836 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/16(土) 22:25:10.66 ID:???
ピクシー「グロリア、グロリアー、依頼だよ」
グロリア「おっしゃ仕事だね! ブラックローのおチビちゃんや、リガズィなんかには負けないよ!」
ピクシー「あのね、この謎の黄金色の光が漏れてる缶Zを処分できる人まで運ぶんだって!?」
グロリア「なんで!? この流れでなんでウチ来る!?」
ピクシー「トニヤさん? マリューさん?」
グロリア「そっちのウチ来るじゃなくてさ、普通ここは他の傭兵とか、ジャンク屋ロウのところとかの流れでしょ!?」
ピクシー「うーん……多分ゴールドだからじゃないかなぁ。今回はカントーじゃなくてジョウトなんだよ」
グロリア「アニメではずっとサトシだよ!? そんなのウッソ君にやらせればいいじゃない!」
ピクシー「頑張ろうグロリア!」
グロリア「頑張ろうニッポン!みたいな感じでいわないでよ!? 二十時間以上生放送って節電する気ない癖に!」
ピクシー「グロリアの意気地無し! そんなグロリアなんて嫌いだよ!」
グロリア「ピクシー……」
ピクシー「立って、立つんだグロリア!!」
グロリア「いろいろ混じってるけど、アタシは立つよ! この謎のZ缶を処分してみせる! 運び屋グロリア=チェンバレーの名にかけて!!」

ブロロロロロ...


グロリア「――ってことだから、ひきとってくれ!」
シーブック「なんとー!?」
カロッゾ「ふはははは、謎の金色の物体か。パンに入れたら面白かろう!!」
ザビーネ「朝パン主義の革新の為ならば、未知の食材との邂逅もまた必然というわけか……」
シーブック「受け取る前提で話が進んでいる!? マズいぞ!」
カロッゾ「不味いか上手いかは試してみてからだな、シーブック君!」
シーブック「そういう意味じゃありません! だいたいなんで俺に渡そうと思ったんだ!?」
グロリア「だってアンタのMS、金ピカに光るじゃん」
シーブック「あれはMEPEで剥離した金属片の発光なんだよ」
グロリア「じゃあこの缶の中身も金属片だ」
シーブック「いやいやいやいやいや、この缶の中でバイオセンサーによる強制冷却が起きてるってことになるからな、ソレ?
       人が素手で持てる温度じゃないから。そもそもここまで小型化するなんて技術的に不可能だから!」
グロリア「ライト兄弟だって人間が空を飛ぶなんて不可能って言われたさ(キリッ」
シーブック「名言っぽく言って誤魔化さないで!?」


ブロロロロロ...


グロリア「もしもーし、マリア教団のお宅ですかー?」
クロノクル「あ、宗教の勧誘なら間に合ってますんで」
グロリア「大丈夫、訪問販売だから」
クロノクル「そんなお金の余裕ウチにはありません!」
グロリア「いいからドア開けな! ボールでひっぺ返されたいのかい!!」ガシガシ
クロノクル「姉さーん、警察呼んでーーー!!」
グロリア「こちとら何故かAWの人間なんだ! 荒っぽいのがデフォルトなんだよヒャッハー!!」
ピクシー「でたー、グロリアの百烈アーム捌きだー!!」
クロノクル「助けてよ、姉さぁぁぁぁん!!」
グロリア「ああもう、いい歳して情け無いね! コッチはこの謎の物体が入った缶をアンタに押し付けなきゃならないんだ!」
クロノクル「何でこの女性はこんなに本音100%なんだ?!」
グロリア「だってコレアンタのトコのだろ!?」
クロノクル「こんなもの作った記憶はない!」
グロリア「でもエンジェル回廊ってこんな感じに光ってたろ?」
クロノクル「どこの回廊だ、そこは!?」
ピクシー「難攻不落と言われた要塞が陣取ってるとかいないとか」
クロノクル「ウッソの兄でも陥とせなさそうだな……って、エンジェルハイロゥだ、エンジェルハイロゥ。あれはサイキッカーの発する光だ、この缶の光とは違う」
グロリア「大丈夫だ、問題ない。この缶もサイキッカーだ。ザ・チルドレン的な?」
ピクシー「エンジェルだもんね!」
クロノクル「ノリで押し切ろうとしているだろ!?」
グロリア「だってお兄さん、押しに弱そうだし」
ピクシー「だからヘタレって言われるんだね!」
クロノクル「出てけ!!」

837 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/16(土) 22:27:45.07 ID:???
ブロロロロロ...


グロリア「つーカンジで消費者相談センターもビックリなたらい回しを受けてるんだけどさー」
ドモン「9割方お前達に問題があると思うぞ?」
グロリア「そうかい? アタシは10割だと思う」
ドモン「お前、常識って知ってるか?」
ピクシー「うわ、一番常識を説かれたくない人に常識を説かれたよ、グロリア!」
グロリア「ドモン=カッシュをマトモにさせた女ってお墓に書いて貰おうかしらね!」
ドモン「貴様ら、喧嘩売りにきたのか……」
グロリア「売りに来たのはこの謎の(以下省略だって!」
ピクシー「明・鏡・止・水! 明・鏡・止・水!!」
ドモン「こんな無機物が明鏡止水の境地にたどり着けるかーー!!」
グロリア「ちょっと聞きました奥さん、コロニー格闘技チャンピオンが差別発言をしましてよ」
ピクシー「ええ聞きましたわ。モビルシチズンみたいなロボットには明鏡止水は無理ですって!」
グロリア「同居しているキャプテンガンダムが聞いたらなんて思うでしょうねー」
ピクシー「ビーグルモードで引き籠もっちゃうかも知れませんわねー」
ドモン「怒りのスーパーモードォォォォ!! メン! コテ! ドォォォォォォォ!!!」
グロリア「こりゃ手が付けられないよ! 逃げるが勝ちだね!!」
ピクシー「三十六計がなんとかってヤツだね。新幹線じゃないよ!」


ブロロロロロ...


グロリア「お、目標はっけーん」
マーク「げ!」
グロリア「ちょっと、今なんで逃げようとしたのかなー」
マーク「君達の噂を聞いているからさ、HAHAHA
     悪いけど、その缶の中身はシンシアの研究している生物発光体とは別のものさ。
     という訳だから解放してくれないかな。僕は違反切符と約束の時間を切ったことがないのだけが自慢なんだ」
グロリア「そういうなって、同じマイナーズの仲間じゃないか。アメリカ者同士だしさー」
ピクシー「分かってるひとは分かってると思うけど、カランの方のマークさんだね
      ちなみに僕はガンダムの方じゃなくて人間の方のピクシーだよ!」
マーク「馴れ合うだけが仲間じゃないと僕は思うな?」
グロリア「粘るじゃないか、英雄さん」
マーク「iPhone派だけどね」
グロリア「そろそろ疲れてきたんだ、もう誰だって良いから押し付けたいんだよ」
マーク「じゃあジャックのヤツに押し付けてくれよ。ベアードじゃなくてヘイルの方ね」
ピクシー「清々しいぐらい嫌ってるね」
マーク「HAHAHA! もちろん! ヤツのもってるアニメテープのクライマックスを豚のキスシーンに変えてやったぐらいさ!!」




838 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/16(土) 22:29:49.29 ID:???
ブロロロロロ...


グロリア「よく考えたらジャック=ヘイルの住所知らないや」
ピクシー「どうしようか?」
グロリア「そこの坊や、ジャック=ヘイルの家知らない?」
ピクシー「流石だよグロリア、あくまでジャックに押し付けようっていうその初志貫徹っぷり、僕も見習わなくちゃ!」
カガリ「だれが坊やだ! 私は女だぞ!!」
グロリア「oh……これは可哀相に」
ピクシー「イケメンの筈がコケメンになっちゃったね」
カガリ「殴らせろ」ブンッ
グロリア「と口にした時には既に拳が動いてる、そういうヤツ嫌いじゃないよアタシは」
カガリ「う、避けられた……ん? まて、その缶の光はまさか!?」
ピクシー「知ってるのか、篝!?」
カガリ「お父様が私の為に開発したのにいつのまにかエンデュミオンの鳶に盗まれたアカツキの鏡面装甲・ヤタノカガミ!?」
ピクシー「たぶんだけど、鳶じゃなくて鷹だと思うよ」
グロリア「つまりコイツの中身はカトーの鷹ってことでFAなのかい!? もしかしてお仕事終了!?」
アスラン「落ち着くんだカガリ! 思い出せ、ヤタノカガミは発光したりしない!」
カガリ「なんだってー!?」
アスラン(なんというトリ頭……だがそれがバカワイイ)
カガリ「で、でもヤタノカガミって発光してなかったか?」
アスラン「してなかった!」
カガリ「あなたはそこにいますか?って聞いてこなかったか?」
アスラン「それは答えちゃメーだ、カガリ!」
グロリア「結局黄金違いってことかい」
ピクシー「そうだね。金色装甲ってだけなら百式とかスモーとか金ジムとかも登場させなきゃならなくなるよ。作者も面倒だってさ」
グロリア「あーあ、またフリダシだよ!」
ピクシー「進んだ記憶がないけどね!」


ブロロロロロ...


張飛「兄貴! 俺は今日まで兄貴を兄貴だと思っていたけどよ、もう兄貴だとは思わねえ!」
劉備「張飛! どうしてこんな簡単なことが分からないんだ!」
張飛「分からず屋は兄貴の方だ! 鬼ヒゲが買ってきた三色団子は4本! 一本余るじゃねえか!」
劉備「お前は団子の本数しかみてない!一本につき3個の団子が4本あるなら、団子の数は12!
    一人4個ずつ平等に分けることができるんだぞ!」
張飛「なんで4本の団子が三人で分けられるんだよ! 全然わかんねーよ!!」
劉備「お前が分からないことが分からないよ、俺は!!」
関羽「申し訳ありません兄者! 拙者がタイムセールにつられて4本買ってきたばかりにっ!!」
劉備「関羽、お前は悪くない!」
関羽「いえ兄者! 確かに兄者の方法なら一人4個ずつ団子が行き渡る
    しかしこれは三色団子!! どうしても色に偏りができてしまう!!」
劉備「そんなのどれも同じ団子だろ!?」
関羽「正気でおっしゃってるのですか兄者! では兄者は白ばっかり4つでも我慢できると!?」
張飛「だーかーらーなんで3本が4本になるんだよーーー!!」
劉備「く……こんな団子のことでも人それぞれに正義があるのか!?
    これが三国鼎立の縮図だというなら、俺は……俺はッ!!」
グロリア「団子ウメー」モグモグ
ピクシー「今日一日動き回ってお腹すいていたもんね」モグモグ
劉備「」
関羽「」
張飛「」

839 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/16(土) 22:32:45.06 ID:???
劉備「な、何をしているんだ!!」
グロリア「話は聞かせて貰ったよ! 4本あった団子の内1本はもうアタシの腹の中さ!
      これで残りは3本、アンタ達でピッタリ分け合えるじゃないか!」
ピクシー「僕達も満足、みんなも満足でいいこと尽くめだね!」
劉備「お前達で2本食べちゃってるじゃないか!」
グロリア「馬鹿な……完璧な作戦にならないなんて!?」
ピクシー「まだ策はあるよグロリア! 僕がもう1本お団子を食べるんだ。
      そうすれば残り1本3個の団子を分けて劉備三兄弟は一人1個ずつお団子を食べられるよ!」
グロリア「ピクシー、アンタ天才だよ!」
劉備「どこがだ!」
関羽「おのれ、団子の仇!」
張飛「なるほどー、頭良いな!」
グロリア「くそ、こいつら二頭身の癖に頭良いよ!」
ピクシー「今のSDは三頭身だよ!」
劉備「もう俺達は戦うことでしか解り合えないんだな!? うおおおおおお!! 三位一体!!!」
グロリア「うおっ!まぶしっ!」
ピクシー「大変だグロリア、缶が、缶が光ってるよ!!」
グロリア「これは……劉備に呼応しているのかい!?」
関羽「兄者に呼応……まさか、玉璽!?」
孔明「ホホホイホホホーイイ!!」

ゲシッ

ピクシー「あー、缶が蹴っ飛ばされた!!」
劉備「孔明!?」
孔明「迷惑玉璽め、ようやく缶の中に閉じこめたのに悪足掻きしてくれましたね……」
関羽「軍師殿、なぜここに?! それにアレは間違いなく玉…」
孔明「いやですねえ、こんなところに玉璽があるわけないじゃないですか」
グロリア「いや今アンタ言ったよね、玉璽っていったよね? 閉じこめたって言ったよね?」
孔明「知りませんよ、私は劉備様を連れてどっかに消えちゃう玉璽なんて知りません。
    劉備様がいなくなると丞相の私が仕事大変だから玉璽と閉じこめておいたとかいうこともありません
    安全に処分するために運び屋に依頼したのも私ではありません」
グロリア「すべてアンタの仕業かい!?」
ピクシー「まさに孔明の罠だね!」
孔明「さー帰りますよ、劉備様」ガシッ
劉備「まて孔明、せめて団子を、団子を食わせてくれ! もう尚香のご飯は嫌なんだ!!」ジタバタ
孔明「大丈夫です、待ってますから。大好きな病院食が待ってますから」ズルズル…
劉備「腹壊すの決定!?」
張飛「兄貴、達者でなー!!」
関羽「兄者に変わってロラン殿の食事は拙者達が堪能するのでご安心を!!」
劉備「見捨てられた!? 死ぬときは一緒って誓い合った義弟達に見捨てられた!?」
グロリア「この荒廃した世界で人の絆なんてそんなもんさ。だからアタシが信用するのはレアメタルだけ」
ピクシー「グロリア、僕はレアメタル以下なの?」
グロリア「馬鹿言ってんじゃないよ、アンタは私の家族さ。家族ってのは絆じゃない、自分そのものだ。捨てることなんてできやしないよ」
ピクシー「グロリア! 僕もグロリアの事は大切な家族だと思ってるよ!
       なんかニヒルな感じにまとめて乗り切ろうとする最っ高に狡賢い自慢のお姉さんさ!」
グロリア「あはは! こいつぅ、言ったなぁ!!」
劉備「何コレ!? ホント何コレ!?」ズルズル…

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最終更新:2015年04月03日 23:33