568 名前:1/2 :2012/07/02(月) 22:43:16.60 ID:???
555を見て勢いで書いた。オチがなかったり文章おかしかったりするかもしれないけど気にしない。

モニク「………」
エルヴィン「どうしたの、姉さん」
モニク「あきらめろ、だと?」
エルヴィン「え?」
モニク「想いも告げずにあきらめるなど…できるものかぁぁぁぁ!」

モニク「このMS、借りるぞ!」
デュバル「キャディラック! それは私のヅダだぞ! 待て!」
モニク「オリヴァー・マイ・Gのところに行かねばならん! すまないが、貸してくれ!」
デュバル「何を…」

アムロ「………」
ガロード「なんかアムロ兄、暗い顔してるよな。どうしたんだ?」
カミーユ「朝からずっとこんな調子。口数も少ないし…」
ロラン「何かあったんでしょうか」
セレーネ「兄さん」
アムロ「なんだ」
セレーネ「何かあったでしょ」
アムロ「何もない。気にするな」
セレーネ「気にするわよ。そんな陰気な顔しちゃってさ」
アムロ「本当に何もな『マイぃぃぃぃぃぃぃ!』ドガガガガ!
ロラン「何が起きたんですか…?」
ガロード「ヅダだ。ヅダが突っ込んできたんだ。…すげえ、あんだけ激しくぶつかったのに空中分解してないぜ」
ジュドー「マジで? 高く売れるそうだな!」
アムロ「喜ぶな!」
『アムロ氏に告ぐ! 今すぐマイを出せ! さもなければ、ここでヅダを空中分解させる!』
カミーユ「女の声…?」
アムロ「まさか、モニクさんか?」
『その通り! 先だっての貴殿の要求を呑むことに関し、私は条件を付ける!』
アムロ「何を…」
『一つ! 今すぐにマイに告白させること! そして、その結果が芳しくなかった場合、私は貴殿の要求を受け入れる!』
マイ「何の騒ぎですか」
アムロ「マイ」
マイ「その中にいるのはモニクさんですか? いったい何を」
『マイか! よし、今出ていく!』
ロラン「あの、兄さん。玄関に…」ゴニョゴニョ
アムロ「なに? よし、今行く。お前たちもついてきてくれ」
ガロード「あいよー」

569 名前:2/2 :2012/07/02(月) 22:44:58.40 ID:???
モニク「ふう。MSの操縦というのはやはり疲れるな」
マイ「いったい何があったんですか?」
モニク「…あの、だな。今日は言いたいことがあって来たのだ」
マイ「どんな用件でしょうか」
モニク「落ち着いて聞けよ。私は正気で、お前も正気。お互いに夢を見ているわけでもないからな」
マイ「はあ」
モニク「私は…お前が…お前が」
マイ「私が?」
モニク「お前が好きだぁ!!」
マイ「え」
モニク「意味、ちゃんと通じてるか!? 通じてないかもしれないからもう一度言うぞ! 私は、お前が好きだ!」
マイ「あ、あ」
モニク「ええい、まだ言わなきゃ通じないか! お前の上司でなく、一人の女として! お前を愛している! だから、だから…オリヴァー・マイ・G! お前に交際を申し込む!!」
マイ「………」
モニク「…返答は、いかに」
マイ「え…ええと。私もこういうことを女性に言われたのは初めてなのですが…今は、私自身の気持ちを正直に言いたいと、思います」
モニク「………」
マイ「私も、あなたが好きでした。…こんな、仕事一本気のつまらない男でよければ、よろしくお願いします」
「「うおおおおおお!!」」
ウッソ「みなさん、聞きましたよね? 今の!」
セレーネ「とーぜんよ。…よかったわね、マイ」
ガロード「マイ兄、俺、俺…すんげぇ感動してる!」
ジュドー「お前、ほんとにこういうのに弱いよな。ま、なんつーか。彼女できてよかったね、マイ兄」
ロラン「…みんなはしゃぎすぎですよ。少し落ち着いて」
カミーユ「まったく…これじゃあぶち壊しじゃないか」
マイ「みんな、見ていたんですか?」
絹江「みんなどころじゃなく、町中の人の大半が見てるわよー」
モニク「なっ!」
絹江「いやぁ、ヅダが民家に墜落したと聞いて取材に来たら。モニクさんが告白しようとしてるじゃないの! これは撮らなきゃと思って!」
刹那「知り合いだったのか」
絹江「お店の趣味が合うみたいで、外食する時よく会うのよ」
モニク「ちょ、町内に中継だと…? 冗談だろう!?」
絹江「ドモンさんを超えるような大告白をしてやるって言ってたからさ。全国放送はさすがに無理だったから町内放送で妥協したけど。でもまあ、よかったじゃない。オーケーもらえて。これからもがんばりなよ」
モニク「………(赤面)」
マイ「ありがとうございます」
セレーネ「さあて、アムロ兄さん。モニクさんに突き付けた要求について、じっくりお話を聞きましょうか」
アムロ「…ああ。お手柔らかに頼むよ」
セレーネ「はいはい。…ま、結果オーライってことでよかったんじゃないの?」
アムロ「ああ。本当に、よかった…」


デュバル(テレビ視聴中)「さすがはヅダだ。男女の仲すら取り持つとは!」
ワシヤ「縁結びのMSとして売り出してみるのも面白いかもな」
デュバル「よし、さっそく企画書を作るぞ! 急げ!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2015年10月14日 00:23