186 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/04(日) 01:57:44 ID:???
「町内の諸君!今年も町内運動会の季節がやって来た!」
町内会会長のギレンによる開会宣言が行われた。
町内運動会、それは運動会とは名ばかりの町内商店・企業対抗のMSバトルである。
マグダニエルバーガー、黒い三連星土木事務所、喫茶「砂漠の虎」、HGバー「スペースウルフ」……
様々なチームが総当りのリーグ戦を行い、優勝チームには二泊三日の温泉旅行券が与えられるのだ。
今年の第一回戦はラーカイラム社チームと、ダイクン社町内支店チーム。
いきなり最大のヤマ場である。
昨年、チーム代表のアムロは愛機のνガンダムで出場予定だったが、キャプテンガンダムの開発に追われて機体整備が満足なものではなく、
整備不良で使用を断念せざるを得なかった。
代わりに社用機のリ・ガズィで出場するも奮闘虚しく、シャアの駆るサザビーに敗れてしまった。
ショックでアムロのテンションは落ちまくり、キャプテンガンダムの開発が大幅に遅れてしまった。
今年もアムロはガンイーグルとガンダイバーの開発に追われており、ロクに自宅にも帰れない有様である。
家の格納庫でν
ガンダムはすっかり埃を被ってしまっている。
その為、今年は社用機のゼータ(紫のラインが入ったやつ)か、ゼータ・プラスで出場するつもりでいた。
リ・ガズィよりはマシだが、高級機のサザビーに太刀打ちできるかどうか……
噂によると、ダイクン社は最近会長専用の新型MSを発注したらしい。
またアムロが敗れて、製品開発に支障を来たしては大いに困る。
そう考えたブライトは新しい社用機を発注していた。
「アムロ、今年はこの機体を使え!」
「こ、こいつは……!」
RX-93-ν-2 Hi-νガンダム
νガンダムをも凌ぐ性能をうたう最新モデルのMSである。
「またお前に負けられては困るからな」
「すまんなブライト。こいつは凄い!俺が一番うまくガンダムを使えるんだ!」
「だが、油断するなよアムロ。向こうも新型を発注しているらしいからな」
「おそらくナイチンゲールとかいう奴だな……!」
187 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/04(日) 01:58:16 ID:???
「さあ皆さんお待ちかね、今年の町内運動会第一回戦はラーカイラム社チーム対ダイクン社町内支店チームです。
一回戦から事実上の頂上対決。昨年はダイクン社が勝負を制しました。今年もダイクン社の勝利か、
それともラーカイラム社のリベンジなるか。それでは第一回戦、レディー・ゴー!!」
ロービジ塗装に青紫色のグラデーション。大型化された各部アーマーに強化されたスラスター類。
翼のようなシルエットを形作るように配置された改良型のフィン・ファンネル。
ラーカイラム社の機体Hi-νガンダムの登場に大きなどよめきが起こる。
「奴ら、今年は本気だぜ……!」
「最近儲かってるもんな、あそこ」
「あんなのに出てこられたんじゃ、うちに勝ち目はない……」
シャアのパーソナルカラーの真紅のボディ。大型化された上下に大きく可動するモノアイに三本のアンテナ。
女性的なシルエットの脚部に腕代わりの左右三本ずつのヒートロッド。
ダイクン社の機体の登場に大きな笑いが起こる。
「奴ら、今年はウケ狙いか?」
「ほんとに儲かってんのか、あそこ」
「いい的だなありゃ」
アムロは昨年シャアに言われた事をそっくり返した。
「シャア!なんだその情けないモビルスーツは!」
「……ナナイ」
「……」
「……ナナイ!」
「……」
「ナナイ!」
「怒鳴らなくても聞こえています!」
「なんだこの機体は!ナイチンゲールを発注していたのではないのか!?」
「先日の重役会議により、会長に与えるオモチャはその程度の機体で充分との結論がでました。
いまさら温泉旅行なんてありがたくもないし、せいぜいその機体で恥をさらして下さい」
Hi-νガンダムの一撃で、ゾゴジュアッジュはあっけなく粉砕された。
アムロは昨年の雪辱を晴らしたのであった。
○ラーカイラム社
●ダイクン社町内支店
190 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/05(月) 19:15:10 ID:???
俺はトロワ・バートン。
向こうのスレが落ちて10日が過ぎようとしているのに、誰も新スレを立てようともしない。
……ん? なんだ、オレの涙か……
今日はサーカス団代表として町内運動会に参加している。
対戦相手は黒い三連星土木事務所チームだ。
新入社員が入ったらしく、ドム三機に加えて新モデルのドム・トルーパー三機の計六機でのエントリーだ。
六機もいたら三連星とは呼ばないだろう。
対して、こちらは俺のヘビーアームズ一機のみ。
……あいつら、一人では何も出来ないのか?
「それではサーカス団対黒い三連星土木事務所戦、レディー・ゴー!!」
「オルテガ、マッシュ、ヒルダ、ヘルベルト、マーズ!ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」
「おーっと!黒い三連星土木事務所チーム、いきなりの大技炸裂だーっ!!!!」
やはり馬鹿の一つ覚えのような攻撃を仕掛けてきた。
こいつら、まとめて蜂の巣にしてやろうかと思ったが、新モデルの方にはビームシールドが装備されていたな。
ならばこの手でいかせてもらう。
「おーっと、ヘビーアームズが跳んだーっ!!!!そのまま空中で三回転捻り!!!!ドムを踏みつけたーっ!!!!」
「俺を踏み台にしたーッ!?」
「俺も踏み台にしたーッ!?」
「俺も踏み台にされたーッ!?」
「私も踏み台にしたーッ!?」
「俺が踏み台にされたーッ!?」
「俺まで踏み台にしたーッ!?」
いかん、勢いが止まらん。
「おーっと、ヘビーアームズ、そのまま場外のMSまで踏みつけたーっ!!!!」
ヘビーアームズは運動会を見物していたカリウスのリックドムIIと、
シャアがゾゴジュアッジュの代わりの機体として持ち込もうとしていた赤いリックドムを踏みつけて止まった。
「勝者、サーカス団チーム!」
ちなみに踏む度に100点200点400点と点数が上がっていき、赤いリックドムを踏みつけた所でピロリロリンと音が鳴って1UPした。
……ん? なんだ、オレの涙か……
○サーカス団
●黒い三連星土木事務所
196 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/07(水) 19:20:57 ID:???
8機では1UPしないのか……
始めるか、俺の自爆ショー。
と、いう訳で修正
ヘビーアームズは運動会を見物していたカリウスのリックドムIIと、 アダムスキーのドムトローペン、
シャアがゾゴジュアッジュの代わりの機体として持ち込もうとしていた赤いリックドムを踏みつけて止まった。
「勝者、サーカス団チーム!」
ちなみに踏む度に100点200点400点と点数が上がっていき、赤いリックドムを踏みつけた所でピロリロリンと音が鳴って1UPした。
……ん? なんだ、オレの涙か……
○サーカス団
●黒い三連星土木事務所
197 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/07(水) 20:14:46 ID:???
「続いてアルテミス金融とマルキオハウスの対戦です!」
ガルシア氏率いるアルテミス金融はやたらと高金利の上に取り立てが厳しい事で有名で、
逆ギレして襲ってくる者に対しては、光波防御帯により鉄壁の防御を誇っている。
マルキオ導師のマルキオハウスは教会を兼ねた孤児院である。
アルテミス金融に多額の借金があり、厳しい取り立ての末、立ち退きを迫られているとの噂だ。
「それではアルテミス金融対マルキオハウス戦、レディー・ゴー!!」
「このアルテミスの荒鷲の実力を思い知らせ……ウボァー!!!!」
「おおーっと、アルテミス金融のハイペリオンが味方に撃破されてしまったぁ!いきなり仲間割れだー!!」
「ハイペリオンはオレの一機のみあればいい」
マルキオハウスのドレッドノートが攻撃をするが、ハイペリオンはバリアーを張ってそれを受け付けない。
「効かん!効かん!効かん!消えろ!消えろ!消えろー!」
「Xアストレーイ!!!!」
「おおっと!?ドレッドノートのドラグーンがハイペリオンの周りにバリアーを張ったぁ!!」
「攻撃できない!?」
「僕はあなたを想う!」
「こうなったらフォルファントリー最大出力!!……うおおおおお!?」
しかし逆流したビームにより、ハイペリオンは大破してしまった。
「おおーっと!!ハイペリオン大破!!マルキオハウスの勝利かーっ!?」
「……」
ドレッドノートの様子がおかしい。
「何故とどめをささない!?情けをかけたつもりか!?」
「ドレッドノートからの応答がありません!一体どうしたというのでしょう!?」
「あの子は運命の子ですから……」
試合を中断し、スタッフがドレッドノートのコックピットを開けるとそこには……
「おおーっと、パイロットのプレア君は勝手に
ミンチになっている模様です!!」
「虚弱体質のあの子はMSを操縦するとミンチになってしまうのです……」
「マルキオハウスの棄権により、アルテミス金融の勝利です!!」
ハイペリオンのパイロット、カナードはうなだれていた。
「いいのか、こんな勝ち方で……」
○アルテミス金融
●マルキオハウス
198 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2005/12/08(木) 21:26:58 ID:???
町内運動会における兄弟達の参加状況
アムロ……ラーカイラム社代表
シロー……08署代表
ドモン……ファイターが参加するのは流石に反則。ただしマスターアジアとの演舞等の各種イベントが用意されている
コウ……シーマのオフィス・リリーマルレーンに参加するハメに
カミーユ……バイト先のマグダニエルバーガーに参加
シーブック……バイト先の
カロッゾベーカリーに参加
ロラン……
キースに頼まれてパン屋ドンキーに参加
キラ……ラクスに頼まれてクラインカンパニーに参加
シン……学園代表として赤服チームに
ヒイロ……現時点では不明。どこかのチームに雇われているらしいが……
ガロード……ジャンク屋チームに参加
ジュドー……同じくジャンク屋チームに参加
ウッソ……シャクティに頼まれてザンスカール・コーポレーションに参加
アル……ちびっこの部で参加
シュウト……同じくちびっこの部で参加
221 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/15(木) 02:56:44 ID:???
「続いてマグダニエルバーガーと学園教職員チームとの対戦です!」
マグダニエルバーガーはカミーユ(ゼータ)、カツ(ネモ)、サラ(ボリノーク・サマーン)といったバイト店員が中心である。
一方の教職員チームは、エマ(スーパーガンダム)、ハマーン(キュベレイ)、ファラ(ザンネック)、フラガ(ストライク)といった面子である。
「エ、エマが向こうのチームに・・・」
「店長!しっかりして下さい!」
「美人な先生方と組めてうっひょー!」
「貴様ぁ!気安く触るな!」
「なにやら両チームもめているようですが・・・マグダニエルバーガー対学園教職員チーム戦、レディー・ゴー!!」
死闘が始まった。
ゼータのハイパーメガランチャーとザンネックキャノンの撃ち合いに始まり、キュベレイのファンネルが飛び交う。
斬りかかるネモとボリノーク・サマーンにロングライフルとアグニが火を噴く。
「時にカツ・コバヤシ」
不意にハマーンから通信が入る。
「貴様に先日のテストの点数を教えてやろう」
「うっ・・・何点ですか・・・?」
「28点だ!この俗物!」
ネモの動きが止まる。
「今だ!」
「うわぁぁぁぁぁ」
あっさりネモは撃墜された。
「カツ!」
「こんな汚い手を使うなんて・・・修正してやる!」
「カミーユ、あなたの点数もあまり良くないわよ?」
「そんな、エマ先生まで・・・」
結局、カミーユも戦意を喪失、残ったサラは特に付け込まれるような成績ではなかったが、降参せざるをえなくなった。
「勝者、学園教職員チーム!」
「いいのか、エマ先生。旦那の店だろう?」
「今さらあの人と温泉なんて退屈なんですもの」
○学園教職員チーム
●マグダニエルバーガー
239 名前:激闘!町内運動会投稿日:2005/12/22(木) 23:46:54 ID:???
俺はトロワ・バートン。
新スレが建つまで3週間も放置されてしまった。
……ん? なんだ、オレの涙か……
アルテミス金融のハイペリオン3号機のパイロットを募集中との広告を見て、こちらのスレに出稼ぎに来ている。
あのハゲた
オヤジが社長のガルシア氏か。
「貴様が3号機のパイロットか。名は?」
俺には名前など無い。どうしても呼びたければ……
「そうか、名無しか!では名無し、早速次の対戦に出てくれ。1号機のパイロットは戦意喪失の上に機体が損傷、
2号機のパイロットはミンチ状態で、貴様しか出られんのだ。頼むぞ!」
なんという事だ。名乗り損ねてしまった。
これでは電ホの記事に名前が出ない。
「次はアルテミス金融と
警備会社サーペントテールとの対戦です!」
こちらのスレのトロワはドム6機+αを踏み付けで華麗に撃破している。
その上1UPしてキャスリンや団員にチヤホヤされているではないか。
同じトロワなのにどうしてこうも待遇が違うんだ……
まあいい。俺は俺のやり方でやらせてもらう。
「それでは、レディー・ゴー!!」
ふむ、このハイペリオンという機体、なかなか強力なバリアーを装備している。
相手のブルーフレームとジンが撃って来たが、全く通用しない。
しかもこちらからは撃って出る事が可能!
結構火力もあるじゃないか。
フフフ……ハイペリオンは無敵だ!
ヤケを起こしたか、ブルーフレームが持っていたガトリングを大剣に変形させて斬りかかって来た。
そんな攻撃が効く訳が……あっさりバリアーを貫通した。
えっどうして……
「この剣はラミネート装甲で出来ている」
貫通した大剣が再びガトリングに変形した。
……早かったな、俺の死も……
○警備会社サーペントテール
●アルテミス金融
790 名前:激闘!町内運動会投稿日:2006/03/28(火) 00:15:23 ID:???
「ウッソくぅ~ん」
「酒楽隊のおねーさん!」
「ちょっとジュースでも飲んでいかない?」
「ありがとうございます!いただきまーす……って、変な味……これお酒じゃないですかぁ!」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。アルコール分低いから……」
「それにここらでお酒の味を覚えておいた方が、オトナのオンナにもてるわよー」
「ほ、本当ですかぁ?」
「次はザンスカールコーポレーションとバー「酒楽」の対戦です!」
ウッソはV2でザンスカールコーポレーションチームに参加していた。
チームメイトはクロノクルのリグ・シャッコーと、カテジナのゴトラタンである。
対する「酒楽」隊はヴィクトリーやガンブラスターといった機体で構成されている。
「レディー・ゴー!」
ウッソのV2の動きがおかしい。
なぜか千鳥足気味なのだ。
「ちょっと、ウッソ君!どうしたの!?」
「あはは……ちょっとおねーさん達にジュースを……少々アルコールが入っていたもので……」
「飲酒操縦じゃない!」
「おねーさん達というと……酒楽隊か!おのれ、卑怯な手を!」
カテジナとクロノクルは憤った。
「あれ……相手がたくさんに見える……?」
「たしかに相手の数は多いが……」
「こりゃ重症だわ……下がりなさい、ウッソ!」
しかしV2は酒楽隊の猛攻を予測不明な足取りでかわしていた。
「流石スペシャルな子だわ……」
「なかなかやるわね……」
「作戦第二段!」
酒楽隊のMSは突如コックピットハッチを開放した。
すると水着姿のおねーさん方が現われた。
「奴ら、何のつもりだ!?」
「まずい!ウッソ君は色仕掛けに弱いわ!」
「おのれ!卑怯な手を!」
『うっふぅ~ん、ウッソくぅ~ん』
「なんかムカツクわね……って、ウッソ君!?」
突如、酒楽隊のMSに猛攻をかけるV2。
「僕は酔っ払っているんだ!これは幻覚なんだ!」
「そんな、色仕掛けが効かないなんて……ウボァー!!!!」
ウッソの駆るV2は、幻覚を振り払おうと酒楽隊のMSを徹底的に破壊し尽くした。
酒楽隊は全員ミンチより酷い事になってしまった……
「えーと、しょ、勝者、ザンスカールコーポレーションチーム!」
○ザンスカールコーポレーション
●バー「酒楽」
899 名前:激闘!町内運動会投稿日:2006/04/20(木) 23:22:20 ID:???
「キラにはこの機体に乗っていただきますわ」
「この機体は……!」
クラインカンパニーの社用機、ZGMF-X20A ストライクフリーダム。
誰でも使えるファンネル、スーパードラグーンを装備したフリーダムの上位機種である。
「すごいや!こいつならどこが相手でも問題ないよ」
「わたくしもインフィニットジャスティスで出場いたしますが、乗っているだけですからね?」
「それでは、クラインカンパニーとアドラステアモーターズの対戦です!」
虹ビーム+ドラグーン
ちゅどーん
○クラインカンパニー
●アドラステアモーターズ
「クラインカンパニーと実弾同盟の対戦です!」
虹ビーム+ドラグーン
ちゅどーん
○クラインカンパニー
●実弾同盟
「パプア石油との対戦です!」
虹ビーム+ドラグーン
ちゅどーん
○クラインカンパニー
●パプア石油
「うふふ……あはは……」
「キラ……?」
「ドラグーンを装備したスーパーフリーダムは無敵だ!!」
900 名前:激闘!町内運動会
永遠のエメラルドグリーン投稿日:2006/04/20(木) 23:23:28 ID:???
「それでは、ダイクン社町内支店と
ソロモン幼稚園との対戦です!」
「キサマ如きに、ウチの可愛い園児たちはやらせはせん!ヤらせはせんぞー!!」
『くみちょうせんせいがんばってー』
どて
○ソロモン幼稚園
●ダイクン社町内支店
「ダイクン社町内支店と新聞社記者クラブとの対戦です!」
「ミハル……俺はダイクン社を叩く!徹底的にな!」
ぽき
○新聞社記者クラブ
●ダイクン社町内支店
「海底農園との対戦です!」
「僕だって映像作品の
主人公なんだ!」
ぐしゃ
○海底農園
●ダイクン社町内支店
「ナナイ!この機体ではさっぱり勝てんぞ!」
「会長!なかなか無様です!」
シャアがゾゴジュアッジュで町内の笑いものになっている頃、
次の対戦まで間の開いているガロードはティファに呼び出されて海辺に来ていた。
ネオトピアの美しいエメラルドグリーンの海には多数のイルカの姿があった。
「どうしたんだティファ?試合を観ていようぜ?って……ティファ!?」
突然ティファは服を脱ぎ全裸になった。
「お、おい!こんな所で……!誰かに見られちゃうぜ!」
「お願いがあるの。これから何があっても驚かないで。私を信じて。私は私だから」
そう言うと海に飛び込んでしまった。
「ちょっと待ってくれよ!ティファーっ!」
ガロードに行為の準備もさせずに沖へ泳いでいくティファ。
明らかにガロードを誘ってはいない。
一頭の白いイルカがティファを先導する。
「一体どうしちまったんだ!?」
やがて、沖合の海底から巨大な何かが姿を現した……!
最終更新:2019年02月21日 14:07