルだ!」バシュン
グラハム「当たらんよ、グラハムスペシャル!」MISS
シロー「おもいっきり当たってるのに、MISS表示!?」
ルチル「どうやら、完全回避の特殊技能があるみたいね」
プルツー「なんだって!?それじゃあ、別の方法を考えないと……」
シロー「考えるより、攻撃が先だ!幾ら完全回避があったって、100%発動するわけじゃない。
当たるまで、銃身が焼けるまで撃ちつくしてやる!」
グラハム「グラハムスペシャル!」MISS
グラハム「グラハムスペシャル!」MISS
グラハム「グラハムスペシャル!」MISS
シロー「くそ、確かに当たってはいるのに……」
グラハム「ふ、何度続けようと、無駄な事だ」
シロー「そんな事、やってみなくちゃ分かりません!」
グラハム「なら、徒労と分かる前に……」ゲフッ
プルツー「吐血?」
グラハム「ふ、この程度の特殊技能に、体が耐えられんとは。だが、HPさえ減らなければそれで良し!」
シロー「……やせ我慢ですよね?」
グラハム「何を言う、私はやせ我慢など……」
プルツー「やせ我慢だな」
ルチル「2人がそう言ってるんだし、やせ我慢じゃない?」
グラハム「……」
グラハム「ぐはあっ!」トケツッ!
シロー「やっぱり、やせ我慢でしたね……」
プルツー「平気そうな顔して、体はボロボロだったんだな」
ルチル「夢で大切なのは信じる事。敵自身はそう思っていなくても、反映されてしまうものね……」
後半に続きます
676 名前:シローミッション(6/10) :2011/07/10(日) 18:09:53.39 ID:???
675
ルチル「ええ、そうよ」
プルツー「明後日の方向を向いて、誰に向かって喋ってるんだろう……」
シロー「ここが夢の塔か……」
プルツー「気を引き締めないとな」
シロー「それじゃあ、突撃だ!」
フロンタル「フル・フロンタル!」
C・Aチップ「C・Aチップ!」
アフランシ「
アフランシ・シャア!」
実写シャア「
シャア・アズナブル!」
全員「「我らシャア・アズナブル四天王!!ここから先は行かせない!!!」」
シロー「う……オールドタイプでも分かる、凄いプレッシャーだ……!」
プルツー「しかも息がぴったり合ってる……勝てるのか……!」
シャア「ちょっと待て!」
シロー「四天王から溢れたシャア!?」
シャア「サプライズで後半に私が登場する。それはいい!」
ルチル「まあ、お約束よね」
シャア「だが、何故偽者のみが四天王として出てくるのだ!?」
実写「僕は本物だよ」
シャア「メガ・バズーカ・ランチャー!」
実写「うわー」ドカーン
シャア「さあ、帰った帰った。私はここに、門番ボスとして立ちはだかる事を宣言する!」
フロンタル「君がそう言うのならば、帰るとしよう」ゾロ
C・Aチップ「せっかく活躍できると思ったんだけどなあ」ゾロゾロ
アフランシ「時間が余ったし、ボーリングかビリヤードでも行こうか」ゾロゾロゾロ
シャア「さあ、私に勝てるかな?」
ルチル「ララァの応援も無いのに、1人で頑張るなんて……」
シロー「キャノン発射準備良し!」
プルツー「メガ粒子砲も準備はバッチリだ」
シャア「え……」
ちゅどーん
プルツー「強敵を退却させてくれたお陰で、楽に倒せたな」
シロー「ああ。次はいよいよ最終決戦か……気を引き締めないと!」
677 名前:シローミッション(7/10) :2011/07/10(日) 18:11:28.98 ID:???
シロー「どんな罠が仕掛けられているか分からない。ここは慎重に行くぞ」
プルツー「分かった」
アイナ「シロー」
シロー「アイナアアア!!!」
ばたん!
プルツー「『慎重に』じゃなかったのか!?」
シャギア「やあ、シロー・アマダ。待っていたよ」
オルバ「可愛いお供も一緒か。まあ相手が1人増えたところで結末に変わりは無いけどね」
シロー「フロスト兄弟!?」
プルツー「まさか、お前たちがアイナをさらったのか!?」
シャギア「勿論だ」
オルバ「悪役はこれくらいしないとね、兄さん」
アイナ「シロー!」
シロー「アイナ!檻に閉じ込められて……今助けるぞ!!」
アイナ「……その女は誰かしら?」バキッ
ルチル「え!?」
オルバ「素手で鉄柱を握り砕いた!?」
シロー「そっち!?って、違う!単に夢が混線したから、手伝ってもらってるだけで……!」
アイナ(演技)「浮気相手を連れて、私の前に現れるなんて……」バキッ
オルバ「また!?」
シロー「違う!アイナの勘違いだ!プルツーだって、アイナを助けようとしてるんだぞ!」
プルツー「事情は飲み込めないが、私は夢の中で遊んでるだけだ!」
アイナ(迫真)「遊び!?そう、遊びなのね……」バキバキッ
シロー「言葉通りの意味だ!俺を……俺のアイナへの一途な気持ちを信じてくれ!」
プルツー「何か凄くまずいことを言った気がする」
ルチル「誤解度120%よ。大人の女性になるには、その辺りの言葉選びを磨かないとね」
シャギア「彼女の冗談とは分かっているが、このままだと檻がアイナ自身に壊されてしまう」
オルバ「そうだね、兄さん。そうなる前に、早くシローを倒さないと」
シロー「く……フロスト兄弟め……!
アイナに何を吹き込んだのか知らないが、すぐに倒して、アイナを解放する!」
678 名前:シローミッション(8/10) :2011/07/10(日) 18:12:55.18 ID:???
シロー「火力差は歴然……なら、1撃を確実に避け、1撃を確実に決める!」
シャギア「そうは行かないな!」グイイン
シロー「手が伸びた!?」
シャギア「まずは厄介なファンネルを無力化する」ガシッ
プルツー「きゃあっ!?」
シャギア「行くぞオルバよ!」ブウン
オルバ「分かったよ、兄さん!放り投げられたプルツーを……アタック!」
プルツー「そうはいくか!」
オルバ「避けられないよ!」ビヨン
シロー「オルバの手が巨大化した!?」
オルバ「食らえ!」ビターン
プルツー「うわあっ!」
シロー「プルツー!」
プルツー「私は大丈夫だ……でも、本当に強い」
シロー「俺達が出来るのはせいぜい武装や飛行能力だけ。
なのにフロスト兄弟は、機体に合わせて体を変えられるのか!?」
ルチル「夢の世界は機体のイメージを自身に反映するけど、それでもここまで順応できる人は少ないわ」シャギア「我々は幾つもの並行世界を自由に行き来している」
オルバ「夢の世界の理不尽くらい、今更どうって事ないね」
シロー「何とか勝つ方法は……いや、俺は、俺の装備を、Ez-8を信じるだけだ!」
シャギア「信じただけでは勝てない戦いもあるのだよ!メガソニック砲!!」
シロー「うわあっ!!」
どかーん
オルバ「やったか!?」
シャギア「いや、防がれたな」
シロー「シールドのお陰で、助かった。それにしても、強力なビームだ」
プルツー「へそはともかく、ちくビームなんて初めて見た」
ルチル「メガソニック砲を再現しようとしたら、どうしてもね……」
シロー「また古いギャグを……」
プルツー「そうなのか?」
シャギア「例えギャグ技でも、実用性があれば厭わない。さあ、続きを始めようか!」
679 名前:シローミッション(9/10) :2011/07/10(日) 18:14:18.07 ID:???
プルツー「シロー、圧倒的に私達が不利だぞ。どうするんだ?」
シロー「この状況を突破するには……あれしかない!」
すちゃ
プルツー「それは……!」
シロー「ガロードの店から貰ってきたツインサテライトキャノンだ!これなら大丈夫な筈!」
ルチル「確かに、この威力ならフロスト兄弟に致命傷を与えられる」
シロー「アイナ!」
アイナ「ええ!シローに、力を……」パヒャー
シャギア「こちらも対抗するぞ、オルバよ」
オルバ「分かったよ、兄さん。サテライトランチャー!」パヒャー
プルツー「間に合え、シロー!」
ぺかー
シャギア「ふ、こちらの方が早い!」
オルバ「発射!」ズゴオオ
プルツー「ああっ!」
シロー「いや、これでいい。わざと発射を遅らせたんだからな!」
シャギア「何だと!? ……まさか!」
シロー「そのまさかだ!俺は、倍返しでお前達を倒す!」
オルバ「でも、耐えられなければ君達の負けだ!」
シロー「く……」
プルツー「ファンネル!サテライトを逸らして、ダメージを減らすんだ!」
シャギア「無駄だ!」
プルツー「なら、私の体で!!」
シロー「プルツー!?」
プルツー「シロー……必ず……アイナを……!」
どーん
シロー「フロスト兄弟!お前たちは絶対に許さない!ツインサテライトキャノン、発射!!」
シャギア「なんだ、この威力は!?」
オルバ「僕達のイメージで、倍返しでも互角のはずなのに……完全に押されている!?」
ルチル「シローの特殊技能が、進化していく。これは……」
シロー「俺は生きる!プルツーの分も生きて……生きてアイナと添い遂げる!!」
プルツー(幽霊)「勝手に殺すな!まあ確かに死んでるけど……」
シロー「3倍返しだあああ!!!!」
680 名前:シローミッション(10/10) :2011/07/10(日) 18:15:39.65 ID:???
シロー「アイナああああ!!!!」
がばっ
カレン「お、ようやく起きたか」
サンダース「姫様を待たせておいて、挙句その名前を叫んで起きるなんてな」
シロー「え?」
アイナ「ううん……」ムクリ
シロー「アイナ!?」
アイナ「シロー、起きてたのね。夜勤に備えて仮眠中だって言うから寝顔を見てたら、つい私も寝ちゃったわ」
シロー「……いや、俺もさっき起きたところだよ」
コンコン
カレン「誰だか知らないが、開いてるぜ」
がちゃ
プルツー「こんばんは」
カレン「ありゃ、プルツーが来るなんて、珍しいな」
プルツー「今日はシロー達が夜勤なんだろ?夜食でもと思って、お菓子を買ってきたんだ」
エレドア「お、嬉しいね!」
カレン「お前は違うだろ。でも、なんでまた?」
プルツー「いつも姉が迷惑を掛けてるから……」
サンダース「そうか?そんな覚えはあんまり無いんだが……」
プルツー「いいから!受け取ってくれ!」
カレン「ふーん、変なの」
シロー「いいじゃないか。ありがとう。後でみんなで食べるよ」
プルツー「……シロー」
シロー「何だ?」
プルツー「夜勤、頑張ってな」
シロー「……ああ」
がちゃん
カレン「プルツーの奴、なんかいつもとちょっと違ったな」
シロー「まあ、良いんじゃないか?」
アイナ「気配りが出来るのは、プルツーちゃんの良い所だと思うわ。ところでシロー」
シロー「?」
アイナ(ヒソヒソ声)「何時の間に、あの女と仲良くなったのかしら?」ボソリ
シロー「え!?」ビクウッ
アイナ「ふふ、さっきと同じで冗談よ、冗談」
おわり ありがとうございました
最終更新:2015年04月01日 21:17